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フォルクスワーゲン・パサートTDIハイライン試乗記 from editor's room フォルクスワーゲン・パサートTDIは退屈そうに見えて、実は……

  • 2019/05/05
  • MotorFan編集部 吉岡 卓朗
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先進安全装備はいいが……

 自分でアクセルペダルを踏み込んで400Nmのトルクを味わってもいいが、このパサートはアダプティブクルーズコントロールが全車標準装備となる。前走車を検知すれば勝手に指定速度までの範囲で追従してくれるこの機能は快適だし、このパサートのように賢い加減速をしてくれるなら不必要な加減速が減って、燃費も向上するだろう。
 
 ふと足元を見ると、アクセルペダルの右にフットレストらしきものが備わっている。ACCでの追従時に使うのだろうか? 筆者はそこまで機械を信用できないので、ペダルから右足を離せなかった。ちなみにレーンキープアシストも備わるので、高速道路程度の曲率ならある程度車線をキープしてくれる。ただし、試乗した車両はやや直進性が低くく、この機能に頼る前にドライバーが修正舵をあてたくなる。ステアリング自体はロック・トゥ・ロックが2.8回転でややスローだが、もっと中立付近のしまった感じがほしかった。ほかにも高速巡航中に気になる瞬間があって、特に高速巡航中に1250rpm付近でディーゼルエンジン特有のカラカラ音が目立った。
 
 メーター読み100km/h(ちなみにGPSによる実測100km/hはメーター読みで104km/h)はトップの6速で1750rpm、5速で2000rpm、4速で2600rpmだった。最近のディーゼルモデルと比して、やや回転数が高めなので、ぜひ多段化を進めていただきたい。
 

 前述のデザインは好みの分かれるところだ。カラフルすぎるメーターパネルは、エクステリアの洗練された感じと異なり、違和感があったものの、総じて必要なスイッチや機能など現代のDセグメントに求められるクルマの機能は網羅しており、質実剛健を是とするかつてのフォルクスワーゲンの魂は生きていると感じた。
 
 今回試乗したのはセダンモデルだったが、Dセグメントのボディサイズから期待するよりも荷室(ゴルフバッグ4個収納可能で容量586ℓ)は広々としている。後席にはエアコンダイヤルも備わり、広々とした後席でくつろげる。横置きFWDセダンの教科書的クルマ造りが確認できた。


フォルクスワーゲン・パサートTDIハイライン
全長×全幅×全高:4785×1830×1470mm ホイールベース:2790mm 車両重量:1560kg エンジン形式:直列4気筒DOHCディーゼルターボ 総排気量:1968cc ボア×ストローク:81.0×95.5mm 最高出力:140kW(190ps)/3500〜4000rpm 最大トルク:300Nm/1900〜3300rpm トランスミッション:6速DCT タイヤサイズ:235/45R18 車両価格:489万9000円

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