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毎日にジャストフィットするマイ・ベスト・ボルボ ボルボXC40の使い勝手を徹底レビュー!SUVとしての評価は?

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<インフォテイメント&空調>先進的かつ使いやすさを求めたディスプレイ中心の統合システム

 ナビゲーション、オーディオ、電話、空調、シート調整、車両設定……。数多くの操作系機能を9インチの大型タッチスクリーン式ディスプレイを中心に統合したインターフェイスを、ボルボは「SENSUS(センサス)」と呼ぶ。新世代ボルボのインパネ周辺の物理的なスイッチが少ないのは、このインターフェイスを採用しているからだ。

操作はスマートフォン感覚。膨大な機能を搭載しておきながら、操作は物理的なスイッチよりもシンプルでわかりやすい。なお、赤外線による検知方式を採用しているため、手袋をはめたままでも操作は可能。寒い国で生まれたクルマらしい配慮といえよう。
エアコンは「T4」のみ左右共通、上級グレードでは左右独立で温度設定が可能。指で画面をなぞるほか、音声入力でも温度設定の変更ができる。
空調の温度設定は画面最下部に常時表示。細かい設定は画面を使って行う。人型アイコンを使って風向きを示しているところが、ボルボらしい。
ナビの目的地検索は、画面をタッチパッドとして活用する「手書き入力」 も可能。もちろん日本語入力対応。 予測機能も付いているので便利。
画面いっぱいに地図を広げた最大表示の状態にすれば、大画面と相まって、従来のナビでは見られない優れた視認性を実現。
ホーム画面では、ナビやオーディオなどの主要機能を表示。操作したい機能にタッチしアクセスしていく。写真は燃費情報を拡大表示した状態。

アプリの追加も可能

スマートフォンのように、アプリ追加により機能拡張が可能。起動スイッチの位置はスマートフォンのように好みの位置に移動できる。もちろん、AppleCarPlayやAndroidAutoにも対応。
前席用のUSB端子はセンターコンソ ールの最前部に2個用意。上部はSENSUSとスマートフォンを接続する際にも使用する。
取扱説明書が収録されているのは、想像以上に便利。イラストから項目を検索して目的の機能へジャンプし、サッと確認できるのも“電子取説”ならでは。
アイドリングストップ機能のオン/オフなどといった車両機能の設定も、センターのディスプレイを使って行う。実は、スポーツモード付きESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)も用意されている。

ドライブモードは4タイプ

動力性能をフルに発揮する「Dynamic」、燃費重視の「Eco」、駆動力やスタビリティコントロールなどを悪路走行向きにする「Off Road」の設定が可能。「Eco」では65㎞/h以上でアクセルをオフにするとコースティング(=空走)が作動する。「INDIVIDUAL」は好みの詳細設定を保存させる機能のこと。
「360°ビューカメラ」は車両直近の死角を減らしてくれるため、周囲の安全確認の精度を高めてくれる。カメラ画像は特定の部分を拡大することも可能だ。
真上から見下ろすように車両全周を映し出す「360°ビューカメラ」機能搭載。駐車枠や周囲の車両との位置関係が一目瞭然となり、駐車時にサポートしてくれる。

<シート&快適性>前席重視のパッケージだがリヤシートも実用的な設計

XC40の空間作りは前席優先。単身、もしくはカップルが快適に移動できる“アーバンクルーザー”としてパッケージングされている。

SUVらしい高めの着座位置により、良好な視界を生み出す。シートの座り心地は、従来までのボルボのふっくらと包み込む感覚とは違い、座面の表面に張りがある仕立て。長時間座り続けても驚くほど疲労感は少ない。これは身体をしっかりと保持し、体圧分散を最適化しているか らだろう。さすがボルボといったところ。
「R-Design」と「Inscription」のフロントシー トは、脚の長い人でも最適な着座感を得られるように座面の長さが延長できる。
ベーシックな「T4」を除き、運転席は電動調整式。「RDesign」や「Inscri ption」では、助手席にも電動調整機能を採用する。
「R-Design」や「Inscription」に組み込まれる前席のシートヒーターの調整は、インパネ中央のディスプレイで操作する。
車高が低めのSUVの優れた部分として挙げられるのが、乗降性。シート高はフロントが地上 680㎜、リヤが675㎜。それにより、スッと腰を下ろしたり座ったりでき、無理な乗降姿勢をとることなくスムーズな乗降が可能に。後席の天井が後ろ下がりになっていないのも好条件といえる。また、サイドシルの汚れ防止設計はうれしい配慮。閉めたドアがサイドシルを覆うので、ボディが汚れてもドア開口部付近を綺麗な状態に保つことができるのだ。乗降時にズボンやスカートの裾を汚さずに済むようにという気配りがなせる技。
前席のふたりを軸にした空間作りがなされているため、後席のゆとりは少ない。だが、ドライバーが大柄でなければ、後席にも大人がゆとりを持って座れる十分な広さを確保できる。リヤ シートの背もたれが高いのもボルボの美学。3名掛けも可能だが、ふたり掛けをメインに左右の着座部分を広くした立体的なデザインとしている。この立体的な表面のおかげで、着座時の姿勢変化は最小限に抑えられる。
ボルボの伝統に則り、後席のヘッドレストは大きめ。だが、前席からの遠隔操作でヘッドレストを倒すことができるので、用途に応じて後方視界を広げることは可能。なお、安全性を重視し、ヘッドレストは前方に倒れる設計。座る際に邪魔になるのは明白だが、乗車時、それにより“ヘッドレストを確実に起こしてください”という乗員への注意喚起を狙ってのもの。一方、中央席のヘッドレストは写真の高さまで上げることができる。
「ISOFIX」に準じた、カバー付きチャイルドシート取り付けバー。間口が広く金具もしっかり見えるので、取り付けやすさは抜群。
ドリンクホルダー付きセンターアームレストは、XC60などの上級モデルに比べてシンプルな形状を採用。
センターコンソールの後方には、後席用のエアコン吹き出し口を装備。後席の快適装備のひとつでもある。その下には給電用のUSBアウトレットを設定。

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