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連載:オーナー目線で勝手にインプレッション 第3回『よろしく! スズキ・ジムニーシエラ』それほど待ちに待たなかった納車の日・たった5分の納車レクチャー

  • 2018/06/19
  • MotorFanアーカイブ編集部 山口 尚志
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■雑誌に載らない、ディーラーオプション公開

 
 さて、世のジムニーオーナーは、リフトアップやら、いかついタイヤやらで、外観をド派手に仕立てあげて楽しんでいるようだが、当方、もっかそんなお金も予定もない。

 Youtubeを見て感激したあのときの自分はどこへやら、これまでの車歴同様、いたってオーソドックスなスタイルのまま使っていく気でおり、販社オプションも最低限取り付けたにとどまる。

 

■販社オプション・地味地味平凡セレクション!

①ドアバイザー
(11,394円(消費税・取付費込み。以下同))
雨天時、わずかに窓を開けたときに雨水が入ってこないというメリットは知っていたが、「だから何だ。わずかでもサイド視界を遮るし、じゃまだこんなもん」と、もともとバカにしていた装備。父が2004年の3代目オデッセイ購入時につけていたので、どれほどのもんなのかいと試してみたら「あらま。こんないいもんだったの。」とコロリ宗旨替え。ティーダにつけ、引き続きシエラでも選択。

②スペアタイヤハウジング
(ランドベンチャー用・53,244円)
「本格4駆には興味がなかった(第2回)」頃から、街のランクルやパジェロで唯一注目していたのが背中のスペアタイヤ。みなむき出しで、不届き者のいたずらや太陽光による劣化が気がかりだったことから選んだ。雨ざらしにするのもスペアタイヤがかわいそうだ。標準ではむき出しスペアタイヤに樹脂製のハーフカバーとなる。用品カタログには安いの高いのいろいろあるが、カバー自体の劣化が少ないアルミ製の本格派を選択。既存のオプション用にはろくな柄がないから、標準型シエラにわざわざランドベンチャー・パールホワイト車用を別注文した。ヘンなイラストのない、文字だけのこいつがいちばんいい。特別仕様車専用ではあるが、黒字にサイ(?)のイラストがある用品「スペアタイヤハウジング」と価格は同じ。ボディの白とわずかに色調が違うのはカメラの故障ではなく、カバー部はパールホワイトのためだ。そこはわかっていたのだが、ために補修用タッチアップペイントがボディの2トーンと合わせ、3色必要になることについては後から気づいたのだった。

③フロアマット(21,222円)
ボディが軽ジムニーと同じならフロア形状だって同じ。当初マットも軽用の安い方を検討していたが、結局はシエラ用のフカフカ版を採った。妹の日産キューブにフカフカのマットがついていて、ひそかにうらやましく思っていたというのもある。

④ルームライト(13,770円)
由紀さおりの唄ではない。あちらの「ルーム・ライト(室内灯)」は音楽プレーヤーで聴くものだが、こちらは運転席側センターピラー上に設置して室内を照らす。あれば役立つ場面もあろうと思ってつけた割に、納車翌日から存在を忘れている。乗るときも乗っている間も降りるときも目に入っていないのだ。スイッチはON-OFF-DOORの3ポジションだが、頻繁な点消灯に不向きな蛍光灯だから「DOOR」では使いたくない。
というわけで、ほとんど使っていない。
これだけは不要だったかな。

⑤ボディコーティング
(5年保証つき・54,000円)
車名に反して白で買ったブルーバードの頃に洗車を夕方に行ったさい、落ち切れていなかった汚れに気づかずにワックスをかけてしまい、それがずっと残った。これに懲りてティーダでは5年コーティングを選んだのだが、これが効果てきめん! 通常洗車ではワックス不要。月1回の専用シャンプー洗車と1年ごとのメンテナンスを前提に、主に光沢、副次的にはっ水性を5年間維持。状態がいいのか、10年を迎えたいまもティーダは輝いている。
同じ性能を期待してシエラでも選んだ。
スズキの場合、シャンプーは市販品でよい。

 なお、ここまで読んで、
「おろ。ランドベンチャーなら専用のマットとタイヤハウジングが車両価格に含まれるのに、9万円安いからといって選んだ標準シエラにわざわざこのふたつを別につけたら、実際の価格差は9万円よりずっと縮まるじゃん。」
と思ったあなた。

 するどい。
 そのとおり。
 やかましい。
 だまらっしゃい。

 そのへん、値引きで何とかなるだろうと、承知の上で選んだ標準シエラだったのです。

 

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