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もはやターゲットはプリウスではない! ホンダ・インサイトで徹底的に走り込んでみた【インプレッション】

  • 2019/03/27
  • ニューモデル速報
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どっしりと安定しつつも一体感を感じるハンドリング

 パワートレーンは頼もしいだけではなく静かでドライバビリティにも優れた質の高いものだが、シャシー性能も相応にレベルが高い。ボディは剛性感が高く、リヤのサスペンションとタイヤがしっかりと大地を捉えているのが実感できる。そのため高速道路を走っていると、どっしりと落ち着いていてこの上ない安心感があり、どこまでも遠くへ走っていきたくなるほどだ。乗り心地に硬さはまったくないが、ソフト過ぎてフンワリしたようなやわな感覚はなく、安心感が高い。

 ステアリングフィールも優秀な欧州プレミアムカー並に絶品。直進時はニュートラルがわかりやすく、進路修正のための微舵に対する反応も確か。コーナーでステアリングを切り込んでいくとスムーズでありながら確実に曲がり始め、舵に対してリニアな感覚でノーズが動いていく。

 だからワインディングでの走りも望外なほど楽しめる。かなりのハイスピードになってもステアリング操作に対する正確性の高さが失われず、まさに思った通りの走行ラインへ車両をのせていける。その一体感の高さがとてつもなく楽しいのだ。そんなに飛ばさずに適度な速度でコーナーの連続を走っているぐらいの方が、良く出来たハンドリングをじっくりと堪能できたりもする。以前のホンダ車は快適性とスポーティさはトレードオフされることが多かったが、新世代プラットフォームは基本性能を大幅に高めているので、ハイレベルでの両立が実現したのだ。その上でアジャイルハンドリングアシストも効果を発揮。ステアリングを切る角度や速度からドライバーの意思を読み取って、コーナー進入時は内側のブレーキを掛けたり、脱出時は逆に外側にブレーキを掛けたりして、ライントレース性を高めている。制御感はほとんどないが、コーナリングの動きが滑らかなのは黒子的にアシストが入っているからだろう。

 もうひとつ走りで関心したのがブレーキだ。ハイブリッドカーやEVは回生協調制御をするからフィーリングに違和感が生じやすく、どこの自動車メーカーも苦労しているが、インサイトの電動サーボはかなり良い仕事をしている。街中や高速道路でも自然な感覚だったが、ワインディングをいいペースで走り始め、ブレーキを強く踏みこんでいったり、微細なコントロールを試みたりしても違和感はない。踏力に対して常に期待した減速感が得られ、ペダルストロークが変化するようなこともない。もしかしたら二代目インサイトと同じように回生と油圧の協調制御をしていないのかと疑うほどだが、もちろんそんなことはなく、回生も最大限に活かしている。

 モーター駆動がメインのi-MMDは低回転・大トルクの頼もしさ、静粛性の高さ、低燃費などで、乗用車にとってひとつの理想を叶えるパワートレーンと言えるだろう。EVやPHEVなどプラグイン・タイプINSIGHTではなくても、高い環境性能と先進的な走りが実現できるからだ。インサイトはそれに相応しいシャシー性能やデザイン、高い質感が見事に融合したモデルとなった。三代目となってどう変わるのかに興味があったインサイトだが、プレミアムカーと呼んでも差し支えないほどの上質さで、多くの自動車ユーザーを魅了することになるだろう。これぞまさに「すべての人に生活の可能性が拡がる喜びを提供する」というホンダらしいモデルなのだ。

最新のシートフレームにより心地良く、かつ疲れにくいシート。フロントは先代よりも座面、シートバック高さを拡大して安心感を高めた。リヤは座面下にIPUを搭載しながらも十分なクッション厚を確保。足元の広さにも余裕がある。また、写真の「EX・BLACK STYLE」はセンターにウルトラスエードを、サイド部に本革を配したコンビシートを採用しており、インサイトの上質さをさらに高めている。

インサイトがハイブリッドであることを忘れそうになるのが、このラゲッジ。通常状態でも519ℓの大容量を誇るが、さらにリヤシートはトランクスルー機構付きの6対4分割可倒式を採用。ノンハイブリッド車と変わらない使い勝手なのだ。これはIPUを小型化してリヤシート下に配置したおかげ。

主要諸元表
グレード:EX/EX・BLACK STYLE
寸法・重量
全長(㎜):4675
全幅(㎜):1820
全高(㎜):1410
室内長(㎜):1925
室内幅(㎜):1535
室内高(㎜):1160
ホイールベース(㎜):2700
トレッド(㎜):前 1545/後 1565
車両重量(㎏):1390
定員(名) :5
エンジン
型式 :LEB
種類:直列4気筒DOHC:
ボア×ストローク(㎜):73.0×89.4
総排気量(㏄):1496
圧縮比:13.5
最高出力(kW[㎰]/rpm):80[109]/6000
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):134[13.7]/5000
燃料供給装置:電子制御燃料噴射式(ホンダPGM-FI)
燃料タンク容量(ℓ):40(レギュラー)
モーター
型式:H4
種類:交流同期電動機
最高出力(kW[㎰]/rpm):96[131]/4000-8000
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):267[27.2]/0-3000
駆動用主電池 種類:リチウムイオン電池
トランスミッション
形式:―
第一減速比
電動機駆動:2.454
内燃機関駆動:0.805
第二減速比:3.421
駆動方式:FF
パワーステアリング:電動式
サスペンション:前 ストラット/後 マルチリンク
ブレーキ:前 ベンチレーテッドディスク/後 ディスク
タイヤ・サイズ: 215/50R17
最小回転半径(m):5.3
JC08モード燃費(㎞/ℓ):31.4
車両本体価格 :349万9200円/362万8800円

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