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バッテリーは充電→交換式になるのか!? 出川哲朗さんの「充電させてもらえませんか?」のフレーズは死語となる……かも? どうなる今後の電動バイク充電インフラ

  • 2019/03/15
  • 青木タカオ
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南の島のレンタル事業でバッテリー交換式がスタート

 バッテリーが切れたら交換するだけ。日本でも南の島で体験できます。石垣島では新しい観光手段のひとつとして、住友商事の100%連結子会社である株式会社e-SHAREが、ゴゴロ社製のバッテリー交換式電動スクーター(100台)を使ったシェアリングサービス「GO SHARE」を2018年2月より開始しました。

 貸出拠点はホテルや離島ターミナルで、さらにレンタカーからの乗り換え拠点も用意。バッテリーステーションは4ヶ所あり、新しいバッテリーと数秒で無料交換。原付1種モデルは4000円/24時間、2人乗りもできる原付2種は6000円/24時間と、低価格なのも魅力です。

 ゴゴロの鍵を見せると観光施設やお店で割引が受けられるなどのサービスもあり、ヘルメットやレインコートも無料でレンタル可能。1時間1000円(原付1種)からレンタルでき、とてもお手軽だといえます。

ついにホンダも宮古島で実用開始

 ホンダもソフトバンクやカレンスタイルと提携し、宮古島で“バッテリー交換式”といえるスタイルを試み始めました。二輪レンタル事業「宮古カレン」は、PCXエレクトリック(原付2種)で自然豊かな南の島を観光してもらうアクティビティとしていますが、利用者はバッテリー切れしたとき充電するのではなく、即座に“交換”ができるバッテリー交換ステーションに立ち寄る仕組みです。

 観光ルート上に16ヶ所ものステーションを設置し、いずれもカフェや食堂、お土産で、バッテリー交換もまた楽しい体験となるよう考慮されています。煩わしいバッテリー切れですが、出川さんの番組のようにそれもまた愉しみに変えてしまったのでした。

日本の都市部でも期待したい

 これは南の島のリゾートだからできるのでしょうか。いいえ、都市部でも試みる価値はあると思います。あらゆる場所が「バッテリー交換ステーション」あるいは「充電ステーション」になり得るはずで、既存のガソリンスタンドはもちろん、コンビニ、ショッピングモール、飲食店、駐車場、カー&バイク販売店、美容室、役所など候補を挙げたらキリがありません。

 もし、このバッテリーステーションが普及していくとしたら、ユーザーとして気になるのはA社とB社、C社それぞれでバッテリーの規格が異なり、利便性が悪くなってしまうことです。現状、各社のバッテリーは統一されておらず、もし同一に規格化されてしまえば、交換するのも充電するのもより便利なのは間違いありません。

 ビデオデッキを使っていた世代には懐かしい話しですが、かつてはVHSとベータ方式が混在し、覇権争いをしていました。いまはEVでの充電方式をめぐる戦国時代といえ、電動モビリティをもっと普及させていくには、メーカー間の壁を越えていかなければならない気がします。それはいつの時代も変わらないことではないでしょうか。

青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。モトクロスレース活動や多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディア等で執筆中。バイク関連著書もある。

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