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  • 2019/04/28
  • 遠藤正賢

現代に蘇ったイギリスの名門「アルヴィス」4台が一堂に!【オートモビルカウンシル2019】

イギリス本社がレストアした2台のほか、日本初上陸となる「コンティニュエーション・シリーズ」2台を展示

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オートモビルカウンシル2019のALVISブース
約120台のヘリテージカーと新車、関連商品が集う展示会「オートモビルカウンシル」が、4月5日から7日まで千葉県の幕張メッセで開催。自動車部品卸売商大手の明治産業は、2010年にイギリスで復活し、昨年11月より日本での販売を再開したかつての自動車メーカー「ALVIS」(アルヴィス)として初出展し、日本初上陸のモデル2台を含む計4台を展示した。

PHOTO&REPORT●遠藤正賢(ENDO Masakatsu)
オートモビルカウンシル2019のALVISブース

 アルヴィスは1920年にT.G.ジョンがイギリス・コヴェントリーで創業した自動車メーカー。1925年に世界初の前輪駆動車を、1933年に世界初のシンクロメッシュを開発しレーシングフィールドでも活躍するなど、第二次世界大戦以前から戦後間もない頃まで、その高い性能と技術力で知られていた。だが1967年に自動車の生産を終了。その後は修理や部品の生産のみ継続していた。

 しかしながら2010年、アルヴィスの収集家でもある現在のアラン・ストート会長が「ジ・アルヴィス・カー・カンパニー」を立ち上げて復活。2017年には、1937年に当時のアルヴィス取締役会が生産を承認した「4.3リッター」シリーズ150台のうち1940年に製造工場が爆撃を受けて製造中止となった残り77台を再生産するほか、1967年の自動車生産終了時に残されていた約40台分の「3.0リッター」シリーズを現代に復活させる「コンティニュエーション・シリーズ」6モデルの限定生産を発表している。

 そして1933年創業の明治産業は、1953年に発足した関連会社の明治モータースを通じて1963年までアルヴィス車を販売。昨年創立85周年を迎えたのを機に、ジ・アルヴィス・カー・カンパニーと総代理店契約を締結し、日本での輸入販売を開始。メンテナンスは同社のグループ企業であるSeiken e-Garageが担当している。

1937年型アルヴィス「4.3リッター・ヴァンデン・プラス・ツアラー」

1937年型アルヴィス「4.3リッター・ヴァンデン・プラス・ツアラー」

 会場には、アルヴィス本社がレストアし、昨年11月に日本市場再導入を発表した際に披露された1937年型「4.3リッター・ヴァンデン・プラス・ツアラー」、1965年型「3リッター・パーク・ウォード・サルーン(TE21)」を展示し、それぞれ7800万円、2500万円で販売(発表当時の様子は下記記事参照)。

1965年型アルヴィス「3リッター・パーク・ウォード・サルーン(TE21)」

1965年型アルヴィス「3リッター・パーク・ウォード・サルーン(TE21)」

1937年型アルヴィス「3.5リッター・ランスフィールド・コンシールド・フード」

1937年型アルヴィス「3.5リッター・ランスフィールド・コンシールド・フード」

 さらには、1937年型「3.5リッター・ランスフィールド・コンシールド・フード」(現地工場渡し価格48万4500ポンド(1ポンド144円換算で6984万円)~)と、1966年型「3リッター・グラバー・スーパー・クーペ」(同36万9000ポンド(同5313万6000円)~)、「コンティニュエーション・シリーズ」のうち2モデルを、日本で初めて公開している。

1966年型アルヴィス「3リッター・グラバー・スーパー・クーペ」

1966年型アルヴィス「3リッター・グラバー・スーパー・クーペ」

 今回展示された4台はいずれも、息を呑むほどの豪奢さと凄みを兼ね備えており、道行く来場者も思わず足を止めて近寄り熱視線を注ぐほど。年内には現在製造中の「コンティニュエーション・シリーズ」日本第一号車が上陸する見込みだというが、戦前戦後のスーパーカー・超高級車が現役の新車として今の日本の公道を走れば、この会場内以上に注目を集めることは間違いない。

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