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Audi S3 Sportback アウディS3 試乗レビュー|能ある鷹は爪を隠すのか。A3の実用性の高さにプラス100psの動力性能[2/2]

  • 2019/02/17
  • MotorFan編集部
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 しかし、高い運動性能に見合った見た目を備えているかと意見を求められた際は、議論になりそうだ。あまり派手に演出してしまってはRS3の領分を侵してしまうし、といって控え目にすぎるとA3より上であることを感じにくい。エクステリアでは、後ろに回り込んで4本出しのテールパイプを確認し、テールゲートにある専用バッジを認めなければ、S3であることを認識するのは難しい。

 ポーカーの役でいえば、ロイヤルストレートフラッシュ、つまり最強なのがRS3。ストレートフラッシュな点(つまり強い役)ではRS3と同じだが、S3はエースと10、それに絵札は含まれていない。人によってはA、2、3、4、5がそろった最弱の手に感じてしまうかもしれない。強いんだけど弱い。微妙な立ち位置にあるのがS3だ。

 逆に、視覚上の控え目な演出を好意的に捉える人もいるだろう。さりげないのがいいんだと。レーシーな雰囲気を醸し出すフラットボトムのステアリングホイールこそS3の専用装備と言いたいところだが、形状自体はA3と共通で、S3は左右のグリップにディンプル処理を施し、ボトムにS3のバッジをあしらっている。加えて、明るい色の糸で縫っているため、ステッチが目立つ。

トランクスペースは充分。
 その程度で、裏を返せばA3が充分にスポーティな内装を備えているということだ。空調ルーバーやダッシュボード、ドアにあしらったシルバーの加飾も控え目で、A3と大きな差はない。装備面では、A3でオプション扱いになるバーチャルコックピット(12.3インチ高精細モニター)が、S3では標準装備になる。アダプティブクルーズコントロールやトラフィックジャムアシスト(渋滞での完全停止〜発進までアシスト)、それに車線逸脱を防ぐアクティブレーンアシストなど、最新の運転支援機能を満載しているのも特徴だ。

 A3の実用性の高さと高い安心・安全性能をベースに、プラス100馬力の動力性能と、引き上げた出力に見合った引き締まった脚を与えたのがS3ということになる。エンジンとトランスミッション、サスペンションにステアリングの統合制御を切り替えるドライブモードはコンフォート、オート(デフォルト)、ダイナミックなどの種類があるが、オート選択時はあくまでジェントルな走りに徹する。効率を徹底的に追求したクルマ、の印象だ。

ドライブモードは、Efficiency/Comfort/Auto/Dynamicそして個別に設定できるIndividualだ。
 ところがダイナミックを選択した途端、ムードは一変。エキゾーストサウンドを含めたエンジンサウンドが容赦なく耳に飛び込んでくるようになり(同じ車速でも、オート選択時より高い回転数/低いギヤ段で走る)、ハイパフォーマンスなクルマを運転している気分にさせる。ついに本性を現したか、という感じだ。能ある鷹は爪を隠すのか。

アウディS3スポーツバック
■ボディ寸法
全長×全幅×全高:4335×1785×1440mm
ホイールベース:2630mm
車両重量:1520kg
サスペンション:Fマクファーソンストラット/R4リンク
駆動方式:AWD
■エンジン
形式:直列4気筒DOHCターボ
排気量:1984cc
ボア×ストローク:82.5×92.8mm
圧縮比:9.6
最高出力:290ps213kW)/5400-6500rpm
最大トルク:380Nm/1850-5300rpm
使用燃料:プレミアム
■トランスミッション
7速DCT
■燃費
JC08モード:14.7km/ℓ
価格○615万5円

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