Tech|テクノロジーがわかるとクルマはもっと面白い。未来を予見する自動車技術情報サイト

  • MotorFan[モーターファン]
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. ニュース・トピック
  3. ニュース

Audi e-tron Ultra-high voltage@Berlin アウディ e-tronの電池容量は一般家庭の5日分 アウディe-tronの充電コンセプトとバッテリー技術@ベルリン Part1

  • 2018/04/21
  • Motor Fan illustrated編集部 鈴木慎一
このエントリーをはてなブックマークに追加
アウディの広報写真では、こうなる。

アウディが2019年に発売する電気自動車(EV)のSUVがe-tronだ。WLTPドライビングサイクルで400km以上の航続距離を実現するe-tronは、アウディが描くEV戦略の第一歩を飾る重要なモデルとなる。アウディがベルリンで行ったe-tronの充電コンセプトとバッテリー技術説明会の模様をレポートする。
TEXT & PHOTO◎鈴木慎一(Shin-ichi SUZUKI) 

e-tronのバッテリーは95kWh。航続距離は400km

これがアウディe-tron Prototype。プロトタイプとは言っても、ほぼこのまま市販されるのだろうと思わせる完成度。

アウディが2019年に発売する予定のアウディe-tronのプロトタイプの充電&バッテリー技術についての報道陣向けのセミナーがベルリンで開催された。

Part 2、Part 3については、こちら。

アウディ e-tron EVの成功の鍵は充電技術が握る@ベルリン Part2

アウディ e-tron: EVのバッテリー技術で重要なのは熱マネジメントとクラッシュセーフティ@ベルリン Part3

ベルリンの中心から西へ数kmのSchaltwerkにあるジーメンスの研究施設。
向かった先はジーメンス(Siemens)の「高電圧テストベイ」(high voltage test bay)。1958年に作られたというこの施設の中に入ると、ちょっと異様な空間が広がる。42m×32mで高さが25mというこの空間は「ファラデーケージ(Faraday Dage)」と呼ばれる場所で、その中央にアウディe-tronプロトタイプが置かれている。

説明を前に、場内が暗くなる。
突然、e-tronに強烈な閃光が走る。まるで雷のような放電が行われた。
あまりに突然だったので、うまく写真が撮れない。

そう思っていると、やや場内が明るくなって、もう一度実験を行ってくれた。

二度目の実験の際の写真。時間は2秒間だ。

「EVに雷が落ちても安心です」というデモンストレーションではない。
これは、
500kV(50万V)×0.8A、つまり400kWで2秒間電流が流れたことを言いたかったのだ。
計算すると0.22kWhの電力量だということだ。
これだけ強烈な電力量でもわずか0.22kWh。
これに対して、アウディe-tronコンセプトが搭載するリチウムイオン電池の容量は、なんと95kWhなのである。
つまり、この実験で使われた電力量は、e-tronの電池容量のわずか0.2%程度ということなのだ。95kWhというのがどれほど大きなものなのか……。

その2秒間に流れる電力量が0.22kWhということだ。
アウディが考える充電コンセプト、インフラについて詳細なプレゼンテーションが行われた。

とある資料によれば、日本の家庭(4人家族)の1日の電力使用量の平均は、18.5kWh。e-tronのバッテリーがあれば5.14日分の電力が賄える計算だ。

EVの鍵を握るのは、バッテリー。しかし、どんな大容量の電池を搭載しても、充電が面倒だったり長時間かかったら、EVの利便性はエンジン車にいつまでたっても敵わない。

ということで、アウディはバッテリー技術と充電技術、インフラについて真剣に考えている。
それが、この技術セミナーのテーマだった。

詳細は、Part2にリポートする。

Part 2に続く

自動車業界 特選求人情報|MotorFanTechキャリア

「自動車業界を支える”エンジニアリング“ 、”テクノロジー”情報をお届けするモーターファンテックの厳選転職情報特集ページ

motorfuntech

自動運転特集

自動運転特集 一覧へ

新型コロナウイルスと自動車産業

新型コロナウイルスと自動車産業 一覧へ

エンジン特集|飽くなき探究心をくすぐる特選アーカイブ

エンジン特集|飽くなき探究心をくすぐる特選アーカイブ 一覧へ

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説 一覧へ