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快適性や実用性だけでなく洗練度も増した上質なワゴン ボルボV60の使い勝手を徹底チェック!ステーションワゴンとしての評価は?

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〈シート&快適性〉足元が広くなって快適性が増した後席

 ボルボ全モデルに共通することだが、居心地のいい空間と快適性は長距離移動するとよくわかる。新型V60のトピックは後席スペースの拡大 。膝まわりで先代比+36mmとなり、ゆとりが増している。

前席の着座位置は低く、SUVとは一線を画した“包まれ感” を味わうことができる。なお、最上の快適性とスリムなデザインの両立を目指し設計されたフロントシートは、90シリーズと同様の構造。座り心地は先代よりも硬めとなったが、身体全体を包み込む感覚はしっかりと受け継がれている。運転席の電動調整は全車に採用されており、「Inscription」ではより細かい調整機能やベンチレーションも搭載。
先代に比べて足元が広がったことは、ドアを開けた瞬間に実感できるほど歴然。(旧世代モデルではあるが)車体がひとまわり大きなV70よりも広いといえば、理解しやすいだろう。その上、ヒール段差(床と座面の段差)が高く取られており、適正な乗車姿勢が取りやすい。頭上クリアランスも申し分なし。ただ、左右席間の床にあるトンネル(ふくらみ)は大きい。シートは、座面の前後長を長くとり背もたれは高くした設計。快適性を重視したボルボの伝統であり美学の表れでもある。
後方視界を広げるため、後席のヘッドレストを倒せるボルボ伝統の機能も引き続き採用。運転席からディスプレイ上にて操作可能。一方、中央のヘッドレストはここまで上がる。
運転席のシートポジションだけでなく、連動してミラーの角度を2パターン記憶。スイッチはドアに設置。
シートヒーターや表面を換気してムレを防ぐベンチレーション機能は、センター ディスプレイで操作する。
背もたれのサイドサポートは電動機能で調整。シートのタイト感までも自分好みに変更することができる。
「Inscription」にはマッサージ機能も搭載。身体に刺激を与えることで緊張状態を緩和し、疲労軽減に効果。
電動調整スイッチは座面脇に設置。「Inscription 」は、 運転席側のスイッチで助手席も動かすことができる。
身長の高い人にうれしいのが、座面の長さを延長する機能。電動式で、「Inscrip tion」に装備される。

前席は、低い座面に沈み込むように座るスタイルとなる。後席は、ルーフが水平に近い状態というワゴンボディのメリットが活かされており、乗降時、頭上への干渉を防いでくれる。また、足元空間が拡大されたことで座面の端とBピラーとの間隔が広くなり、足先の出し入れをスムーズに行うことができる。

幅広のセンターアームレストの上部には、トレーがふたつ備わっている。前方にはドリンクホルダーを内蔵。
カバー付きの「ISOFIX 」チャイルドシート取り付けバー。間口が広いので金具もしっかり見え、取り付けやすい。

〈室内の収納スペース〉使い勝手をより考慮した収納の数々

 Aピラーのクリップのように、独特のアイデアを盛り込むなど収納面でも個性的なボルボ。多機能なグローブボックスやセンターコンソールのシャッタ ーといったボルボならではのアイデアがふんだんに盛り込まれている。

グローブボックスはリッドのキーロックが可能(そのためのキーが内部に用意されている)。 またエアコンの風を導いて保冷ボックスとしても使用できる。上側には取扱説明書も収まるトレーがあり、最上部にはETCユニットを設置。

センターコンソールの収納スペースはシャッターを閉めればトレーとして使え、見た目も機能性もスマート。前方2カ所にはトレー(キーが置ける) を、後方にはドリンクホルダーを用意する。

センターコンソールボックス内には、USB端子が2 個備わっている。その内のひとつは、車両との通信にも使う。

助手席足元(センターコンソール側面)に設けられたネットは、薄めのものだけでなく、デジカメといった厚みのあるものもしっかりホールドしてくれる。
容量は控えめとはいえ、CDケー スを収めることができるコンソールボックスを装備。なお、「T5」 系のモデルは後方にCDプレーヤーを搭載。
サンバイザー裏に備わるカードホルダーは、サッとカードを挟めるクリップ式。 シンプルで使いやすい。
ボルボの伝統ともいえるAピラーのチケットホルダー。駐車券を挟むのに最適な独自アイデア。
フロントのドアハンドルは、底が設けられ小物が置ける形状に。“ガラケー” の収納が可能。
リヤのドアハンドルにも小物を置くことができる。形状や容量はフロントとほぼ同様。
大容量サイズのフロントドアポケットは、多彩な物が収納でき実用性に優れている。
リヤドアポケットは、フロントに比べると容量は小さめ。コンパクトサイズの手帳が収まる。
多機能の後席センターアームレスト。 後方のリッド付きトレーはテーブルとしても活用できる。
入れたものが一目瞭然でわかる。ネット式のシートバックポケット。パソコンといった重量のあるものでもしっかり保持してくれる。
バニティミラー:全グレードで運転席/助手席のサンバイザー裏にバニティミラーを組み込む。ミラーの脇には、高級車らしくリッドの開閉に連動して点灯するライトも備わる。
キャップレス給油口:セルフスタンドでのわずらわしさから解放してくれるのが、キャップがない給油口。リッドを開けるだけで給油でき、キャップ自体がないため、キャップの閉め忘れも防止できる。
パノラマ・ガラス・サンルーフ:先代よりも5割広がった、V90と同じサイズの開口部が自慢。ガラスは2枚で、前方はスライド&チルトが可能だ。駐車中に外気温が25度以上になるとサンシェードが自動で閉まる機能も搭載。
ウォッシャーノズル内蔵ワイパー:ウォッシャー液はワイパーブレードに組み込まれたノズルから噴射。V60からはフロントに加えてリヤもこのタイプになった。視界を邪魔せず、ウォッシャー液の使用量も少なく済む。

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