Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • モーターファンテック
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. カタログ
  3. マツダ|MAZDA
  4. ロードスターRF

適度に加えられた落ち着きが生む個性 マツダ・ロードスターRFは内装からトランクまで、細部に宿る品の良さ粋なこだわりを見た!

このエントリーをはてなブックマークに追加

マツダ ロードスターRFの居住性や乗り降りのしやすさ

非日常を感じさせてくれる低さは健在

先代NC型に対し35㎜後方、かつ20㎜低く座るため、居住スペースはむしろ広く感じられる。Aピラーは歴代モデル比較で最も後退し、ドライバーに近くすることで視界を広げている。ステアリングは先代からチルト機構が追加されたが伝統的にテレスコピック機構は装備しない(マイナーチェンジ後に採用された:編集部注)。

クローズド状態でもヘッドクリアランスは比較的余裕がある。着座位置が低くドライバー中心に専用設計された恩恵だが、小柄な人は視界と適正なポジションが取れるか確認しておきたい。

スポーツカーらしい長いドアを開くと、乗り込むだけで非日常の世界へと導いてくれる。着座位置はかなり低く特別な雰囲気。厚いサイドシル、ドアスピーカーの張り出しで足運びは注意が必要。

「VS」のナッパレザーシートはしっとりとした柔らかな座り心地とオーバーンの色合いが落ち着いた雰囲気。座面サイドの張り出しは低く、乗り降りはしやすい。シートヒーターを内蔵しヒップポイント高は「RS」のレカロ製シートとほぼ同じだ。

ドアパネルは抉るように立体的にデザイン。細身のアームレストも美しく満足度を高めてくれる。「VS」はグレーステッチで落ち着きと洗練を表現。

全グレードがシート脇にダイヤル調整を備える。座面前端の高さが440㎜〜460㎜まで約20㎜動かせるが、角度調整のみで腰の位置は不変。

マツダ ロードスターRFのシート/インテリアのバリエーション

各グレードそれぞれにこだわりあるシート構造や表皮を設定

「RS」のレカロ製シートはアルカンターラとナッパレザーを奢る。骨盤の動きを抑える構造により座り心地はやや硬めで、剛性感、ホールド性共に高い。シートヒーターも備える。

「S」はロードスターRFで唯一のファブリック表皮。座面の薄い部分は約20㎜の厚さしかないが、独自のネット構造によりしっかりとした弾力があり疲れにくい。

「S」のシート表皮にはスポーティなレッドステッチ入り。日常使いで気軽に乗れ、本来のロードスターらしさの原点を味わいたいならお薦めだ。ただしシートヒーターは設定されない。

ダッシュボードなどの加飾は「RS」「S」ではブラックとなり、スパルタンな印象が「VS」よりも強い。全グレードがグローブボックスを持たないため、助手席足元の空間に余裕あり。ステアリング位置がドライバー真正面となるのはマツダの新世代商品群の特徴のひとつだ。

ロードスターRFの「S」はマツダ コネクトやトルセンLSD(MT車)を標準装備するなど、ソフトトップの「S」よりも装備が充実し、6速AT車も用意される。上質な細身のステアリングも全車標準だ。

マツダ ロードスターRFのAV・ナビ

様々な機能を統合したマツダ コネクト

マツダ コネクトは常に最新のサービスを利用できるコネクティビティシステムで、ソフトフェアのアップデートにより進化を続けている。ディーラーオプションのSDカードPLUSの追加でナビゲーション機能も実現。スマートフォンとの接続でソーシャルネットワークコミュニケーション機能を車中でも手軽かつ安全に使用可能だ。

Bluetoothでスマホと接続し、ハンズフリー通話やメッセージ読み上げなどを行なうコミュニケーションメニューを用意。

FM/AMに加え、スマートフォンを活用したインターネットラジオAhaやポータブルオーディオなど多彩なメディアが楽しめる。

減速時の運動エネルギーを回生充電しエンジン負荷を減らすi-ELOOPの情報も確認できる。燃費やメンテナンス情報なども表示。

オートワイパーやドアロック、ウインカーの音量設定、時計、サウンドなど様々な詳細設定の変更もマツダ コネクト内から行なう。

USB端子2個と、マツダ コネクトに地図データを読み込ませるためのSDカードスロット等をセンターコンソール下部に備える。

CD/DVDプレーヤーはセンターコンソール後端に設置。走行中は扱いにくいが、これもライトウエイトスポーツカーならでは。

ナビゲーションやオーディオの操作は前方から視線を逸らさずに、手元のコマンダーを見ないで行なうことでより安全運転に寄与できるという設計思想を採用。ダイヤルを回してメニューを選択し、決定はコマンダーをプッシュするだけだ。

マツダ コネクトの各種操作を行なうコマンダーコントロール。ダイヤルとその周囲のボタンで構成され、シフトレバーの後方に設置されている。

Bose社と共同開発のロードスターRF専用オーディオを用意。独自のTrueSpace技術でオープン時にも広がりあるサウンドを実現し、ノイズを分析して聞きやすい音質に自動補正する機能も備える。「VS」「RS」は標準で「S」はオプション。

ヘッドレストスピーカーは初代ロードスター以来、久々に復活!オープン時の音楽やハンズフリー電話もクリアなサウンドで聞こえる。「VS」「RS 」は左右席に標準で、「S」は運転席のみ標準装備。

7インチWVGAセンターディスプレイはダッシュボード中央に配置。停車時にはタッチパネル操作も行なえる。2本の指での地図画面の拡大/縮小操作も可能だ。

マツダ ロードスターRFの空調(エアコン)

オートエアコンを全車に標準装備

ソフトトップ車の「S」はマニュアルエアコンだが、ロードスターRFでは全車がオートにアップグレード。空調パネルは他のマツダ車と共通イメージのデザインだ。操作ダイヤルの加飾も全車シルバーリングとなる。左から温度調整とエアコンON/OFF、風量調整と内気循環の切り替え、吹き出し口選択とデフロスターON/OFFとなる。

寒い季節の走り出しなどにありがたいシートヒーターを「VS 」「RS」の左右席に標準装備。3段階の温度調整機能付きで熱くなり過ぎない。スイッチはセンターコンソールのエアコンパネル下部にあり、左右別々にコントロール可能。

マツダ ロードスターRFのハードトップの開閉

ファストバック形状が生む利点

電動開閉式ルーフは座席後部に格納されるのでオープン時もトランク容量は減少しない。車速10㎞/h未満であれば走行中でも開閉できる新制御も導入。マツダの執念とも言える精密設計と生産技術で、美しいフォルムと手軽なオープン走行を実現した。

世界最速、約13秒でサイドウインドウ昇降を含むすべての動作を完了するフル電動式トップへ進化。開閉スイッチはセンターコンソール左下部にある。

先代のRHTはルーフ開閉時に手動によるロックの操作が必要だったが、ロードスターRFは電動式トップロックを採用し、スイッチを押し続けるだけでOKに。

リヤフェンダーとのパーティングラインにもこだわったルーフ後部は、このようにフルオープン状態でも残る。サイドウインドウに見える黒い部分はガラスではなくダミーだ。

ルーフまわりの風切り音対策やボディ各所にきめ細かく配置した吸音・遮音材の効果により、クローズド状態のロードスターRFはオープンボディとは思えないほど静粛性が高い。

オープン時はバックウインドウが格納され、乗員の後方もこのように開放状態に。心地よい風と排気サウンドを、適度な囲まれ感のある空間で安心して楽しめる。

トランク内に新設されたリヤストレージボックスに、外したアクリル製エアロボードを傷つけないように固定して収納できる。
透明なアクリル製の脱着式エアロボードはBピラーや後方から回り込む風を効率的に抑え、オープン時の空調や静音に貢献する。

ルーフを閉じればガラスウインドウで後方もクローズド状態となり、ハードトップクーペとほぼ同様の室内空間を実現。熱線による曇り止めのデフォッガーも装備している。

おすすめのバックナンバー

自動車業界 特選求人情報|Motor-FanTechキャリア

「自動車業界を支える”エンジニアリング“ 、”テクノロジー”情報をお届けするモーターファンテックの厳選転職情報特集ページ

motorfuntech

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ

Motor-Fanオリジナル自動車カタログ

自動車カタログTOPへ

Motor-Fan厳選中古車物件情報

中古車TOPへ