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V型6気筒 2.9〜3.0ℓ(アウディ RS4、A7、A8、フォルクスワーゲン トゥアレグ etc.)BMEP:21.0bar Audi A8 ホットインサイドでコンパクト化するV6ターボ[EA839:2.9/3.0TFSI]

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2.9 TFSI

■2.9 TFSI
気筒配列:V型6気筒
排気量:2894cc
内径×行程:82.5mm×82.8mm
圧縮比:10.0
最高出力:331kW/5700-6700rpm
最大トルク:600Nm/1900-5000rpm
給気方式:ターボチャージャー
カム配置:DOHC
吸気弁/排気弁数:2/2
バルブ駆動方式:ロッカーアーム
燃料噴射方式:DI
VVT/VVL:In/○
(Audi RS4)

かつてFWDのV6エンジンを仕立てるにあたり、横置きのVWは狭角のVR6を、アウディは全高を低くするために90度バンクのV6を開発した。V6において常道とされる60度バンクに対してピンオフセットが小さく、クランク剛性が高く取れるのも美点である。バンク角内の大きなスペースを生かし「ホットインサイド」のバンク内排気構造としているのが本シリーズの特徴。ちなみに先代のEA837型はバンク内にスーパーチャージャーを収めていた。ハイパフォーマンス版の2.9 TFSIはターボをふたつ装着、クランクベアリングを3.0ℓ仕様に対して2mm拡幅し、高出力に対応している。アウディ独自のVVT&L・AVSによってバルブリフトは2段階に設定され、低負荷時は吸気バルブ早閉じのミラーサイクルを実施。負荷が高くなるとリフトは6mmから10mmへ、開弁時間もクランク角130度から200度に増やしてオーバーラップによる掃気を促進する。ブロックとヘッドの冷却経路は独立しており、早期暖機と大出力発揮時の冷却を両立させている。