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  • 2017/09/28
  • Motor Fan illustrated編集部

トヨタの自動運転車が採用したLuminar製の新型LiDARとは?

弱冠22歳の起業家、オースティン・ラッセルが作ったLuminar社とは?

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トヨタの人工知能などの研究開発を行なう子会社TRI(Toyota Research Institute, Inc.)の実験車が採用したLiDARは、アメリカのLuminar社製だという。どんな会社なのか?

各社が鎬を削る自動運転技術開発。必要なセンサーも高精度なGPS、レーザー、カメラなどさまざまなデバイスが必要となる。そのなかでも、注目度が増しているのがLiDARだ。

LiDARとは(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Rangingの略で、光を用いたセンシング技術)遠方の物体までの高精度な距離の測定や、物体の大きさを検出できるセンサーで、物体形状の把握も可能なため、自動運転に不可欠なキーデバイスと言われている。

LiDARと言ったり、レーザースキャナーと呼ばれたりする。
最も有名なのが、Velodyne(ヴェロダイン)社だが、ヴァレオやZF、パイオニアなど、多くのメーカが開発を進めている。

TRIが実験車に採用したLuminarは、アメリカのベンチャー企業だ。Luminarのホームページを見ると、創設者のオースティン・ラッセルは、高校時代にカリフォルニア大学アーバイン校のベックマンレーザー研究所(Beckman Laser Institute)でAR(拡張現実)やワイヤレス給電のプロジェクトに関わったことがきっかけで3D技術の開発を思い立ったいう。このとき、まだ16歳!

2012年にLuminar社を立ち上げた時が16歳で、いまはまだ22歳。若き天才が率いる企業がLuminarというわけだ。

ラッセルと、共同創業者のJason Eichenholzによると、LuminarのLiDARセンサーは、ベロダインやIbeo、Quanergyなどの製品に比べて測定距離が長く、解像度が高いのが特徴だという。

また、LuminarのLiDARは、半導体材料にシリコンではなく、インジウムガリウムヒ化物を使っているという。インジウムガリムヒ化物は、「III-V族」と呼ばれる素材である。元素の周期表でいうIII族とV族の元素を使った素材で、いずれシリコンの後継になると目されている素材だ。

トヨタ(TRI)が選んだLuminar。LiDAR開発で、一歩抜きんでた存在になるのだろうか?


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