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オーナー目線で勝手にインプレッション 第2回『よろしく! スズキ・ジムニーシエラ』 軽でなく、なぜジムニーシエラだったのか? Y氏の値引き大作戦・会社を裏切りながらクルマ買う

  • 2018/06/16
  • MotorFanアーカイブ編集部 山口 尚志
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■時流に乗らず、会社裏切り、値引き情報たどる先?

 
 それにしても10年ぶりというひさびさの新車購入である。

 21世紀の現代、インターネットで価格情報を得て新車購入に臨む人が多いのだそうな。

 私の場合、クルマの仕様や本体価格の情報はメーカーサイトから得るが、値引き情報はやはりインターネットからよりも自動車誌から、そして実際に数店舗を見てまわり、肌で感じ取ってということになる。

 これは私が自動車雑誌社にいるということと無関係ではないが、それ以前に、何でもかんでもいすに座ったまま、画面を見てマウスカチカチで完結というのはがらじゃないのだ。
 
 時流に乗っていないのは承知の上。

 やはりものを調べるなら、自分の足で動かなきゃ!

 私が元来、落ち着きがない性格だったことが幸いしているようだ。


「月刊自家用車2018年2月号」と「ザ・マイカー2018年3月号」。ありがとう、内外出版社! そしてぶんか社!
 ここから先、インターネットよりも責任性がある(ものでなければならないと私は信じているが、その割にこの記事をネット用に書いているのがわれながらジレンマ)自動車誌からの情報で、新型ジムニー、またはほかの新車を検討中の方には、以下に述べる2誌をおすすめしよう。

 新車の値引き情報入手のため、三栄書房・モーターファン・アーカイブ編集部にいる私がまず取った行動は、内外出版社「月刊自家用車」の購入だった(おい)。

 18年前のブルーバード、10年前のティーダ、そしてこのたびのシエラ・・・クルマを買うときは、この月刊自家用車の値引き交渉ドキュメント「X氏」のページを毎度参考にしている。

 さすがにジムニーシエラを検討する「X氏」はいなかったが、それでも長年忘れていた値引き交渉術を私に思い出させてくれた。

 もうひとつ、今回セカンドオピニオンに据えたのが、ぶんか社から三栄書房に献本されてくる「ザ・マイカー」(おいコラ)。

 こいつを勝手にかっぱらって自分の机に持ってきたのだが、これも「自家用車」と同じくらい役に立った。

 自動車雑誌社の老舗を誇る三栄書房所属の身でありながら、値引き情報についてはよそ様の雑誌をアテにしたわけだ。

 そんな姿勢を許す寛大さを、三栄書房のえらい人たちにはぜひともお願いしたいものである。

 ・・・これ以上この件に触れると、会社上層部からぶ厚いドアの重厚なお部屋にお呼ばれされるような気がするので、このへんでもうやめておこう。

 
 話を戻して。

 当初予定を早め、お正月ボケもまだ冷めやらぬ年末年始の休み明けから、数回に渡って数店舗をまわり始めたあとの1月28日。

 照準をとあるスズキ販社1店舗に定めた。

 というのも、その前にまわった業販店で契約をと思っていたのだが、穴があくほど見た見積りの内容と説明に納得がいかず、一気に買う気が失せたのだ。

 詳細は省くが、手を変え品を変えのサービスパッケージ商品は、いっけん客に得なように見えて、やはり店側ががっぽり儲かるようにできている。

 納得いかない点を指摘すると、若いセールス氏は
「おっしゃるとおりで、その点に気づかれるお客様(山口のこと)のような2割の方は納得されずに他のお店に行かれますが、気づかれずに契約されるお客様が8割いらっしゃるなら、実際にはそれでよしということになっておりまして・・・」

 口ごもりながらも正直に答えてくれたのは好感だが、だからといって納得のいかないことにお金を払うことはできない。

 この業販店とスズキ販社、仮に100万円なら100万円、両方が同じ金額を提示してきたとしても、その意味はまるで異なるのだ。

 ここは保留に見せかけ、とっとと店を出ることに。

 外はもう真っ暗だったが、やはりあそこのスズキ販社かなと、先週行ったスズキ自販に電話を入れてから再度赴く。
 
 2月に入ったら「歴代ハイエースのすべて」(またまた宣伝・1080円。3月26日より発売中。買ってね!)の制作が始動するから、いつまでも引っ張るわけにはいかないのだ。

 閉店間際にもかかわらず、向かった店舗で応対してくれたのは前回と同じ女性セールス氏。

 ジムニーシエラの4AT車、車両本体価格・税込み177万9840円。 
 
 税金、諸費用に本体値引き、用品オプションとその値引き、加えて無料サービス、下取り車買い取り5万もろもろ・・・

 女性だからといって怯まず、先週の続きをビシッと決める!

 金額詳細は差し控えるが、ハンコ持参の旨と、
 「この支払総額にしてくれたら、保留中の業販店に断りの電話を入れ、いまここでハンコ押して1台買いましょう。」
 と伝える。

 私はこれを「ハンコちらつかせ作戦」と呼んでいるが、この手法&交渉展開は「月刊自家用車」からの伝授である。

 「自家用車」は「ちょっと無理かな? と思うくらいの数字がベスト」というが、私の場合は「ちょっと」どころか、当の本人がいった直後に「無茶だったかな」と思ったほどの、かなり無理な数字(だったと思う)で、担当セールスさんは店長との相談に35分間、裏に引っ込んだままだったっけ。

 
 女性セールス氏再登場。
 そして店長さんが初登場!

 敵の2人体制に、こちらも警戒モードをスイッチ・オン!

 もっとも、もしこのコラムを彼女&彼が読んでいたら、
「そんなのこっちだっておんなじだったわよ!」
と思っているかも知れない。

 ほがらかな談笑のようで、その実お互いの目は笑っていない(ウソです)交渉が続いたが、結局は目論見どおりの数字となり、契約に至った。

 今回はここまで。

 また次回お会い致しましょう。

(第3回につづく)

第3回『よろしく! スズキ・ジムニーシエラ』それほど待ちに待たなかった納車の日・たった5分の納車レクチャー

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