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オーナー目線で勝手にインプレッション 連載第7回『よろしく! スズキ・ジムニーシエラ』 新旧ジムニー・比較検証あら探し ~新型の退化点を見つけて優越感にひたろう~ 

  • 2018/07/11
  • MotorFanアーカイブ編集部 山口 尚志
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■内装

④メーター

 メーターは進化退化が混在していた。

 昼夜問わず、エンジンをONにした時点で照明が灯る自発光式になった。

 旧型は盤面が奥まっていて昼でも暗かったので、ここは進化だ。

 また、変なシルバーの輪っかの飾りがなくなり、スピードメーター、タコメーターともに径が大きくなったのも美点だ。

 液晶内に外気温度計がついたのもいい。

 好みの問題ではあるが、照明色がオレンジ色になったのはヤだ。

 見やすさを求めるなら、黒のバック地とは正反対の白が、一番視認性がいいに決まっている。

 水温計がなくなって、「低温」の青、「適温」の消灯、「高温」の赤という3段階表示になったのも退化点。

 いまはメーター自体が電子制御されていて、水温がある程度で落ち着いてからは、少しくらい高温気味になってもいちいち水温計には反映されず、実質ランプ式と変わらないのは知っているが、だからといってランプ式にしてしまうのは乱暴というものだ。

 冬場、ヒーターオンのタイミングを計るにも水温計は便利。

 低水温ランプがすべて消灯したからとヒーターをオンにしても、まだ冷風が出ることがあるのだ。

 これはエンジンにとっての暖気が終わったことを示すだけで、人間にとって快適な温風が出るほど水温が上がっているわけではないのだ。

 適温に上りつめるまでの動き方や時間で異常を知ることもできるから、ここは旧型の勝ち!

 本当は燃料計も含め、液晶のドット式ではなく、指針式がいいのだが。

 → 新型への劣等感うらやま指数:25  優越感指数:70

⑤ハンドル

 いまのクルマはスポークにやたらステアリングスイッチをつけているが、ためにハンドルのスポークデザインは、スイッチ据え付けが前提になってしまっている。

 旧型だったらホーンスイッチとなるパッドがスポークにまでが及んでいたから、ハンドルグリップ(つまり輪っかの部分)を握ったままホーンを鳴らせたものが、いまならクルーズコントロールやオーディオのスイッチがあるため、中央部にとどまるホーンスイッチを押すにはハンドルから手を離さなければならない。

実はランドベンチャーのステアリングスイッチ付のハンドルは、スズキSマークのつく黒い部分だけがホーンスイッチで、塗装部分は固定されている。標準型と形は同じでも、分割線は違うのだ。
 むやみに鳴らすものではないが、私にとっては使いづらい。

 そうなるだろうなと思っていたが、まったく予想どおりだった。

 → 新型への劣等感うらやま指数:0
   旧型の優越感指数:100

⑥オートライト

 スイッチをAUTOにしておくと、外光の明暗に応じてライトを自動でON・OFFするヤツで、私が嫌いなデバイスのひとつだ。

 自動で点消灯するのは別にいいのだが、最近のトヨタ車も含め、

OFF → AUTO → スモール → ヘッドライト

と、スイッチの「AUTO 」が「OFF」の次になっているのが気に入らないのだ。

夜のエンジン始動後、すぐに発進せずに同乗者待ちなどをするとき、自分の意志でOFFからいったんスモールにしたければ、どうしたっていったんライト点灯→スモール→ライトを強いられる配置なのが困る。

 ライト点消灯の判断くらい、自分でするわい。

 よけいなことせんでくれ。

 最近は自動ブレーキをはじめとする安全装備のパッケージに自動で付帯することが多いから、新型ジムニーもそうなることは充分予想できた。

 2020年以降のオートライト義務化の背景もある。

 せめて、かつてのトヨタ車のように、

OFF → スモール → ヘッドライト → AUTO

がいい。

あるいは、

AUTO ← OFF → スモール → ヘッドライト

であるといいのだが、2020年のオートライト法制化以降はみなOFFの次はAUTOになってしまうのだろう。


 いまのホンダ車は、

OFF → スモール → AUTO → ヘッドライト

となっている。

 これなら昼はもちろんのこと、夜だってヘッドライトが点いてから消えてということは絶対にない。

 これを考えたホンダのひとは頭がいいと思う。

 よかった、オートライトと無縁なクルマを買っといて。

 → 新型への劣等感うらやま指数:0  旧型の優越感指数:120


⑦ワイパー

 
 この時代だから、せめて新型シエラくらいは間欠モードに時間調整がつくかと思っていたが、ここだけは新旧まったく一緒。

 → 劣等感うらやま指数:0
   優越感指数:0


⑧ATシフトレバー

 
 新型は旧型前期までのストレートゲート・O/D(オーバードライブ)ボタン付6ポジション式に戻された。

 ストレートがいいか、旧型後期のジグザグガチャガチャマチックがいいか、私はどちらでもいいと思っているのでコメントはなし。

 旧型はロックアップ機構のなかった軽ジムニーだけに登坂変速制御(「D」または「3」位置のとき、登坂走行を検知するとシフトアップを抑制する機能)がついていたが、新型はシエラにのみ、今ふうの登降坂制御(「D」ポジション時、登坂走行を検知するとシフトダウンしてエンジン回転を高めに維持、降坂中と判断するとやはりシフトダウンし、エンジンブレーキをかける)が行われるようになっている。

 つまりシエラはAT制御が進化!

 軽ジムニーはロックアップが追加されたが、このあたりの制御はなくなったようだ。

→新型への劣等感うらやま指数:40(新シエラの登降坂制御に関し)
 旧型の優越感指数:0


⑨トランスファー切り替え

新型のトランスファー切り替えはレバー式に戻った。2Hから4Hへは引く、さらに4Lへは押して引く。
これはまったく読めなかった。

 2WD・4WD・4WD-Lの選択が、旧型後期のボタン選択式から旧型前期のレバー式に戻された。

 いっけん退化だが、電気的な故障の可能性がないことを思うと、進化といっていいかもしれない。

 また、ジムニーユーザーの嗜好からしても、こちらの方式のほうが受け入れられるという判断もあっただろう。

旧型は後期型からボタン式に。当初、4WD-L切り替えは、いったん2WDから4WDに切り替えてからでないとできなかったが、後期の後期は、2WDからいきなり4WD-Lにできるようになった。
 惜しいのは、旧型では4WD、4WD-L選択時には、メーター内に「4WD」マークと「4L」のランプがあったが、新型は4WDであろうと4WD-Lであろうと、「4WD」マークのランプひとつになってしまっていることだった。

 4WD-Lを示すランプもメーター内にあったほうがいい。

 押して戻るボタン式と違い、レバー位置でわかるから不要と考えたのかも知れないが、ならば4WDランプだって要らないことになる。

→ 新型への劣等感うらやま指数:30
  旧型の優越感指数:15

⑩イグニッションキー

 これは完全に独断と偏見でいく。

 ボタンひと押しのエンジン始動は現代的だし、楽でいいのだが、いつも懐疑的なのは、一緒に電気作動で行われるハンドルロックだ。

 走行中、特に右左折でハンドルをまわしている最中に誤作動を起こしたらどうなるだろうか。

 表には出てこないが、探せば別のメーカー車で事例はあるのだ。

 この種のボタンを眺めているうちにふと気づき、エンジン始動なんて鍵まわしてやりゃいいやと思うようになった。

 メーカーも意図して故障するものを造っているはずはないが、それでもふとした拍子に不具合を起こすのが電気的故障というもの。

 ティーダもインテリジェントキー付で、鍵を挿さなくてもエンジンがかけられるものだったが、ボタン式ではなく、ノブをまわすタイプだったので、ハンドルロックは旧来の機械的なものだった。

 新型は現代的に進化してはいるが、特に必要性は感じない。

 → 新型への劣等感うらやま指数:0  旧型の優越感指数:90

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