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  • 2017/06/19
  • モト・チャンプ編集部 大野 正登

250ccスポーツバイクがスゴすぎ!ヤマハYZF-R25の底力!!

ヤマハYZF-R25の舞台裏

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PHOTO:藤井元輔
ホンダCBR250RR、スズキGSX250Rの登場で、国内4メーカーのエースが舞台に出そろった250ccスポーツモデル。これまで首位を独走し続けたヤマハは、YZF-R25の現状、そしてこれからをどう考えているのか。気になる次期モデルについても聞いてみよう。

REPORT:加藤 裕(RACERSプロデューサー)

レースと販売は直結しない。必要なのはブランド力。

ヤマハ発動機 商品企画部 森谷晋吾さん:「お客様の声の代弁者」という森屋さん。「R」シリーズのほか、「MT」シリーズの商品企画も担当する。

去年、アジアロードレースAP250クラスのタイトルを圧倒的な強さで獲得したヤマハに話を聞いた。マシンは日本でも馴染み深いYZF-R25(以下、「R25」)だ。ところが、商品企画を担当している森屋晋吾さんは意外なことを口にした。

「個人的にはレースの戦績と販売は直結していないと考えます」

つまりR25がレースで勝ってもR25が売れるわけではないと言うのだ。

「もしアジアロードレースの戦績が販促に大きく影響しているなら、ニンジャ250が売れる理由が説明できません。なぜならヤマハがレースで圧勝したのに、インドネシアではカワサキさんのほうが売れているんです。それはもう、カワサキさんが持つブランド力だと思っています」

「ブランド力」―――ホンダ・インドネシアの井沼社長も言うこの言葉が俄然重みを増してきた。

ユーザーの平均年齢は20台後半。購入理由は売値とデザイン

R25はインドネシアで製造・販売する一方、日本やトルコ、マレーシアなどに輸出されている。2014年の販売初年度は約1万3000台と圧倒的にインドネシアで売れたが、現在は日本での販売も好調。その数約4000台だ。

そんな日本のR25ユーザーについても、森屋さんは衝撃の発言をする。

「日本の多くのお客様はMoto GPすら見ていないと思います。『レース……、興味ないです』って、よく言われますから」

ヤマハのMoto GPマシン“YZR-M1”をイメージリーダーに、R1、R6、R3、そしてR25と通じているレーシーなデザインが人気なのかと思ってたのに、これいかに!?

「単にフルカウルのデザインがクリーンで美しく、カッコいい、ということです。そこに速さはあまり求めていない。それよりもツーリングはもちろん、気軽に通勤も通学もできるといったオールマイティな性格のスポーツバイクを望まれていると考えています」

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