Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • モーターファンテック
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. ニューモデル速報
  3. 新車情報

トヨタ新型GR 86/スバル新型BRZ ついに登場! どこがどう新しくなったのか? エンジン/ボディ/サスペンション/新旧比較/ライバル比較まで

このエントリーをはてなブックマークに追加
左が新型GR 86、右がSUBARU BRZ。2012年のデビューから9年ぶりの待望のモデルチェンジになる。

トヨタGAZOO Racingとスバルは、オンライン合同イベントで新型GR 86とSUBARU新型BRZをワールドプレミアした。発売は、BRZが今夏、GR 86は今秋を予定している。
(新型GR86/BRZの写真/スペックはプロトタイプのもの)
PHOTO◎山上博也(YAMAGAMI Hiroya)/TGR/SUBARU/Motor-Fan

初代モデルに当たるトヨタ86とスバルBRZは、トヨタとスバルが共同開発したスポーツカーとして2012年に誕生した。企画とデザインを、スバルが開発設計と評価を担当した初代86/BRZは、2.0ℓ水平対向4気筒DOHC自然吸気エンジンをフロントに搭載し、後輪を駆動するFRスポーツだった。生産はスバルが担当した。

初代モデルは、86がグローバルで20万台を超える販売台数を記録するなど、ヒットモデルとなった。

GR 86。トヨタとスバルの共同開発で、トヨタは企画・デザインを担当した。
BRZ。スバルの担当は開発設計と評価。共同開発は2代目モデルでよりスムーズになったという。
新型では乗員を5mm低く、5mmセンター寄りに座らせるパッケージングになった。
そのおかげで、ルーフ高は下がり、リヤのトレッドは10mm(片側5mm)広がった。

新型トヨタGR 86 vs スバルBRZ どこが同じでどこが違う? 写真で比較してみる

いうまでもなく、GR 86とBRZは兄弟車だ。脚周りのセッティングやパワートレーンの制御などでそれぞれの味わいは調律されるわ...

あわせて読みたい

今回発表されたGT 86(新型の正式名称は「GR 86」となる)とBRZは、初代と同じ枠組みで開発された。つまり、企画・デザインがトヨタ、開発設計と評価がスバルということである。

新型は、クルマとしての基本性能を大きく上げた上で、GR86とBRZ、それぞれの個性をより際立たせたという。GR 86は、「スポーツ性能に特化した、さらなる高い次元でのダイレクトで気持ちのいい走り」をBRZは「誰もが愉しめる究極のFRピュアスポーツカー」をコンセプトにして開発された。

ナンバープレートの位置がトランクリッド側からバンパーへ移動した。そのため、ナンバープレートライトなどを付ける関係もあって、リヤのオーバーハングは少し長くなった。
テールの処理も、いわゆる「ダックテール」状になった。この処理で、初代モデルのリヤスポイラー付と同等の空力的効果があるという。

ベースとなったプラットフォームは、初代から継承しているが、スバルグローバルプラットフォーム(SGP)の開発から得たノウハウを投入し、さらにインナーフレーム構造や構造接着剤の採用でボディを再構築することで、大幅な性能アップを実現している。
また、開発陣は、「現行型のプラットフォームをベースに開発しているが、全面的にアップデートしており、別物ともってもらっていい。新型レヴォーグのフルインナーフレームの知見と考え方を取り入れたインナーフレーム構造でボディの剛性を大幅に向上させている」と語る。

性能アップと引き換えに増加してしまうことの多い車重もボディパネルの一部をアルミ合金化するなどして、徹底した軽量化を行ない、初代とほぼ同等の車重を実現している。

GR 86のインテリア。質感は格段に上がっている。
BRZのインテリア。パーキングブレーキは初代同様、レバー式(機械式)だ。

新型トヨタGR 86/スバルBRZのボディ&サスペンションの秘密 インナーフレーム構造採用でどう進化したか?

新型GR 86/BRZのベースのプラットフォームは初代から継承しているが、ここにさまざまな新技術が投入されている。新型レヴォ...

あわせて読みたい

新型GR 86

ボディサイズは 新型GR 86/SUBARU BRZ(同サイズ)全長×全幅×全高:4265mm×1775mm×1310mm ホイールベース:2575mm

新型SUBARU BRZ

全長×全幅×全高:4265mm×1775mm×1310mm ホイールベース:2575mm

ボディサイズは
新型GR 86/SUBARU BRZ(同サイズ)
全長×全幅×全高:4265mm×1775mm×1310mm
ホイールベース:2575mm

初代86/SUBARU BRZ
全長×全幅×全高:4240mm×1775mm×1320mm
ホイールベース:2570mm
で、ほぼ同じ。パッケージングを改善したことで、全高が10mm低くなり、リヤの形状変更などで25mm全長が長くなった。

新型スバルBRZ vs 初代BRZ 新旧比較 どこがどう違うのか? 写真で比べてみる

BRZのモデル名は、”Boxer engine""Rear wheel drive”"Zenith"の頭文字に由来している。水平対向エンジンの特徴である低重心を...

あわせて読みたい
エンジンは新開発2.4ℓ水平対向4気筒DOHC自然吸気エンジン。
FA24型を搭載する。燃料供給はDI+PFIのD-4Sを採用する。

新型のハイライトのひとつは、新開発の2.4ℓ水平対向4気筒DOHC自然吸気エンジンの採用だ。FA24型という型式そのものは、北米でSUVのアセントなどが搭載するものと同じだが、これまでのFA24はツインスクロールターボで過給するターボエンジンだったが、GR 86/BRZに搭載するにあたって、筒内燃料直接噴射+ポート噴射というトヨタのD-4Sを搭載し、圧縮比も12.5まで上げている。
パワースペックは
最高出力:235ps/7000rpm
最大トルク:250Nm/3700rpm
で初代の
最高出力:207ps/6400-6800rpm
最大トルク:212Nm/6400-6800rpm
から28ps/38Nmの出力アップを果たしている。

6MTも引き続き設定する。
ATも引き続き6速ATを使う。

組み合わせるトランスミッションは、従来通り6速MTと6速ATを用意する。6速ATは、SPORTモードの制御が進化。クルマのスポーツ走行中と判断した場合、ドライバーの意思や操作に応じて最適なシフト操作を自動的に行ない、よりダイレクト感のあるコーナリングを可能にした。

ATモデルにスバルの運転支援システム「アイサイト」が標準搭載されるのもニュースだ。プリクラッシュセーフティや全車速追従機能付きクルーズコントロールがGR 86/BRZともに装備される。アイサイトはGR 86のAT車にも標準装備されるが、「アイサイト」の名称をそのまま使うかどうかは未定だという。

期待の新スポーツカー、GR 86の発売予定は今秋頃、SUBARU BRZは今夏の発売を予定している。

ATモデルには、ステレオカメラを使う「アイサイト」が標準装備される。

新型トヨタGR 86 vs スバルBRZ どこが同じでどこが違う? 写真で比較してみる

いうまでもなく、GR 86とBRZは兄弟車だ。脚周りのセッティングやパワートレーンの制御などでそれぞれの味わいは調律されるわ...

あわせて読みたい

GR 86とBRZがモデルチェンジを受け、そう遠くない将来に日産のフェアレディZも次期型へ移行する。トヨタ・スープラも登場して2年ほどしか経っていない。つまりニッポンのスポーツカーの主役たちが相次いでフレッシュになったわけだ。ニッポンのスポーツカーが世界でどう受け止められるかにも注目したい。

新型トヨタGR 86&スバルBRZ/次期日産フェアレディZ/トヨタ・スープラのニッポンのスポーツカーを並べて比較してみる

いよいよGR 86とBRZがモデルチェンジを受けた。ニッポンが誇るスポーツカー、日産フェアレディZも次期型のコンセプトが公開さ...

あわせて読みたい

新型トヨタGR 86 vs 初代86 どこが同じでどこが違う? 写真で比較してみる

2012年にデビューした初代86。ベースとなるプラットフォームは新型も継承しているが、並べてみると、思いのほか違うことがわ...

あわせて読みたい

新型スバルBRZ vs 初代BRZ 新旧比較 どこがどう違うのか? 写真で比べてみる

BRZのモデル名は、”Boxer engine""Rear wheel drive”"Zenith"の頭文字に由来している。水平対向エンジンの特徴である低重心を...

あわせて読みたい

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ