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日産ノート | カッコイイだけじゃない! 燃費も走りも格段に洗練された。それを支える技術を噛みしめながらドライブしてみた。

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WLTCモード燃費:28.4km/ℓ  市街地モード28.0km/ℓ  郊外モード30.7km/ℓ  高速道路モード27.2km/ℓ

エンジンは静かになり、冷間始動時を除いて日常のほとんどのシーンでその存在を意識することはない。新型ノートでは、ABSなどで利用する車輪速センサーが計測する回転角速度の情報から、路面の荒れ具合を検知。「荒れている=ロードノイズが大きい」と判定した状況で積極的にエンジンを始動して充電し、「なめらかな路面=静か」な状況ではエンジン始動による発電を極力避ける制御を取り入れた。

この新しい制御も効いているのだろうが、エンジン音の車室内への侵入を抑える対策が徹底していることもあり、先代では耳障りだったエンジン音は、新型ではほとんど気にならなくなった。メーターに表示されるグラフィックの変化で、「いまエンジンかかっているんだ」と気づくほどだ。

音・振動対策は念入りに行なっている。
このスポンジもエンジンルームから車室内への、音の侵入を防ぐためだと思われる。

先代ノートe-POWERはもともとガソリンエンジン車を前提に設計されていたシャシーにモーターを載せた格好だった。リーフと同じモーターを使ったが、大きな駆動反力をシャシーが充分に受け止められないこともあり、出力/トルクを抑えていた。新型ノートのシャシーはe-POWERの搭載を前提に設計されている(アライアンスのルノー・ルーテシアなどと共用するCMF-Bプラットフォーム)。シャシーもサスペンションも、大きな駆動反力をしっかり受け止められることから、最高出力を6%向上(109ps→116ps)、最大トルクは10%向上させた(254Nm→280Nm)。

エンジン形式:直列3気筒DOHC+e-POWER エンジン型式:HR12DE 排気量:1198cc ボア×ストローク:78.0mm×83.6mm 圧縮比:12.0 最高出力:82ps(60kW)/6000rpm 最大トルク:103Nm/4800rpm 過給機:× 燃料供給:PFI 使用燃料:レギュラー
モーター:EM47型交流同期モーター 最高出力:116ps(85kW)/2900-10341rpm 最大トルク:280Nm/0-2900rpm(写真はモーターではなくパワーコントロールユニット)。ちなみに前型のモータースペックはモーター:EM57型交流同期モーター 最高出力:109ps(80kW)/3008-10000rpm 最大トルク:254Nm/0-3008rpm 

段違いの速さというわけではないが、停止状態あるいは低車速からフル加速するシーンでは、レスポンス良く、なかなか鋭いダッシュを披露する。一般道や高速道路での追い越しも楽々とこなす実力の持ち主だ。燃費もいい。HR12DE(1.2ℓ直3自然吸気)のエンジン形式に変わりはないが、シリンダーヘッドの冷却構造を1段から2段に変更して冷却性能を高め、ノッキング限界を高めることで最適な進角で点火できる領域を広げている。燃費を向上させるためだ。リヤのハブベアリングをフリクション低減効果の高い最新世代に変更したことなども含め、クルマ全体で燃費向上を図っている。

リヤブレーキは、ドラム式。
ブリヂストンのECOPIAを装着。 サイズは、前後とも185/60R16
ルノー・日産・三菱アライアンスで使うBセグ用モジュラープラットフォームCMF-BのリヤサスはTBA。
フロントはストラット式サスペンションを使う。

いつものように小田原厚木道路を小田原西ICから厚木料金所まで32km、左側車線を基本に走った際の燃費は33.7km/ℓだった(計測開始時のバッテリーは満充電、厚木料金所での残量は4分の3)。ほぼ同条件で計測したキックスは24.5km/ℓ、セレナe-POWERは21.6km/ℓだった。走り方にもよるが、(控え目にいって)20km/ℓ
は軽い、という印象だ。

LEDヘッドライトシステムはメーカーオプション。標準はハロゲン。
フロア手前側の最大幅は約1260mmと広い荷室を確保している。後席を倒せば最大1480mmの奥行きになる。

新型ノートは、「まぁ、いいんだけど、ここはこうだったらもっといいのに」という先代ノートe-POWERの改良ポイントを、メカニズムだけでなくエクステリア、インテリアも含め全方位で解消に努めた。そのうえで、徹底的に磨き込んだ格好だ。結果、格段に洗練されたクルマになっている。

日産ノート X 2WD

全長×全幅×全高:4045mm×1695mm×1505mm
ホイールベース:2580mm
車重:1220kg
サスペンション:Fストラット式 Rトーションビーム式
駆動方式:FF
エンジン形式:直列3気筒DOHC+e-POWER
エンジン型式:HR12DE
排気量:1198cc
ボア×ストローク:78.0mm×83.6mm
圧縮比:12.0
最高出力:82ps(60kW)/6000rpm
最大トルク:103Nm/4800rpm
過給機:×
燃料供給:PFI
使用燃料:レギュラー
モーター:EM47型交流同期モーター
最高出力:116ps(85kW)/2900-10341rpm
最大トルク:280Nm/0-2900rpm

バッテリー:リチウムイオン電池
燃料タンク容量:36ℓ

WLTCモード燃費:28.4km/ℓ
 市街地モード28.0km/ℓ
 郊外モード30.7km/ℓ
 高速道路モード27.2km/ℓ
車両価格○218万6800円

メーカーオプション:85万1400円
44万2200円(インテリジェントアラウンドビューモニター+インテリジェントルームミラー+USB電源ソケット+ワイヤレス充電機+NISSAN CONNECTナビゲーションシステム地デジ内蔵+NISSAN CONNECT専用車載ユニット+プロパイロット+SOSコール+インテリジェントBSI後側方衝突防止支援システム+BSW+RCTA後退時車両検知警報+ETC2.0ユニット)

7万3700円(ホットプラスパッケージ+クリアビューパッケージ+高濃度不凍液+PTC素子ヒーター)

33万5500円(185/60R16タイヤ+アルミホイール+LEDヘッドライト+アダプティブLEDヘッドライトシステム+LEDフォグランプ+本革巻ステアリング+ピアノブラック調+リヤセンターアームレスト
ディーラーOP:17万3056円

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