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氷上特設コースで評価はできない。本当の雪道は現場にしか存在しないのだ。 稚内まで片道1600km、往復3200km! 冬の宗谷岬を見にフェラーリとレンジローバーで旅に出た。

  • 2019/02/23
  • GENROQ編集部
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自然相手に定石はない

 「こな雪、つぶ雪、わた雪、みづ雪、かた雪、ざらめ雪、こほり雪」とは太宰治が津軽の雪として「津軽」(昭和19年刊)の冒頭に記した7種類の雪である。今さらだが、日本は世界有数の豪雪国である。観測された積雪深の世界記録は滋賀県の伊吹山(11.8m)で、ある程度以上の人口地域での積雪量は酸ヶ湯温泉を抱える青森市が一番ではないかと言われている。アジア・モンスーン気候帯の東の端に位置する日本は降水量が多く水に恵まれている。モンスーンとは季節風のことで、冬期は大陸からの北西風が日本海を渡る間に暖流の対馬海流からの水分を含み、脊梁山脈に当たって大雪となるのである。さらに国土が縦に長く、山地が多い日本はその地形的な特徴によって降る雪も積雪状態も地域によって千差万別、日本の雪は太宰が記したように多種多様であり、あらゆる雪道が存在すると言ってもいい。

 豪雪地帯とは大量に雪が降る地域のことだが、漠然としたイメージの問題ではなく、日本では「豪雪地帯対策特別措置法」という法律で指定されている。実は日本の国土の約半分が豪雪地帯であり(人口比では約15%)、その中で「積雪の度が特に高く(中略)住民の生活に著しい支障を生ずる地域」は特別豪雪地帯(国土の約2割、人口比で約2.5%)と別に定められている。何しろ除雪費用も生半可なものではなく、たとえば今年青森県の除雪費は40億円を超えるのではないかと見られている。国土の半分が豪雪地帯である日本では、かつては冬の間は交通手段が断たれ、春の雪解けまで孤立したまま、いわゆる陸の孤島となる集落が珍しくなかった。今でこそそんな地域はなくなったが、今年のように記録的と言われるほどの降雪に見舞われると、生活に支障を生ずるだけでなく、救急車や消防車が出動できないといった事態も起こる。ちなみに北海道は全域豪雪地帯、宗谷地方は特別豪雪地帯に指定されている。

 だが、雪は災いであると同時に恵みでもある。日本のほとんどの地域が豊かで上質な水に恵まれているのも大量の雪が降るからだ。積もった雪は徐々に融けることで、洪水にならず山地の中に貯水され、森林や作物の恵みとなるのである。さらに今や日本の雪は観光資源でもある。北海道のニセコや長野県白馬のスキー場に詰めかける観光客の大半は今やでは外国からの旅行客だというが、彼らが口々に賞賛するのはサラサラの粉雪、「Jパウダー」と言うらしい。フランク・シナトラはじめ多くの歌手が歌っているように、美しく輝く白銀の世界を素晴らしいと表現した歌は無数にある。その夢のように美しい雪道も、あっという間に白い地獄に一変させるのが自然の猛威というものだ。過ぎたるはもちろん及ばざるがごとし、ではあるが、日本に住むならば雪との付き合い方の基本を、たとえ豪雪地帯以外に暮らす人も知っておくべきだろう。

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