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さらなる速さを求めるなら4WD化とセットでエンジン性能向上は必須 ホンダ・シビックタイプR 新型[FK8] 旧型 比較試乗…新開発プラットフォームの恩恵で悪夢のような乗り心地から解放。旋回速度はスーパースポーツの域に![2/2]

  • 2018/08/27
  • 遠藤正賢
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新開発のCセグメント車用プラットフォームでリヤサスとボディが大幅進化!

新型FK8型のマルチリンク式リヤサスペンション
先代FK2型のトーションビーム式リヤサスペンション

 一方、新開発のCセグメント車用プラットフォーム採用に伴い、全面的に変更された箇所もある。それがリヤサスペンションとボディだ。

 リヤサスペンションは、先代のトーションビーム式からマルチリンク式に変更されるとともに、すべてのアームを高剛性サブフレームに取り付ける構造となり、横力を受けた際のトーイン特性が改善された。また、新型ハッチバックに対しタイプRは20インチタイヤの装着に合わせ、すべてのアームとブッシュ類の剛性が高められている。

新型FK8型の構造用接着剤使用部位
先代FK2型の構造用接着剤使用部位
先代FK2型のボディ形状変更・補強材追加部位
先代FK2型のフロントサブフレーム変更部位

 ボディは、先代FK2型がベース車に対し、応力の集中しやすい骨格のコーナー部を中心に構造用接着剤を用いつつ、サブフレームを含むフロント周りの骨格を全面的に強化していたが、タイプRを含む全モデルが同時開発され、ボディ全体の骨格部材を組み立ててから外板パネルを溶接するインナーフレーム構造が採用された新型FK8型では、構造用接着剤による補強のみ追加。それでも先代よりねじり剛性は約38%高く、約16kg軽く仕上がっている。

新旧シビックタイプRのボディ寸法比較図

 各部の寸法も変更されており、全長は170mm、ホイールベースは100mm延長され、全高は25mm下げられる一方、全幅およびフロントトレッドは5mm縮小。だがリヤトレッドは65mmも拡大されており、先代と同等以上の旋回性能を確保しつつ高速域の直進安定性を高めようという狙いが見て取れる。

新型FK8型に採用されたエアロパーツ
新型FK2型のアルミボンネットインテークダクトおよびエンジンルーム内エアフローのイメージ
先代FK2型に採用されたエアロパーツ
先代FK2型のアンダーカバー

 こうしたディメンション変更が空気抵抗の低減にも効果を発揮したことで、タイプRの伝統ともいえる大型のエアロパーツはよりダウンフォースの増加を狙ったものに。また、アルミ製に変更されたボンネットにはインテークダクトが追加され、後述の10psアップしたエンジンの冷却に配慮したものとなった。

新型FK8型のK20C型エンジン
 パワートレインの変更点は少なく、K20C型2.0L直4直噴ターボエンジン+6速MTを先代FK2型から継承。3本出しセンターエキゾーストパイプの採用などにより、10psアップの320ps/6500rpmとしているが、最大トルクは400Nm/2500-4500rpmのままだ。

新型FK8型の6速MT
 6速MTは最終減速比が3.842から4.111へ低められ、フライホイールもデュアルマスからシングルマスに変更されるなど、加速性能とレスポンスをより重視したものに。また、シフトチェンジ時の回転合わせを自動で行う「レブマッチシステム」も新たに採用されている。

新型FK8型ホンダ・シビックタイプRの運転席まわり

 これらの結果、タイヤが路面をよりしなやかに捉えるようになり、リヤの跳ね・突き上げは劇的に減少。頸椎・腰椎とも椎間板ヘルニアが持病となっている筆者が乗ってもその症状を悪化させない乗り心地に進化した。そして旋回速度は、並のスポーツカーを全く寄せ付けず、最早スーパースポーツの領域に足を踏み入れていると言っても過言ではない。

K20C型エンジンの新旧性能曲線比較図
 ただし、直噴ターボとはいえ2.0Lという少ない排気量から320ps/400Nmものパワー/トルクを絞り出している分、ターボラグは相応に大きい。最大トルクを発生する2500rpm以下では、特に「コンフォート」モードでは緩慢な加速に終始するが、それを超えた途端に背中がシートに押さえつけられるほど強烈なダッシュを見せる。

 とはいえそれは、あくまで3速以上の中・高速域の話。2速以下では全開加速を試みてもただホイールスピンするばかりであり、これほどのパワー/トルクを前輪だけでカバーするのはすでに限界に達している。

新型FK8型ホンダ・シビックタイプR

 ホンダの「タイプR」が第一義とするのは、あくまでも絶対的な速さ。だとするならばこの先は、ルノー・メガーヌR.S.やフォルクスワーゲン・ゴルフGTIとFFニュル最速の座を争うのではなく、4WD化とともにエンジン性能をさらに高め、スバルWRX STIやフォルクスワーゲン・ゴルフRを直接のライバルとするより他にないだろう。

【Specifications】
<新型FK8型ホンダ・シビックタイプR(FF・6MT)>
全長×全幅×全高:4560×1875×1435mm ホイールベース:2700mm 車両重量:1390kg エンジン形式:直列4気筒DOHC直噴ターボ 排気量:1995cc ボア×ストローク:86.0×85.9mm 圧縮比:9.8 最高出力:235kW(320ps)/6500rpm 最大トルク:400Nm(40.8kgm)/2500-4500rpm JC08モード燃費:12.8km/L 車両価格:450万360円

<先代FK2型ホンダ・シビックタイプR(FF・6MT)>
全長×全幅×全高:4390×1880×1460mm ホイールベース:2600mm 車両重量:1380kg エンジン形式:直列4気筒DOHC直噴ターボ 排気量:1995cc ボア×ストローク:86.0×85.9mm 圧縮比:9.8 最高出力:228kW(310ps)/6500rpm 最大トルク:400Nm(40.8kgm)/2500-4500rpm JC08モード燃費:13.0km/L 車両価格:428万円

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