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最初に搭載するのメルセデスの直6エンジン ボルグワーナー、電動コンプレッサー「eBooster」を発売[1/2]

  • 2017/05/13
  • Motor Fan illustrated編集部 鈴木慎一
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ボルグワーナー社がダイムラーに供給を開始するeBooster

ボルグワーナーは、48Vで駆動する電動コンプレッサー「eBooster」を発売する。搭載するのは、メルセデス・ベンツの新開発3.0ℓ直列6気筒ガソリンエンジンだ。ボルグワーナーが供給するターボチャージャーに対応したeBoosterを装着することで、燃費と低速トルクが向上し、ターボラグを短縮することができる。

eBoosterは12V、48Vのモジュラーデザインになっている。12V仕様は2kWの出力。48Vは3kWの定格出力となる。
ダウンサイジング、あるいはダウンスピーディング、ライトサイジングといったエンジンのキーワードを聞いたことがあるだろう。どれも排気量を下げ、気筒数を切り詰め(レスシリンダー)、過給をしてエンジンの効率向上を目指す技術である。

過給といえば、排気エネルギーを使う「ターボチャージャー」と、エンジンのクランクから取り出した動力で駆動する「機械式スーパーチャージャー」が代表的な過給デバイスである。

前者の弱点は、「ターボラグ」だ。エンジンの回転数が上がって背圧が十分になるまで過給が始まらないのが、ターボラグで、その解消のために、大小ふたつのターボチャージャーをつけたり、ツインスクロール式にしたり、あるいは、機械式スーパーチャージャーと組み合わせる例もあった(VWやボルボなど)。

現在注目を集めているのが、電動コンプレッサー(電動スーパーチャージャー、電動ターボなどと呼ぶ場合もある。ここでは電動スーパーチャージャーと呼ぶことにする)。ターボメーカー各社だけでなく、多くのサプライヤーが研究開発を進めている。市販第一号は、ヴァレオの電動コンプレッサーを採用した、アウディSQ7(4.0ℓV8ディーゼルをターボチャージャーと電動コンプレッサーで過給)だった。

今回、発売、供給が開始されたのは、ターボメーカーの老舗、ボルグワーナー社が開発した電動コンプレッサー、eBoosterだ。

eBoosterをターボジャーチャーの下流に装着した例。コンプレッサーとエンジンとの間のボリュームを最小にできるため、eBoosterによる過給でエンジンレスポンスを高めることができる。
ボルグワーナーの電動コンプレッサーeBoosterは、排気流量が上がってターボチャージャーのインペラーとコンプレッサーホイールの回転数が上がって過給するまで(つまり、ターボラグ)アクセル操作に即座に対応してターボラグを解消する。



ブラシレスDCモーター、耐久性のあるサマリウムコバルト磁石、高効率のパワーエレクトロニクスを搭載したeBoosterの技術は、自動車メーカーに対して柔軟なパッケージオプションを提供し、さまざまなハイブリッド車や内燃機関に対応する。ボルグワーナーは、eBoosterソリューションの量産化に向け、最新システムを使用して現在量産体制に入っていて、まずはダイムラー(メルセデス・ベンツ)をはじめとするグローバル自動車メーカー3社に供給を開始する。

ボルグワーナー・ターボシステムズの社長兼事業本部長のフレデリック・リサルド氏は「当社の市場最先端のeBooster技術により、直列6気筒エンジンで従来のV8に匹敵する性能といっそう快適なドライブ体験を実現することができます。eBooster技術はエンジンの小型化によりハイブリッド車と内燃機関において燃費効率を5-10%改善します」と述べている。

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