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北本市で行われたクラシックカーフェスティバルに国産旧車が続々集結! 初代スズキ・ジムニーが7台も登場!【クラシックカーフェスティバル・スバル/三菱/いすゞ/スズキ編】

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会場の一角を占拠した歴代ジムニーたち。

秋晴れに恵まれた11月14日、埼玉県北本市にある北本総合公園内の野球場で12回目となるクラシックカーフェスティバルが開催された。過去に何度か紹介してきたが、今回は会場に並んでいたスバル、三菱、いすゞ、スズキの各車を紹介しよう。
TEXT&PHOTO◎増田 満(MASUDA Mitsuru)

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スバル360、三菱ジープ、いすゞジェミニ、スズキ・ジムニーと名車たちがズラリ

GoToキャンペーンの見直しが求められている昨今、クルマのミーティングを行うには各種の対策が必要だ。12回目のクラシックカーフェスティバルとなった北本総合公園でのミーティングは、従来「北本きくまつり」というイベントと併催されてきたが、今年は単独での開催になった。

しかも参加車両は埼玉県内在住者に限定され、来場者管理も怠らない徹底ぶり。主催の北本市都市公園指定管理者、協力クラブである日本旧軽車会ともに、万全の体勢で開催にこぎつけた。

今回は会場で見つけたスバル、三菱、いすゞ、スズキの各車にスポットを当ててみたい。

北本総合公園内のヒートベアーズ北本スタジアムが会場。これなら三密にならない。
参加車両の募集などは日本旧軽車会の協力によりスムーズに行われた。

まず紹介したいのは日本にクルマを根付かせた存在ともいえるスバル360だ。1958年の発売から10年以上にわたって庶民のためのマイカーであり続けたスバル360のうち、この日は最終型が3台集まっていた。

1968年式スバル360スーパーデラックス。

1968年式スバル360ヤングS
スバル360は1970年まで生産が続けられたが、1967年にはホンダからパワフルで安価なFF車であるN360が発売され軽自動車首位の座から陥落してしまう。そこでスバル360にもパワフルなヤングSSと外装だけ同じ仕様のヤングSが1968年に追加されている。写真はヤングSでライトカバーやダブルバブル形状のルーフなどスポーティな装いになっていた。

1971年式スバルR-2バン
1969年にスバル360の後継車として発売されたのがスバルR-2。360同様に空冷2気筒2ストロークエンジンを搭載するRRレイアウトだが、ホイールベースが延長されエンジン出力も向上していた。写真は非常に珍しいR-2バンでルーフをエールエンドまで延長したライトバンとして1970年に追加発売された。

1988年式スバル・レックスコンビ・ヴィッキーII
スバルR-2は1972年に後継車のレックスにバトンを渡している。スタイルを全面的に改良したほか、R-2後期に設定された水冷エンジンを採用して近代化を図ったモデルだ。1981年に2代目へ、1986年に3代目へモデルチェンジすると、1992年にはヴィヴィオへと発展している。写真は3代目モデルで商用車設定のコンビだ。

1968年式スバル1000スポーツセダン
スバル360で軽自動車市場を席巻した富士重工業は1966年になると977cc水平対向4気筒エンジンを開発して、初の小型車となるスバル1000を新発売した。エンジンを縦置きするFF車で以降、スバル車には水平対向エンジンが連綿と続いていくことになる。このレイアウトを実現させたことで後継車のレオーネには4WDモデルも登場した。

続いては3台が参加しただけで少し寂しかった三菱車だ。一時期は三菱といえばジープというくらい、1956年から2001年まで作り続けられた名車。写真は1980年に生産されたJ-58で、各種小物で展示方法に工夫が見られた。

1980年式三菱ジープJ-58。

続いては1961年に発売された三菱初の軽自動車である初代ミニカだ。フロントに空冷2気筒2ストロークエンジンを搭載して後輪を駆動するFR方式を採用していた。写真のミニカは新車からの1オーナー車を近年に現オーナーが譲り受けたオリジナルコンディション。

そして最後はアメリカ生産なので本来なら輸入車扱いになるのだが、三菱がダイアモンドスターのモデルとして1989年に発売したエクリプスだ。2リッターのNAとターボエンジンが設定されFFか4WDが選択可能だったスポーツクーペで、1994年に2代目へモデルチェンジしている。写真のクルマは現オーナーが20年前に購入して以来、維持し続けているという。

1969年式三菱ミニカ
1990年式ダイアモンドスター・エクリプス。

三菱よりさらに少ない2台の参加にとどまったいすゞ車なので、2台ともに紹介しよう。古い順にまずは1963年に発売されたベレットから。ベレットは1.5リッターエンジンを搭載する4ドアファミリーセダン。1.8リッターディーセルや1.3リッターエンジンもラインアップされたが、スポーティな操縦性から1964年に国産車初のGTを追加。1969年にはDOHCエンジンを搭載する写真のGTRを追加した。

もう1台は1974年にベレットの後継車として発売されたジェミニ。当初はベレット・ジェミニと呼称していたが、1975年からは単にジェミニとなり1985年に2代目へ切り替わる。写真は現オーナーの好みでエアロパーツを装着したZZ/Tだ。

1970年式いすゞ・ベレット1600GTR
1984年式いすゞ・ジェミニZZ/T。

最後はジムニーだけで7台が参加していたスズキ車だ。そのジムニーは全車が初代のLJ10やSJ10で、バンが1台もいないという統一ぶり。初代から2代目のSJ30までは2ストロークエンジンが採用されていた。写真は初代の初期モデルLJ10で、フロントウインドウを折り畳みホロすら装着しない姿が印象的だった。

1971年式スズキ・ジムニー

続いてはスズキ初の4輪車となったスズライトの後継車で、1967年にパワフルな3気筒エンジンを搭載するRR車として発売されたフロンテだ。コークボルトラインと呼ばれる愛嬌あるスタイルながら、3気筒エンジンのパワフルな走りでホンダN360と人気を競ったモデル。

最後は協力クラブ「日本旧軽車会」会長の吉崎勝さんが所有しているエブリイを紹介しよう。写真の2代目は1985年から1991年までの6年間生産され、1990年には軽自動車規格変更により排気量が550ccから660ccへと変更されたモデル。現存しているのは非常に少数だろう。

1969年式スズキ・フロンテ360DX
1990年式スズキ・エブリイ

クラシックカーフェスティバル

・開催日:2020年11月14日
・開催場所:埼玉県・北本総合公園内野球場ヒートベアーズ北本スタジアム
・主催:北本市都市公園指定管理者/協力:日本旧軽車会

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