Tech|テクノロジーがわかるとクルマはもっと面白い。未来を予見する自動車技術情報サイト

  • Motor-Fan[モーターファン]
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. ニュース・トピック
  3. ニュース

2018年のテン・ベスト・エンジンが決定:ドイツ勢、選出されず

  • 2018/01/01
  • Motor Fan illustrated編集部
このエントリーをはてなブックマークに追加

アメリカの自動車業界誌『Ward's AutoWorld』が1994年以来選出しているテン・ベスト・エンジンの2018年版が発表された。ノミネートされるのは北米市場における第一四半期までに量産が開始された車両に搭載されたエンジン。24回目となる2018年版の決定にあたっては、32機のエンジンが選出された。

結論から掲載しよう。栄えある10機は以下のとおり。

 シボレー・ボルトEVの150kW Electric Propulsion System
 クライスラー・パシフィカの3.6L “ペンタスター” DOHC V6/PHEV
 フォード・F-150の2.7Lツインターボ DOHC V6
 フォード・マスタングGTの5.0L DOHC V8
 ホンダ・クラリティFCの130kW Fuel Cell/Electric Propulsion System
 ホンダ・シビックタイプRの2.0L VTECターボ 4気筒
 インフィニティ・Q50の3.0Lツインターボ V6
 ジャガー・XFの2.0Lターボ “インジニウム” 4気筒
 キア・スティンガーの3.3Lツインターボ V6
 トヨタ・カムリハイブリッドの2.5L “アトキンソン” 4気筒/HEV

大荒れである。ドイツ勢ゼロ、ラグジュアリーカーはジャガーのみ。例年十傑の一員であるBMWやフォルクスワーゲングループが選から漏れるのは初めてのこと。HEVをはじめとする電動パワートレイン関連が4機を占め、ホンダとフォードが2機ずつを獲得した。

10機を眺めてみると、ターボ過給ありきの欧州とはまったく異なり、かといって電動化まっしぐらの日本とも傾向が違うのがわかる。GMのシボレー・ボルト用モータートレイン、フォードの2.7エコブーストと5.0-V8、トヨタ・カムリ用のA25A型などからすると、瞬時の高パワー発揮というのが彼らの好みか。インフィニティのVR30DETTやシビックR用のK20Cなどは、やはりターボラグ解消に意を払っているし、ジャガーのインジニウムペトロールも同じく(変速機側に依るところが大きいと思われるが)瞬時のトルク立ち上がりを目指している。

そうなのだ。高出力を即座に得られるというのは、電動モーターでなければその大半は変速機の都合のほうが印象としては強いはず。このあたりを勘案して、これらの10機が選ばれていることを望みたい。手前味噌だがMFiは「パワートレイン・オブ・ザ・イヤー」と称して、変速機込での動力源の印象を毎年選出している。機会がおありならぜひそちらにもお目通しを願いたい。

それを踏まえて、あらためてこれら10機を考察してみると──
 
 シボレー・ボルトEVの150kW Electric Propulsion System(減速機のみ)
 クライスラー・パシフィカの3.6L “ペンタスター” DOHC V6/PHEV(電気式CVT)
 フォード・F-150の2.7Lツインターボ DOHC V6(6速AT)
 フォード・マスタングGTの5.0L DOHC V8(6速MTあるいは10速AT)
 ホンダ・クラリティFCの130kW Fuel Cell/Electric Propulsion System(減速機のみ)
 ホンダ・シビックタイプRの2.0L VTECターボ 4気筒(6速MT)
 インフィニティ・Q50の3.0Lツインターボ V6(7速AT)
 ジャガー・XFの2.0Lターボ “インジニウム” 4気筒(8速AT)
 キア・スティンガーの3.3Lツインターボ V6(8速AT)
 トヨタ・カムリハイブリッドの2.5L “アトキンソン” 4気筒/HEV(電気式CVT)

われわれもぜひ、これらのパワートレインの仕立てを試してみたいものである。

32機のノミニーエンジン。選に漏れたのが意外な、というエンジンも散見される。
シボレー・ボルトEVの150kW Electric Propulsion System
クライスラー・パシフィカの3.6L “ペンタスター” DOHC V6/PHEV
フォード・F-150の2.7Lツインターボ DOHC V6
フォード・マスタングGTの5.0L DOHC V8
ホンダ・クラリティFCの130kW Fuel Cell/Electric Propulsion System
ホンダ・シビックタイプRの2.0L VTECターボ 4気筒
インフィニティ・Q50の3.0Lツインターボ V6
ジャガー・XFの2.0Lターボ “インジニウム” 4気筒
キア・スティンガーの3.3Lツインターボ V6
トヨタ・カムリハイブリッドの2.5L “アトキンソン” 4気筒/HEV

エンジンのことを詳しく知りたい方は『World Engine Databook 2017-2018』をチェック!

自動車業界 特選求人情報|Motor-FanTechキャリア

「自動車業界を支える”エンジニアリング“ 、”テクノロジー”情報をお届けするモーターファンテックの厳選転職情報特集ページ

motorfuntech

水平対向と星型とロータリーエンジン特集

水平対向と星型とロータリーエンジン特集 一覧へ

ホンダエンジンの技術力は凄い|内燃機関超基礎講座特集

ホンダエンジンの技術力は凄い|内燃機関超基礎講座特集 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説 一覧へ