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MFA 試乗 No.1 スバルフォレスター 「モーターファン・アーカイブ試乗 No.1 」 スバル フォレスター① ~街乗り編~[3/8]

  • 2019/01/01
  • MotorFanアーカイブ編集部 山口 尚志
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■代わり映えに乏しい外形デザイン

 6月の発表時点で新型フォレスターを見たときに思ったのは、外から見たときの形が、先代フォレスターと同じじゃないかということだった。

 リヤはそうでもないのだが、特にフロントとサイド。

 旧型4代目に対する5代目だから、まぎれもなくフルモデルチェンジのはずなのだが、どうも4代目のマイナーチェンジではないかと思うほど代わり映えがしない。

 フロントランプや前後サイドドアを損傷させたとき、旧型のものを持ってきても何とかとか取り付けられそうなほどだ。

 これならマイナーチェンジなのにボディ前後の大幅変更で仕切り直しを図ったこのたびのマイナーチェンジ版プリウスのほうが変更の幅はずっと大きい。

 20年前のクルマなら、マイナーチェンジといえど、もうちょい新鮮さを出していたもの。


新旧フォレスターの真正面同士を見る。どっちがどっちだか即座にわからない。じっくり見てもよくわからないぞ。
よく見れば3番目のガラスの大小やホイールアーチ処理の違いはあるのだが、全体としてはやはり新旧そっくり。
後ろにまわってようやくわかる、新旧のちがい。これだってランプが新型はバックドアにまわり込んでいて、旧型はボディ側で完結と事前に知っていればのこと。どっちが新しいかとなると・・・。いずれも左の赤い車が新型だ。

 私は何も、旧型を否定するかのようなモデルチェンジがいいといっているのではない。

 従来型のエッセンスを残しながら新しさもにじみ出るような姿かたちにするというのがうまいモデルチェンジだと思うのだが、そのあたり、新型フォレスターはどうもうまくいっていない。

 他社でいえば、話は古いが、初代ワゴンRに対する新軽自動車規格(=現行)に移行したときの2代目ワゴンR。

 当のSUBARUだって前例がないわけではなく、細部が変わってもベンツがベンツであり続け、BMWがきちんとBMWに見えていたように、レガシィだって初代から4代目に限れば、モデルチェンジしても一貫してレガシィに、インプレッサの初代~2代目だってインプレッサに見えるデザインにしていたじゃないか。

 いやいや、当のフォレスターの初代~2代目だって・・・

 という観点からすれば、今回のフォレスターは「新型」と呼ぶにはちょいと躊躇するし、そうでなくとも、もともとインプレッサやXVと同じ系列にあるのだから、その中にあってフォレスターならではの新鮮さとか新しさが、スタイリングのどこかにあってほしかった。

 損得だけでいえば、この新型フォレスターは損をしていると思う。

 ボディサイズは全長×全幅×全高がそれぞれ4625×1815×1715mmで、ルーフレール付きの全高は1730mmとなる。

 旧型の後期モデルとボディ寸法を比べると、長さで15~30mm、幅で20~35mmサイズが大きくなり、ルーフレールなし車ならは新旧1715mmのまま。

 ルーフレール付車なら新型は5mm低くなり、旧型1735mmから1730mmになった。

 フォレスターはもともと1997年の初代から車幅1735mmの3ナンバー車で、インプレッサをベースにしたクルマであることは初代もいまも変わらない。

 だが今回はとうとう車幅が1800mmを超え、渋滞や左脇の路上駐車が多い都内の幹線路、住宅街ではますます気を遣わなければならなくなった。

 いっけん数十mmの拡大拡幅は「たかだかこれくらい」と思うだろうが、この数十mmのサイズアップを伴うモデルチェンジを数世代続けると、どこかでいよいよ使いにくさに深刻さを増してくる。

 深刻なのは何も道路上だけではない。

 出先でのクルマの置き場所確保だって気がかりだ。

 近年だいぶ解消されてはいるが、都内の有料駐車場などは隣のクルマに気を遣うほどミニマムな駐車スペースの場所が多いし、ゴンドラ式などは旧時代サイズのものを使っているところがまだまだあり、断られるケースが少なくない。

 全高、全幅、タイヤトレッド幅・・・お断りの理由は場所によってそれぞれだが、断られる前から判断できるよう、車両の全長、全幅、全高、そしてホイールベースとトレッド幅を、車両3面図とともにサンバイザー裏あたりに記しておいてくれるとありがたい。

 バニティーミラーふたの裏でもいいよ。

 もっともサイズの話なら、フォレスターが真っ向勝負をかける日産エクストレイルも負けてはおらず、4690×1820×1730~1740mmと、敵もサイズは似たようなものだ。



まずはコンペティターの筆頭はエクストレイル。
 そのエクストレイル。

 あちらのイメージカラーは赤である。

 今回拝借したフォレスターは「クリムゾンレッド・パール」と呼ばれる赤だったのだが、撮影時にリヤボディあたりに近づいたとき、自分が借りたクルマなのにだんだんエクストレイルと錯覚するようになってきて困った。


 写真で比べれば違う姿をしているのだが実物を見れば全体の形も雰囲気も似ており、近づけば、サイドのクオーターウインドウが小さく、下端がせり上がることで増すリヤボディの量感がそう錯覚させるらしい。

 初代フォレスターも初代エクストレイルも、それぞれにバッティングしないほどの個性の持ち主だったと思うのだが、モデルチェンジを重ねるにおよび、少なくともスタイリングないし雰囲気などは両車だんだん歩み寄り、独自性が薄れてきているような気がする。


登場から間もないホンダCR-V、そして来年2019年春に登場するといわれるトヨタRAV4も新フォレスターの照準圏内に入れられよう。

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