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MFA 試乗 No.1 スバルフォレスター 「モーターファン・アーカイブ試乗 No.1 」 スバル フォレスター① ~街乗り編~[8/8]

  • 2019/01/01
  • MotorFanアーカイブ編集部 山口 尚志
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■いいねえ、電動パワステのフィーリング

 もうひとつ、電動パワーステアリングの感触についてほめたい。

 私はもともと電動パワーステアリングが嫌いで、操舵時の人工的な(もともとクルマ自体が人工物だが)不自然な感触、右左折後のハンドル戻りも不自然なこと、そして駐車場などで余儀なく据え切りで一気にハンドルを回す際の、途中、瞬間的に重くなる現象が断続する引っかかり感が嫌いだったのである。

 だから、エンジン回転を一部取り出して常時稼働の必要がある油圧ポンプ式をやめて電動式に置き換わるのは、私自身は「ヤだな」と思っていたのだが、近年どのクルマの電動パワステも油圧式と遜色ない、いや、まったく変わらない感触のものが増えた。


感触のいい電動パワステが増えてはいるが、軽い、きれいにまわる、適度な反力があるという、この3拍子が揃っているものは案外少ないのである。
 このフォレスターも優れていて、何がいいかというと、軽い、引っかかり感なく初めから終わりまできれいにまわせる、軽いながらも適度な反力があるという点だ。

 フォレスターのそれは、フィーリングも油圧式と同等だ。

 自慢じゃないが、油圧式から電動モーター式への過渡期の頃、電動式か油圧式か、知らずに乗っても輪っかを握った瞬間に判断できた私である。

 電動式がかなり広まってからも油圧式に固執したダイハツエッセ、日産ムラーノなどは乗ってすぐに見抜いて安堵したもの。

 それほど電動式嫌いの私でさえ、知らされずにフォレスターに乗ったら、油圧式とまちがえたかも知れないほどの出来なのである。

 「あれっ」と思って、いちおうカタログの諸元表を確認したのは内緒だ。

 ゲームセンターにあるカーレースゲームのハンドルのように、手応えのない、空回りみたいなスカスカパワステがある傍ら、パワステ付きなのに「これ、パワステ?」といいたくなる、設計意図不明の重いパワステもあるが、ハンドルなど、適度な反力があることを前提に、軽ければ軽いほどいいに決まっている。

 フォレスターのパワステの感触は私好みの上々な出来であった。

 中には「もうちょい重くてもいい」というひとが出てくるかもしれないが、大勢のひとには不満のないセッティングになっていると思う。

 ステアリングのギヤ比はクイックなほうだ。

 私はクルマが好きな割にはぼんやりとしたハンドリングのクルマのほうが性に合っていると思っているのだが、どうやら、あまりシャープなクルマに乗る機会がなかったからそう思ってきたようだ。

 「食わず嫌い」ならぬ「乗らず知らない」である。

 ハンドルの遊びだって少なめだ。

 まわし始めた途端にタイヤは向きを変え、ボディを右に左に敏感に方向を変える。

 普通のクルマならもうちょい遅れて進む方向を変えるところだ。

 これが危なっかしいという感覚にはならず、むしろ、「おっ、こういうのもいいねえ」と思わせられた。

 クルマの楽しさなんか、何もハイパワーや固い乗り味、マフラーからのけたたましい排気音に限ったものではないことをフォレスターが教えてくれる。

 念のために申し添えておくと、ハンドル回転数は、左に1回転と1/4強、右も1回転と1/4強で同じ。

 同じに決まっているものをなぜわざわざ書くかというと、右と左とで回転数が異なるクルマがたまにあるからだ。

 と、唐突だが今回はひとまずここまで。

 次回は街乗りシチュエーションでのアイサイトについてお届けしよう。

 ではまた次回!

(第2回につづく)


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