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  • 2017/05/06
  • Motor Fan illustrated編集部

ウィーンモーターシンポジウムで発表されたフォルクスワーゲンの戦略

VWは、電動化、コースティング2.0、天然ガス推進を大きく前進させると発表した。

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2017年の上海モーターショーで発表されたI.D. CROZZ。VWは、パワートレインの主力を電動パワートレーンにしていく方針だ。
第38回ウィーン・モーターシンポジウムで、フォルクワーゲンは未来のCO2ニュートラルで持続可能なモビリティのためのソリューションを提示した。注目は、「コースト・エンジン・オフ(Coasting-Engine Off」機能を備えたエンジンのコースティング機能とCNG関連技術だ。

2020年登場予定のBUDD-e。もちろんEVだ。

フォルクワーゲンは第38回ウィーンモーターシンポジウム(Vienna
Motor Symposium)において、電動化、コースティング2.0、天然ガス推進を大きく前進させると発表した。
ウィーン・モーター・シンポジウムで講演したフォルクスワーゲン・パワートレイン・ディベロップメントの責任者、フリードリッヒ・アイヒラー(Friedrich Eichler)は、「部分的、あるいは完全な電気駆動システムが、当社の駆動システム戦略の重要な柱だ」と説明した。「新しいコースト・エンジン・オフ・マイクロハイブリッド・システムは、12ボルト・ベースで低コストの電気駆動モーター・レベルを表しています」

この夏にドイツで発売される新しいゴルフTSI BlueMotionでは、コースティング2.0はDQ200 DSGトランスミッションと組み合わされる。ゴルフTSI BlueMotionは、最高130 km / hまでの速度範囲では、アクセルペダルを離せば、エンジンを完全に停止して惰走する。このシステムは、実際の燃料消費量を0.4ℓ/ 100kmまで削減し、現在のコースティング機能(エンジンは停止せず、アイドリングで回っている)と比較して、0.2ℓ/ 100km燃費が向上する。

新しいVWのマイクロ・バイブリッド・システムは、従来の12ボルトシステムにコンパクトなリチウムイオン・バッテリーを追加する。惰行時にはこのリチウムイオン・バッテリーから電力を供給する。いわゆるQダイオードは、リチウムイオン・バッテリーと鉛バッテリーとの間の電流の流れを調整する。惰性走行の終了時に、ゴルフTSI BlueMotionの1.5ℓTSI Evo1は、走行スピードと状況に応じていくつかの方法のいずれかで始動する。スターターを使用する、DSGギヤボックスのクラッチを使用する、スターターとクラッチを組み合わせて再始動することもできる。

VWの電動パワートレーンの中心は、ゴルフGTEのプラグインハイブリッド(PHEV)がある。その上には、ピュアEVである100%バッテリー駆動の新しいeゴルフが存在する。最新のアップグレードで、eゴルフは、15kW/20Nmパワーアップして、最高出力100kW、最大トルク290Nmとなった。リチウムイオン・バッテリーの容量も24.2kWhから35.8kWhへと増加し、その結果NEDCサイクルで最大後続距離が190kmから300kmまで大幅に伸びた。

VWは、オール電化アーキテクチャを使用して電力への切り替えの次の大きなステップを踏み出している。この新しいドライブシステムと接続アーキテクチャを使用した最初のモデルは、2020年に発売予定のBUDD-e、I.D.、およびI.D.ブランドがすでに発表したBUZZコンセプトカーだ。

もうひとつの柱はCNG

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