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80’s SCOOTER 「ハイR&セピアZZ」 独自路線を突き進むスズキの二大巨頭【原チャリカスタマイズ】

  • 2019/02/17
  • モト・チャンプ編集部
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カブのスクーター版(もちろんホンダ車)!

HONDA:EXPRESS BUSINESS(エクスプレス・ビジネス)

〝 ビジネス 〟ならこの形が定番!?時代を先取りしすぎたハイホイールの先駆車
カブカスタムのノウハウで、スポークホイールを17インチ化 

OWNER:AToRiKA521若尾店長

走りは一級品、だけどカブと比較される悲劇!

 スーパーカブみたいだけどなにかが違う?ホンダが83年に発売した 「エクスプレス」はご覧の通りカブにそっくりで、平たく言えば“カブのスクーター版 ”である 。それなりにカブを知っていなければ見間違えてしまうほど酷似している。

 今でこそPCXに代表される インチなどの大径(ハイ)ホイールスクーターは一般的だが、当時は『スクーター=小径ホイール』が通常認識にっており、市場ではなかなか受け入れられなかった。それでもホンダはイタリアで生産されたShシリーズやビアを日本でも発売。どれも高い走破性を持ちハンドリングも軽く、 素晴らしいポテンシャルを秘めているにも関わらず、残念ながら好セールスとはならなかった。

 そんな時代を先取りした同車には 二つのグレードが存在する。通常版はカバー付きのインナーポケットやセルスターターを標準装備し、当時としてはハイエンドな仕様。一方で、 廉価版の「ビジネス」はこれらの機能を取り除き、その代わりにサイドスタンドやフロントキャリアを追加し、リヤキャリアも若干ワイドになっている。カラバリも通常版が4色なのに対してビジネスは2色のみの設定だった。なお両グレードの価格差はぽっきり1万円である。

 今回撮影したマシンは、ビジネス をベースにプチカスタムを施したもの。本来は前後 インチホイールだが、前後インチに大径化。あとはフロントキャリアを取り除き、ミラーがメッキタイプに変更されていた。

 試乗する為キックペダルを踏むと モクモクと白煙を上げ、スロットルをひねるとビィ〜ンという音が響く。エンジンは確かに2ストだ。前年に発売されたスペイシーがカブCを応用した4ストエンジンなのに、 なぜエクスプレスが2スト?という疑問はさておき、出足から鋭い加速を見せつけ、ハイホイールの恩恵もあって安定感があり、スピードに乗るとめっぽう速い最高出力は 5.2 と、同年発売のリード (5.5)やビート(7.2)には及ばないものの、乾燥重量55kgという軽さと大径ホイールの走破性を武器に、どんな道だろうと臆することなくスロットルを開けていける!

 数年前に125ccスクーター比較を行なった際、同一エンジンを搭載するリード125よりもShモードがかなり好評だったのを思い出した。このエクスプレスも乗ってみれば納得の走りっぷりである。

 これだけ走行性能に優れ、しかも割と安かったのに、なぜ認知されるにいたらなかったのか?それはハイホイール仕様やビジネス用途以前に、カブをモチーフにしているがゆえに「だったらカブでよくね 」という、なんとも皮肉な結末を迎えたの ではないかと予想している。せめてカブの名を冠していれば違った結果になっていたかもしれない。

 ともあれ、各部の作りや質感は良く、専用設計の部品構成からみても かなり注力されていたのが伺える。 ハイホイールスクーターを探しているなら、エクスプレスを候補に入れてみてはいかがだろうか?

カブとは一味違う!ココがエクスプレス!

AT仕様だからシフト操作いらず!

カウルを外さないと駆動系カバーが取れないため断念したが、他のスクーターと同じ無段変速(CVT)だ。

ステップスルーで乗り降り楽チン!

カブのバッグボーンフレームとは異なり、アンダーボーンフレーム & フロアステップなので大きく跨る必要なし。

どんな用途にも使えちゃう!

「カブルックなのにステップスルーってのが不思議な気分! 想像以上にハンドリングが軽快で、どの速度域でもシュバッと切れ込んでいける。旋回性は8~12インチ車に比べれば劣るだろうけどそんなの気にならない位にヒラヒラ走れちゃう。コイツこそちょい乗りから長旅まで使えるマルチスクーターだ!」(モルツ)
1.スクエア型のメーターパネルには60km /hスケールの速度計と燃料残量計、速度警告灯に加え、2ストらしくオイル警告灯を備える。ウインカーとヘッドライトのインジケーターはパネル外の下側に位置。
2.荷掛けフックを6本備えた(ビジネスのみ)大きめのリヤキャリア。耐荷重は10kg。本来ある前キャリアと合わせれ3ば積載力は必要十分!
3.シート下には燃料タンク(容量4.5L)とバッテリー、エンジンオイルタンクでぎっしり。
4.スクーターなので片持ちかと思いきや、近代モデルのようにマフラーステーと右リヤショックの下側の受けを一体化させて二本サス仕様になっている。
ベースはコチラ

エクスプレス
当時価格:13万2000円 (ビジネスは12万2000円)

83年4月にビジネスユーザー向けに登場。スポークホイールの大径スクーターというのが珍しい! セルスターターやカバー付きフロントラックなど先進的な装備も。エクスプレス・ビジネスはこれらの機能がない代わりに前キャリア & サイドスタンドが追加されている。

16インチ兄弟たち

ビア:ホンダ・イタリア・インダストリアーレ社から輸入した異色の一台で 、丸目ライト&バーハンやビビッドなカラーが斬新! 後年発売されたトゥデイをスリムにしたようなフォルムが特徴。空冷2スト49ccエンジンを搭載。
Shモード:30年以上前から欧州で人気を博していたShシリーズをアジア市場向けにリファイン 。124cceSPエンジンに加え 、舵角の広いハンドルや車重116kgの軽くて細みなボディで扱いやすいのが自慢!

モトチャンプ 2018年12月号

■特集■
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