Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • モーターファンテック
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. ニュース・トピック
  3. ニュース

モーターファン・イラストレーテッド(MFi)173号はCVTの新たな可能性を分析/解説

  • 2021/02/12
  • Motor Fan illustrated編集部
このエントリーをはてなブックマークに追加
発進用ギヤを組み合わせたトヨタのDirect-Shift CVT。ヤリスなどに搭載されている。

国内市場ではトランスミッションNo.1のポジション、なのに海外では少数派に留まっているのがCVTだ。なぜこのような状況となっているのか、無段変速はどのようなメカニズムで作動するのか、そしてモーターと組み合わせたことで生まれるCVTの新たな可能性をMFi次号で探った。

 日本で販売されている乗用車は、軽自動車を筆頭にコンパクトカー、ミニバンまでCVTが圧倒的に主流を占めている。マニュアルトランスミッションはごくわずか、ステップATも中型から大型車がメインであり、トランスミッションの日本での主役の座はCVTで間違いない。

2019年における各地域の生産台数のトランスミッション内訳。日本のCVT比率が圧倒的なことがわかる。

 1987年にスバル・ジャスティが初めて量産車としてCVTを実用化して以来、国産メーカーはこのCVTの技術を磨き続けてきた。当初は「ラバーバンドフィール」という言葉で示されるエンジン回転数と速度変化がズレる特性が指摘されたが、急加速時にはステップAT的な段付き変速をあえて取り入れたり、プーリーを押さえつける油圧のきめ細かい制御で伝達効率ロスを減らしたりと、着実に進化を続けている。

CVT世界シェアトップを誇るジヤトコ。写真は同社の副変速機構を備えたCVT-7ユニット。
縦置きCVT「リニアトロニック」を自社開発/生産するスバル。レシカバを各世代で拡大してきた。

 そして、CVTにはほとんど興味を示していないと我々が思っていた欧州メーカー/サプライヤーも近年、CVTに注目しているという情報が伝わってきた。将来のBEVは電気モーターと変速機を組み合わせる可能性が示唆されているが、そのトランスミッションとして歯車を用いるのではなく、CVTを使おうというのだ。回転してすぐに大トルクを発生する電気モーターであれば、CVTのレシオカバレッジは内燃エンジン用よりもずっと少ないもの、せいぜい3.0くらいで充分。このレシカバなら圧倒的に小さくでき伝達ロスもごく小さな範囲で使えるというのだ。しかも無段変速であればモーターとのシームレスな制御も可能となる。

日産が発表しているエンジン/モーター/CVTの新たな組み合わせによる効率向上を説明したグラフ。

 さらにエンジンとモーターを組み合わせるハイブリッドも、従来とはまったく新しい構造を用いてCVTを活用するアイデアも出てきた。ほぼ定点で動かすことで熱効率を飛躍的に向上させた新型エンジンとモーター、CVTを組み合わせることで、エンジン負荷と車速をより効率的にコントロールできる研究を日産は発表している。

状況に応じてベルト伝達とベルト+歯車伝達というふたつのモードを備える革新的ユニット、ダイハツD-CVT。

 2月15日発売のモーターファン・イラストレーテッドvol.173は「CVTの逆襲」のタイトルのもと、その基本メカニズム、各社のユニット紹介、最新CVT開発のポイント、BEVとの組み合わせで生まれる可能性など、無段変速機のポテンシャルを多角的に分析した。CVTはまだまだ進化し続けることを知っていただければ幸いだ。

モーターファン・イラストレーテッドvol.173

巻頭特集:CVTの逆襲

Introduction:「CVTプラス電気モーター」は「あり」か?

現状分析:CVTはガラパゴスなのか?

BASIC:よくわかるCVT 構造と各部の役割

APPLICATION:最新CVT詳細 注目のユニットを変速機のエキスパートが試乗、分析

FUTURE TECH:伝導技術との組み合わせがもたらす新たな可能性

おすすめのバックナンバー

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ