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外装から内装まで、クルマの 大部分を網羅する新素材群 【人とくるまのテクノロジー展 2017横浜】帝人

  • 2017/06/22
  • Motor Fan illustrated編集部
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[着せ替えコンセプトカー DAKE JA NAI]ダイハツ・コペンの“着せ替え”機能を発展させたもの。ハッチバックスタイルの提案に加え、シート表皮の一部やドアトリムにも交換可能な部分を設けて、ウォッシャブル素材を配することでカーシェアリングのような用途でも清潔感を維持しやすくなっている。

[“DAKE JA NAI”ハッチバックドア]CFRPを構造材にPET素材のアウターパネルを組み合わせ、広大な開口部をカバーする大きさを超軽量に仕上げる。バックウインドウおよびクォーターウインドウはポリカーボネート製で、クォーター部には長寿命化を実現するプラズマCVDハードコートが施されている。
ダイハツ・コペンをベースとしたコンセプトカーが注目を集めていた帝人。

この車両、日本における化学繊維の草分け的存在であり、自動車に不可欠な繊維や樹脂素材を数多く扱う同社らしく、ハッチバッククーペ化された外装だけでなく、シート表皮やドアトリムなど、内装のほぼすべてが最新の高機能素材で覆われている。

同社では数年前にも、熱可塑性樹脂を用いるCFRP素材で車体構造を仕立てたEVコンセプトカーを発表しているが、実験的でコンセプト然としていたこの時の車両とはうってかわり、今回展示されていた車両はコペンの“着せ替え”機能を発展させるというカスタムカー的な構成で、より身近に感じられるものとなっている。

象徴的なリヤハッチは同社の得意とするCFRPによる構造体にPET系素材のスキンを組み合わせるというもの。ハッチバック化によって精悍さが増した外観ながら、その主たる狙いは軽量化による開閉操作のしやすさであり、内装においてもシートやトリムなどに洗濯可能な素材を用いることでカーシェアリング用途も意識するなど、走行性能というよりは利便性と快適性に重点をおいた造りとなっている。

内装については前述の通りその大部分が新素材に置き換えられており、自動車用途の素材における同社の守備範囲の広さが窺えるという意味でも興味深いものがあった。自動車において厳しい軽量化目標が掲げられ、金属からの樹脂系材料への置換が進むなか、同社はその本命とされるCFRPの研究開発に製法と材料の両面から取り組むことはもちろん、そのいっぽうでGFRPなどの既存技術のブラッシュアップも精力的に進めている。

今回の展示では、量産車用途としてすでに採用されている最新世代のGFRP技術を用いたフェンダーなども展示されていた。

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