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氷上特設コースで評価はできない。本当の雪道は現場にしか存在しないのだ。 稚内まで片道1600km、往復3200km! 冬の宗谷岬を見にフェラーリとレンジローバーで旅に出た。

  • 2019/02/23
  • GENROQ編集部
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働くクルマの頼もしさ

吹雪の中、無事にANAクラウンプラザホテル稚内に到着。ホテルには寒波の影響で宿泊キャンセルの連絡がひっきりなしに来ており、われわれの到着を驚いていた。

 稚内市街地の灯りが見えた時には心底ホッとした。辿り着いた!という安心感を抱いた瞬間、首のあたりがガチガチに固まっていたことに気がついた。かつてサファリ・ラリーの取材でケニアを走った時、日が暮れてからダート道を延々と宿に向けてレンタカーのカローラを走らせた際のことを思い出した。満天の星で空はうっすら明るいが、一台だけで本当に何もないサバンナと丘陵をいくつも越え、心細さも感じなくなった頃にようやくホテルの灯りを見つけたあの時の気持ちと同じ、苫小牧のフェリーターミナルから約400㎞、旭川から250㎞、その間ずっと車載温度計は零下を指していた。

 翌朝の稚内は雪が上がっていた。20㎞ほど先の宗谷岬を目指す。まだ明けやらぬ早朝から稚内の市内では、いったいどれほどの除雪車が稼働しいるのだろうと驚くほど、無数のグレーダーや雪を運ぶダンプカーが全力で行き交っていた。道路上も駅のロータリーも道路脇の駐車場でも、驚くほどの勢いで懸命に作業している。まさしくプロの仕事である。東京なら一週間はマヒするだろうという雪が前夜に積もっても、北国では学校も会社も当たり前のように営業中だし、公共サービスも滞るわけにはいかない。宗谷岬を目指して走るうちにかなりの雪が再び降り出してきたが、その雪の中で小学生が元気に学校に向かっていた。地元のラジオ局からは市民に向けてアナウンサーが語りかけている。「除雪作業のため遅れていますが、これから予定通りにごみ収集に向かいます」

もはや路肩なのか単なる雪壁なのかわからない。さすが雪国の国道は路肩を示す矢印は赤く点灯し、その下には緑のレーザーライトで誘導してくれる。

 そういうことなのだ。様々なクルマが北国の生活を支えている。雪国に暮らしている人にとっては何を今さらだろうが、冬でも当然それぞれの人にとってなすべき生活があるわけで、少々の雪に臆していては、そして雪だからと言って慎重に走るだけでは暮らしが成り立たない。軽自動車だろうと4WDのSUVだろうと、その能力に応じて役割を果たしているのである。

 再び苫小牧を目指すルートには薄日が差していたが、ぼんやりと明るい昼に降る雪の中を走る時は、また別の注意が必要だ。前を走るパネルバンの白い後ろ姿(灯火類は雪で覆われてまったく見えない)が雪煙の中に見え隠れしているうちにボーッとしてきたが、それでも地元のクルマは夏と変わらぬスピードで走っている。このぐらいの降り方なら、地元ドライバーにとっては日常茶飯なのだろう。凍結注意と80㎞/h規制の警告が表示される中、他のクルマは元気よく追い抜いて行く。我々も先を急ごう。雪が融けずにあたふたしている東京はまだ遥か彼方である。

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