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“ヨンク+ライト”スタイルが再び定番化!? 気になる保安基準もおさらい【スズキ・ジムニー偏愛連載・第15回】

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かつて定番だったのが「ランプ」カスタムが、四駆の世界で今再び盛り上がりつつある。タフなルックスに仕上がるだけでなく、実用性向上にも効くという一石二鳥なカスタムである。そのトレンドに迫ってみよう。

TEXT&PHOTO●山崎友貴(YAMAZAKI Tomotaka) PHOTO●IPF

一度は廃れたランプカスタムが再びブームに!

中高年ユーザーには、まだ80年代の四駆ブームの記憶が残っていると思うが、当時のカスタム三種の神器と言えば『グリルガード』『ルーフラック』、そして『ランプ』だった。特にグリルガード+フォグランプは、四駆にとっては超定番アイテムであり、メーカーも純正オプションとして販売していたくらいである。

しかしその後、法改正が行われ、ヘッドライトよりも中側にフォグランプを装着してはいけないということになってしまったのである。クルマへの標準装着化や四駆ブームの終焉が相まって、フォグランプは徐々にフェイドアウトしてしまったのである。

時代は流れ、補助ランプもバルブではなくLEDが主流となると、新たなカスタムスタイルが登場した。中でもLEDランプバーはオフロード4WD業界でヒット商品となり、さらにはジムニーの復権によって懐かしの丸形ランプも再ブームになりつつあるのである。

やはり四駆にはライトカスタムが似合う。

保安基準をチェックして正しく装着しよう

ここで鋭い読者であれば、「それってコンプライアンスに引っかかるのでは?」と思うかもしれない。プロショップのエキスパートでさえも、装着はNGと案内しているケースがあると聞く。たしかに、80年代のような装着方法ではNGだ。しかし、法に則った装着方法や使用方法であれば、愛車に装着してもまったく問題ないのである。

では、さっそく各保安基準について説明していこう。

【1】フォグランプ
・偶数個での装着が可能だが、1回の点灯は2個までなので切り替えが必要。
・左右対称に、かつヘッドライトより下に取り付ける。
・地上から250㎜以上、最上部800㎜以下の場所に取り付ける。
・車幅の最外側からフォグランプ外側の縁が、400㎜以内になるよう取り付ける。

【2】ハイビーム(補助灯)
・淡黄色光は取り付け不可
・最大4個まで取り付け可能だが、純正ヘッドライトにハイビームが含まれるため、2個まで追加装着可能(奇数装着は不可)
・ヘッドライトハイビームと連動するように配線する。
・最高光度の合計が430,000cdを越えないこと。

【3】ワークランプ(作業灯)
・運転席で点灯操作ができないことが要件であり、点灯スイッチを明らかに操作できない位置に取り付ける。この場合でも、走行中の点灯は禁止。
・取り付け位置に要件はない。

とりあえず、ランプの保安基準の要件を挙げてみたが、かみ砕いてお話したい。

まずフォグランプだが、メーカーが付けた純正品の位置は、基本的には変えない方がいいということになる。ただ、色味や明るさに要件はないので、バルブを変えるというカスタムが現実的になるだろう。

フォグランプはバルブを交換するカスタムが現実的だ。

ちなみに、これまでは中央に付ける丸形のランプは、フォグランプやドライビングランプだったわけだが、これは保安基準でNGになるため、代わりに【2】のハイビーム補助灯として装着することになる。要件は書いた通りで、ヘッドライトのハイビームと連動させれば、法的には装着OKなのだ。

ただ、これはあくまでもハイビームなので、明るい街中や対向車がいるようなケースでは、当然マナーが必要になってくる。

中央の丸型ランプはハイビーム補助灯という位置付けだ。

ワークランプについては、これまで通り、運転席から点灯できない位置にスイッチを付けなければならない。つまり、走行中は点灯してはいけないということだ。大抵の場合は、ボンネットを開けたエンジンルーム内に取り付けることが多い。ルーフ上のランプなどは、ラゲッジルームやルーフ上のベースキャリアなどに取り付けているケースもある。

ちなみに、ルーフ上のワークランプはキャンプサイトなどで活躍する。角度が変えられるモノであれば、下向きに付けてテーブルやテント周りなどを照らすことによって、夜の野営が快適になる。夜間の撤収などでは、忘れ物を大幅に減らすことができるはずだ。

ワークランプは、運転席から点灯できない位置にスイッチを設ける必要がある。

昨今、ジムニーではグリルガードが再ブームになっているので、これと合わせると間違いなくクールなスタイルになるはず。ヘビーデューティなライトカタスタムについては、アメリカやオーストラリアの四駆ユーザーがアップしている動画などを参考にするといいかもしれない。

豊富なラインナップを誇るIPF。ジムニー向けオススメ商品を紹介

ちなみに、現在このカテゴリーで脚光を浴びているブランドが「IPF」だ。かつても、IPFのランプと言えば四駆のマストアイテムだった。IPFの商品は日本の保安基準に則って造られており、スイッチ類やハーネスも使いやすいように考慮されている。

一番人気はライトバーだが、ハイビーム補助灯や小型のワークランプも人気が急上昇しているという。IPFではキャンプユーザー向けの商品もいろいろとリリースしており、近日中にはポータブル電源でワークランプを点灯できるシステムも発売する予定だという。ジムニーユーザーにはキャンプ派も多いので、要チェックな商品ではないだろうか。

以下からオススメ商品を紹介していくいので、ぜひ参考にしていただきたい。

ジムニー・ジムニーシエラ ライトバーブラケットセット2

フロントウインドウ上部にライトバーを装着。ボルトオンで取り付けできるのがうれしいところ。

ジムニー(JB64)ジムニーシエラ(JB74)ライトバーブラケットセット:10万7800円

ジムニー/ジムニーシエラランプステーと950 スーパーラリーLED 競技専用のセット

丸型のランプをヘッドライトの中側に装着。950 スーパーラリーLEDはコンパクトながら、ハイパワーLEDを3個搭載し、最高光度は11万カンデラを誇る。

ジムニー/ジムニーシエラランプステー:1万5180円
950 スーパーラリーLED 競技専用:6万5780円

600シリーズ CUBE ワーキングランプ

小型なので、さまざまな場所に取り付けが可能な作業灯。

600 シリーズ 2インチ ワーキングランプ(12v):1万7600円

LEDデュアルカラーフォグランプバルブ Fシリーズ

発光色を変更できるフォグランプ。スイッチ操作で、青白い光(6500K)と黄色い光(2400K)に変更可能だ。

F50DFLB(バルブタイプ:H8/11/16):2万7280円

600シリーズ CUBE ドライビングランプ

シリコン製ガードで光をコントロール。小型ながら、最高光度1万3700カンデラ(ガード有り時)の性能を持つ。

600 シリーズ 2インチ ドライビングランプ:2万9700円

LED バックランプバルブ 800lm 6500K

バックランプを明るいLEDにすることで後退時の見やすさがアップ。白熱球より消費電力が少ないのもメリットだ。

501BL(バルブタイプ:T20):7150円

ウィンカーポジションキット XW-04

ウインカーをポジションランプとして点灯させることで、ワイドボディに見せる効果がある。

XW-04 12v プラスコントロール車専用:オープン価格

LED 550lm ウィンカーバルブ

ウインカーボジションキット XW-04に対応したウインカーバルブ。

501WB(バルブタイプ:T20(シングル)):1万2650円(2個入り)

IPF https://www.ipf.co.jp/

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