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連載:オーナー目線で勝手にインプレッション 第3回『よろしく! スズキ・ジムニーシエラ』それほど待ちに待たなかった納車の日・たった5分の納車レクチャー[2/4]

  • 2018/06/19
  • MotorFanアーカイブ編集部 山口 尚志
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■ジムニーシエラがやってきた

 
 納車されたシエラがこちらである。

これは東京に戻ってからの写真。自前のクルマをテーマに、自分の会社のインターネット用に記事を書くなど思ってもいないので、納車当日に写真など撮っていなかったのだ。ティーダの車幅1695mmに対し、こちらシエラは1600mm。たった100mm弱せまくなっただけで、車庫入れの感覚がずいぶん変わった。右にハリアー、左にエスティマという3ナンバー勢に挟まれる身に、幅狭ボディは実にふさわしい。

後ろにまわってリヤビュー。新車ではあるが新型車ではないので、いまさら挙げるべき特徴点は見当たらない。横開きのバックドアが私個人に新鮮なくらい・・・おや、どこかひとつみょうなところがありますな。答えは後述②に。
 軽ジムニーより前後バンパーの突き出し量を増やし、前後タイヤトレッド(左右のタイヤ中心間距離)の90mm拡大に伴ってオーバーフェンダー化。

 軽ジムニーと同じボディに大型化したバンパー、樹脂パーツを追加しただけなのに、ボディそのものの20~30mmワイド化を錯覚するほど、外観の印象はずいぶん異なる。
 
 色は3色の中から白を選んだ。メタリックではない、ソリッドの「スペリアホワイト」である。

 自前でのタッチアップ補修がたぶん楽なのと、なぜかクルマは白がいちばんすっきりしていていいという持論からの選択だ。 

 正確にはボディ下がシルバーとなる2トーンの「スペリアホワイト/シルキーシルバーメタリック」で、他の2色に、濃いブルーと組み合わせた「ノクターンブルーパール/シルキーシルバーメタリック」、下半身のシルバーを全体に塗り広げた、ただの「シルキーシルバーメタリック」がある。

 白を選んだ理由はもうひとつあって、このカラーリングのボディは、よく晴れた青い空の下、雪に覆われた高原やスキー場など、太陽光を全面に受けてキラキラと輝く雪景色にこそふさわしいと認めたからだ。

 そんなシチュエーションにこのシエラを置いたら、さぞ魅力的に映ることだろう。

 次の冬には苗場あたりに行ってやろうと思っている。

 冬のスノーフィールドが似合うのは、何も広瀬香美の歌だけではないのだ。

いたってオーソドックスなT字型を採るレイアウト。いまどきのクルマのような、ゴチャゴチャした複雑な面や、法則性も機能もない斜めの線で構成される造形とは無縁だ。本文ではどっしり感と圧迫感と書いたが、視界や解放感の観点から、本当は計器盤の上面は低く、そして乗員側に対して低くなってくるのがいい。新型ジムニーはどうなるかな。
 運転席に身をしずめると、意外に奥行きがある計器盤(インストルメントパネル)の上面と、どっしりした形状のセンターコンソールに目がいく。

 このどっしり感は使っているうちに圧迫感に変わってきて、このへん、私が以前乗っていた最終パルサーを思い出させた。

 軽ジムニーに3年前に一度乗っているのに、長い奥行きもコンソールのどっしり感も忘れており、カタログ写真からもつかむことができないでいたわけだ。

運転席ドアから。カタログでは薄っぺらく見えたシートだが、実物はなかなか厚みがある。厚みといえば、シートとは逆に、左右ドアは薄っぺら。ボディ自体は軽ジムニーと同じだから仕方ないところだ。
 内装色は黒1色だけ。

 レクサスLSやアルファードのようなサイズのクルマであろうと、その空間ボリュームは、しょせん人間が長時間過ごすには狭い。

 窓映りしないことを前提に、クルマの内装色は車室寸以上の広さ感が得やすい、明るい色が望ましいと思っている。

 そこでブルーバードではブラウン、ティーダではベージュの内装色を選び、とにかく黒を避けてきたのだが、シエラは黒1色しか用意されておらず、選択の余地がなかったのは致し方あるまい。

 私なんぞ黒1色のクルマの内装などつまらないと思っていて、2012年8月に出た現行型日産ノートの初期モデルの内装色など、カラーバリエーションが黒しかなく、安い機種も高い機種も、なんだか火事の焼け跡を見ているようでおもしろくなかった。

 このへん、好みは人それぞれで、私と同じように明るめを好む人がいれば、暗い方が「汚れが目立たなくて手入れが楽」とか「落ち着いていい」という人もいる。

 明るさと開放感を採るか、実用性を採るか。

 ジムニーも車両キャラクターからして黒基調こそが本分なのはわかっているつもりだが、選択の幅を広げる意味で、新型では明るい内装色も用意されれば、新たなユーザー層を獲得できるのではないかと思う。

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