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直列4/6気筒 2.0〜3.0ℓ(All Jaguar cars/L-Rover Diffender、R-Rover Sport MHEV、R-Rover MHEV, etc.) BMEP:28.3bar Discovery 多気筒版は時流に乗った直列6気筒に[AJ200/300 : Ingenium Petrol]

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2008年にフォードから分離したジャガー&ランドローバーは、その後もフォード製のエンジンを使い続けていたが、新たな車種展開と強化されるエミッションに対応すべく開発されたのが、Ingeniumと名づけられたモジュラーエンジンだ。83.0mm×92.3mmの単室シリンダーをベースに3気筒から6気筒、ガソリンとディーゼル、縦置きと横置きといったバリエーションが可能になっており、最初の直4ガソリン版が15年に登場。フィアットが開発し、現在ではシェフラーが製造・供給する油圧式の連続可変バルブリフトシステム(CCVL)を装備したツインスクロールターボエンジンである。まもなく直4ディーゼルも投入され、19年には直6ガソリン版がお目見えした。BSGを備えた48Vマイルドハイブリッドとヴァレオ製電動コンプレッサーという、メルセデス・ベンツのM256直6に酷似した技術要素を持つ。重畳化した各種デバイスを備えるにもかかわらず、エンジン重量は従来のV6に比べ12kg軽量化されているという。21年にはディーゼル版が投入されると予想されている。