MotorFan[モーターファン]

ニューモデル、テクノロジーからインプレッションまで、クルマと人生を楽しむニュースサイト

TOP > カタログ > メルセデス・ベンツ > Sクラス > メルセデス・ベンツ S400d 4MATIC long:新世代の3.0ℓ直6ディーゼルはフラッグシップにふさわしいゆとりと優雅さがある
  • 2018/11/18
  • MotorFan編集部

メルセデス・ベンツ S400d 4MATIC long:新世代の3.0ℓ直6ディーゼルはフラッグシップにふさわしいゆとりと優雅さがある

Mercedes-Benz S400d 4MATIC long Driving Impression

このエントリーをはてなブックマークに追加

 前置きがだいぶ長くなったので、いっそ前置きだけで締めくくろうかと思ったが、そうもいかないので乗った印象を少し(実際、少ししか乗っていないのだが)お伝えしておこう。Sクラスとの組み合わせだからなのだろうか。走行中はもちろんのこと、停車中でもディーゼル特有のエンジン音はほとんどドライバーの耳に届かない。後席の乗員にはもっと届かない。予備知識がなければ、ディーゼルかガソリンかわからないままS400dの乗員になり、降りていくなんてこともありそうだ。ちなみに、100km/h走行時のエンジン回転数(9速ATとの組み合わせ)は1300rpm前後だった。

「たいしたもんだなぁ」と感心しつつ、エンジンをかけたまま降りてみると、車外でもエンジン音はやけに静かで、感心の度合いが倍になった。静かなだけではなくて動力性能も充分である。試乗したS400d 4MATIC longの車両重量は2260kgだったが、発進だろうと、市街地で周囲の流れに合わせた移動であろうと、高速道路の流入だろうと巡航だろうと、追い越しであろうが、「不足」を感じることはなかった。どんなシーンでも静かであり、ゆとりがある。

 エンジンの印象からは離れるが、ハンドルが大きく切れることにはあらためて感心させられた。住宅街での左折が苦にならない。全長は5285mm、全幅は1915mm、ホイールベースは3165mmあるが、数字を確認して「そんなにあったの?」と驚いているところだ。最小回転半径は5.8m(全長5125mmの標準仕様は5.5m)で、ひとつふたつ小さなセグメントと競合する。

 電子制御のAIRマチックサスペンションは、独特の乗り味をもたらす。やや大げさに表現すれば、大型客船にでも乗っているようだ。路面の突起やうねりと、体に伝わってくる振動の位相がずれるのが特徴で、あまりずれると「気持ち悪ィ」になるのだが、そうならないぎりぎりのとことで収めている。その味つけが絶妙で、独特な乗り味になっており優雅だ。

 話を戻せば、新世代の3.0ℓ直6ディーゼルエンジンは、メルセデス・ベンツのフラッグシップにふさわしいゆとりと優雅さでもって、Sクラスの世界観にうまく溶け込んでいるし、世界観の演出にひと役買っている。メルセデス・ベンツの最新パワートレインは、ディーゼル、ガソリン、ハイブリッドを問わず、どれも最新技術の導入に貪欲で、しかも出来がいい。「次ぎ」が楽しみになる。

メルセデス・ベンツ S400d 4MATIC long
■ボディ寸法
全長×全幅×全高:5285×1915×1495mm
ホイールベース:3165mm
車両重量:2260kg
駆動方式:フルタイム4WD
■エンジン
形式:直列6気筒DOHCターボ+電動スーパーチャージャー
型式:OM656型
排気量:2924cc
ボア×ストローク:82.0×92.3mm
圧縮比:15.5
最高出力:340ps(250kW)/3600-4400rpm
最大トルク:700Nm/1200-3200rpm
燃料タンク容量:70ℓ
■トランスミッション
9速AT(9G-TRONIC)
■燃費
JC08モード燃費:13.3km/ℓ
■車両本体価格:1505万円(試乗車はオプション179万7000円含む1684万7000円)

自動車業界の最新情報をお届けします!

大車林

大車林

基礎原理から最新技術、産業、環境、行政、モータースポーツ、デザインまで、クルマ社会をキーワードで理解する自動車総合情報・専門用語事典『大車林』の検索サービスです。

キーワードを検索
注目のキーワード
ドライブピニオンベアリング
ドライブピニオンをデフキャリアに回転支持する2個のベアリングのことを指す。ドラ...
フリーホイールハブ
パートタイム4WD車において、前輪のホイールハブのところで動力軸を断続する装置。...
粒界酸化
炭素鋼、低合金鋼、ステンレス、ニッケル合金などの熱処理工程において、金属製品...

カーライフに関するサービス

ランキング

もっと見る