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ドライブトレイン P0〜P4ハイブリッドシステム P0 - P4 hybrid system

  • 2019/12/26
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欧州のエンジニアリング会社やボッシュ、コンチネンタルなど大手(メガ)サプライヤー、あるいは変速機メーカーであるボルグワーナーなどが提案する比較的簡素な混合動力(ハイブリッド)システム。その呼称は「P0」「P1」「P2」「P3」「P4」と、「P」と数字の組み合わせである。P0はパワートレーン(エンジンと変速機)の外側にISG(発進モーター兼発電機)を置く方式。もっとも簡素で燃費効果は3%程度のマイクロハイブリッドシステムであり、スズキのエネチャージのように低コストが特徴。P1およびP2はエンジンの出力(クランクシャフト)軸上にISGを配置しクラッチによってその機能を断続する方式。いわゆるマイルドハイブリッドである。P3は変速機内または変速機よりも下流に電動モーターを配置する方式。ボルグワーナーではPSという呼称を使う。これもマイルドハイブリッドの一種である。P4はエンジン系とは独立した駆動モーター(FF車の場合は後輪独立駆動)またはインホイールモーターを指す。コンチネンタルではエンジンからの駆動力を受け取るアクスル内に駆動モーターを置く場合もP4呼称を使う。また、ハブベアリング世界最大手である日本のNTNは、インホイールモーターとともにハブに小型アシストモーターを内蔵するe-HUBを開発しており、これを独自にP5と呼んでいる。P0〜P4が示す内容はいまのところ各社各様であり明確な定義はない。


→マイクロハイブリッド
→マイルドハイブリッド

-大車林
ボルグワーナー社の場合
マグナ社の場合
NTN社の場合

→48V電源

→ISG

→48V電源