日産の最新技術を満載 日産・新型アルティマがニューヨークモーターショーで初公開!
- 2018/03/29
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MotorFan編集部
Vモーションを採用したスポーティなエクステリア
新型アルティマのエクステリアは、2017年の北米国際自動車ショーで数々の賞を受賞したコンセプトカー「Vmotion2.0」にインスピレーションを得て、より低重心でワイドなスタンスとしてダイナミックなプロポーションのデザインとなった。この独創的なデザインの実現には、新プラットフォームと新エンジンの採用が大きく貢献しているという。
また、日産グローバルデザインを担当する専務執行役アルフォンソ・アルバイサ氏は「日産にとっての最大市場である米国においてアルティマは、長年、日産の『顔』となっています。そのため、私たちは新型アルティマでは、そのエクステリアデザインを大きく進化させたいと考えました。そこで、『Vmotion 2.0』のコンセプトカーの着想と要素を反映させて、量産モデルに適用したのです」と述べた。
新型アルティマのディメンションは従来型に比べ全高を1.1インチ低く、全長を1.0インチ長く、全幅を0.9インチ拡大している。それに伴いホイールベースを1.9インチ伸ばし、リヤホイールをリヤエンドに寄せることでオーバーハングが短くスポーティなプロポーションを得た。スリークで洗練されたデザインは空力も考慮されており、Cd値は0.26と抜群の数値を実現している。
Vモーショングリルはダーククローム仕上げでダイナミックで表現力に溢れ、デイタイムランニングライトを搭載したLEDプロジェクターヘッドライト、LEDフォグライトを採用したフロントグリルは従来型からイメージを一新。スリムピラーのフローティングルーフ、シングルパネルのムーンルーフも採用されている。
ボディカラーには、光の当たる向きや明るさで色合いが表情豊かに変化する深みのある「スカーレットエンバーレッド」、反射性顔料を用いた鮮やかな新色「サンセットドリフトオレンジ」など多数のカラーを設定。いずれもエクステリアデザインの特徴と彫刻的なディテールを際立たせるカラーだ。
ラグジュアリーなインテリアと充実のインフォテインメント環境
インストゥルメントパネルに薄く水平基調で軽やかなレイヤー表現と空間の広がりを感じさせる「グライディングウィング」デザインを採用。ハイコントラストなカラーやトリムデザインと共に、デザインと素材コーディネートの両面からラグジュアリーさを追求している。
アルフォンソ・アルバイサ氏はインテリアデザインについて「ドアを開けた瞬間に、思わず感嘆せずにはいられない新型アルティマのインテリアは、ドライバーとパッセンジャーを視覚的にも感触でも魅了することを目指しました。グレードごとに、プレミアム感あふれるインテリアカラーやトリムアクセントを幅広くご用意しています」と語っている。
また、最新のインフォテインメント環境も新型アルティマの大きな魅力となる。「Apple CarPlay」と「Android Auto」に対応した「NissanConnect」は全グレードに標準採用され、8インチのマルチタッチカラーディスプレイで操作することが可能だ。さらに、Bluetooth対応の「ハンズフリーフォンシステム」と「オーディオストリーミング」「ハンズフリーテキストメッセージアシスタント」を搭載するほか、音声認識機能「Siri Eyes Free」や「Google Assistant」にも対応している。「NissanConnect」サービス専用のスマートフォンアプリを使えば、「Apple Watch」や「Android Wear」と連動させることで遠隔操作でのエンジン始動・停止、ロック・ロック解除、バレットアラートのオン・オフなどが可能となっている。加えて、Amazonの「Alexa Skill」にも対応する。
オーディオシステムには、9つのスピーカーを搭載した「Boseプレミアムオーディオシステム」、8チャンネルのイコライザー設定機能を搭載した新型デジタルアンプと「アクティブノイズキャンセル」なども設定しており、充実の音響環境を提供してくれる。
多彩なグレード展開
米国で今秋販売開始となる2019年モデルは、「S」「SR」「SV」「SL」「Platinum」の全5グレードを展開。2.5Lエンジンを基本に「SR」と「Platinum」では2.0L VCターボエンジンも設定されるが、4輪駆動モデルは2.5Lのみで選択可能となっている。さらに、「Platinum」VCターボ搭載車をベースとした限定生産モデルも発売予定されており、今夏初旬から事前予約開始される。
米国で販売されるアルティマといえば、日本や一部の地域ではティアナとして販売されてきた。日産も"数年間で世界各国の市場に投入予定"とアナウンスしているが、具体的な時期や内容についてはまだ明らかにされていない。アルティマのフルモデルチェンジに伴い、日本で販売されているティアナも新型が発表されることになるのか。その際にはどのような仕様、グレード展開になるのか。日本はセダン市場が冷え切っているとはいえ、今後の展開は大いに気になるところだ。
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