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まさに公道を走るレーシングマシン! ヘルメットは必須! ドアもウインドウもなし! スパルタン過ぎるLotus 3-Eleven で公道を徘徊する【ロータス 3-イレブン試乗記】

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富士スピードウェイで行われたレーシングドライバーの田中哲也さんによるサーキットテスト。

レーシングドライバーも太鼓判!

知性派ドライバーとして知られ、弊社でも多くの媒体にレポートを寄稿してもらっている田中哲也さん。
 そんなこんなで無事に富士スピードウェイに到着し、あとは田中哲也さんにバトンタッチ。サーキットテストの模様はGENROQ5月号に詳しいが、哲也さん曰く「点数をつけるとすれば100点満点」とのこと。

「ほかにライバルが見当たりませんから、ロータスとして愛好家をどれだけ満足させられるか、という視点で分析するしかないんですね。そう考えたら満点ですよ。2-Elevenよりも確実に進化していますし」

「もちろん、誰にでも勧められるクルマではありません。ちゃんとドライビングを理解し、経験を積み、技術を磨いた人でなければ楽しめないと思います。これだけ軽いボディにハイパワーで、運転補助デバイスも最小限ですから、運転にごまかしが効きません。攻めていけばリスクもあります。でもね、本来スポーツドライブってリスクを伴うものなんですよ。クルマは安全なものだ、なんて過信してはいけないんです。3-Elevenはコクピットがムキ出しで、ある面においてリスクは高まりますが、じゃあ2輪なんてどうなるんですか? でもそのぶん、4輪では得られない面白さや快感があるわけですよね。3-Elevenも、つまりはそういうことです」

「できればエリーゼ、エキシージとステップアップしてから乗っていただきたいですね。そうすれば自然と乗りこなせるようになるでしょう。そもそもロータスって、そうやって学ぶことを楽しめる人に好まれているわけですよね。だから3-Elevenは100点満点なんです」

 サーキットでプロが走らせても大満足で、シロウトが公道で走っても超絶に楽しい。だからといって簡単に買えるものではないけれど、快適すぎる最新のスーパースポーツに食傷気味の好事家には、ぜひ選択肢のひとつに加えていただきたい一台だ。まぁとにかく、こんな尋常ならざるクルマを公道に解き放ったロータスには、感心するやら呆れるやら、なのである。

フロントタイヤの後方には大きなエア抜け用のスリット……というよりもホールが設けられている。
ブレーキキャリパーはAPレーシング製4ポットで、ディスクサイズはフロント、リヤともに332mmだ。
ミッドに横置きされるエンジンは3.5LのV型6気筒DOHCで、スーパーチャージャーの過給を得て最高出力416ps、最大トルク410Nmを捻り出す。
センター出しのエキゾーストエンドが放つ快音はレーシングマシンそのもの。大ぶりなディフューザーが強烈なダウンフォースを生み出す。

●ロータス 3-イレブン ROAD
全長×全幅×全高:4120×1855×1201mm ホイールベース:2370mm 車両重量:925kg エンジン:V型6気筒DOHCスーパーチャージャー 排気量:3456cc 最高出力:416ps/7000rpm 最大トルク:410Nm/3000rpm トランスミッション:6速MT 駆動方式:MR フロントサスペンション:ダブルウィッシュボーン リヤサスペンション:ダブルウィッシュボーン フロントタイヤサイズ:225/40ZR18 リヤタイヤサイズ:275/35ZR19 0-100km/h加速:3.4秒 最高速度:280km/h 価格:1495万8000円

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