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まるで、フライングカーペットライド。Honda CLARITY PHEV Impression 今のホンダ車で最上のハンドリング! クラリティPHEVのシャシーをじっくり研究

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高級スポーツカーのようなフロントサスペンション。
リヤサスのアーム後端にはスキッドプレートが。

 フロントサスペンションを車体下部から見ると、厚みも確保されたロワアームの形状は、いかにも剛性が高そうな印象。アルミ鍛造パーツの美しさも目を惹く。リヤサスペンションの下側、後方のアームはタイヤの外周よりも後ろに配置されているため、後退時に駐車場の輪止めなどにタイヤより先にアームが接触してしまう可能性を考慮し、スキッドプレートを装着している。


リヤサスペンションを真上から見た図版。
真横から見ると、アームがタイヤの後ろに位置する。

 リヤサスペンションのアーム配置は、燃料電池車の大きな水素タンクやPHEVのIPU(インテリジェントパワーユニット)などを避けるために後部のロワアームが後方に下がっている。この構成を取るためにロワアームの前後の支持スパンが広がり、トー剛性は従来の構造のものより約1.6倍に向上したという。


アルミ製のフロントサブフレーム。

 フロントのサブフレームは、ホンダが二輪車用フレーム製造で培ってきたアルミ中空ダイキャスト製法の技術を活用したもので接合レスの中空閉断面構造によって薄肉化し、従来工法比で約20%の軽量化を達成した。リヤサブフレームも大型の井桁形状を持つアルミ製として、高い横剛性を確保しつつ軽量化している。


 このような設計により、クラリティPHEVのハンドリングはある意味、パワートレーン以上に新世代の乗用車を感じさせるものだ。路面の変化をばね下がスムーズに吸収しつつ、高い後輪の接地性により直進安定性も高い。それでいてステアリング操作に対し俊敏にノーズが反応し、ドライビングファンも十分なもの。588万600円という車両価格から購入リストに載せにくいかもしれないが、ぜひ一度、試乗することをお勧めしたい。

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