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オーナー目線で勝手にインプレッション 連載第11回『よろしく! スズキ・ジムニーシエラ』 納車からはや1年……ワイパーを固定間欠から時間調整式に変える

  • 2019/05/14
  • MotorFanアーカイブ編集部 山口 尚志
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■交換部品の新旧、そしてスズキ・日産を比べてみる

 順序がくるっているが、新車装着品はずしたときに、取付前の新規注文品との比較写真を撮っておいたのでお見せしよう(誰が興味持つんだ、こんなもん)。

 上が車両についていたスタンダード品で、固定間欠用のワイパーレバースイッチ。

 下が今回購入した、時間調整付のスイッチ。

 「INT TIME」と記されたリング状のノブで間欠時間を調節する。





 その数、5段階。

日産車用のワイパーレバー(写真は前車ティーダ)。
 ティーダ、というよりは日産車は7段階だった。

上から順に、斜め、裏側、筐体裏、筐体ハンドルシャフト側、下部コネクターピン部分。
 
 
 あらゆる方向から撮ったものもお見せしよう。

 そうそう見られるものじゃないんじゃないかな。

 内部がどのようになっているのかは開かなかったのでわからないが、筐体の形が一部異なっており、新車標準品など、一部ふたが半透明になっている。

 ただし、接続時に車両側に接触する、ツメなどの形は同じだ。

 せめてここだけは同じでないと、きちんと取りつかないからだ。

 レバーを正位置から見たときの筐体下にある穴付きの筒は、さきにお見せした、上側ハンドルコラムカバーの取付穴。つまり上側コラムはレバースイッチ筐体を介して取り付けられていたわけだ。
  
 これは右側も同じで、ウインカーレバーの筐体にある穴がねじ穴で固定される。

 また、下側コネクターのピンの数が新車標準品(時間調整機能なし)のほうがひとつ多い。

 ただ、メーカー間ちがいについてついでにいうと、時間調整リングの向きがスズキ車と日産車とでは逆で、間隔を長くしたい場合は、日産車はリングを下にまわすが、スズキ車では上向きにまわさなければならない。

 慣れの問題ではあるが、見た目にも操作感からしても、私の性にあっているのは日産車のタイプのほうだ。


 どうせここまできたなら、マニアックだが、スズキ車と日産車(ここでは前車ティーダ)とでワイパー機能の比較をしてみよう。

 かなり細かいところまで話をするぞ~。

 OFFからレバーを下に向けて順次、INT(間欠)、LO(低速)、HI(高速)、上向き保持でMIST(保持している間だけワイパー作動)、レバー手前引きでワイパー連動ウォッシャーなのはスズキ、日産とも共通。

 異なるのはレバー先端のリヤワイパースイッチで、先端を上にまわしてリヤワイパーを作動させるのは同じまま、日産車はINTとON(フロントのLOに相当する速度での連続作動)だが、スズキでは普通車の半数(SX4クロス、エスクード、スイフト、同ハイブリッド、同スポーツ、バレーノ)のみがINTとONで、前記車以外の普通車と軽一連はINTのないただのLOのみ。

 日産車はレバーを向こうに押しやることでワイパー連動のウォッシャー噴出、スズキはノブまわしの上端下端がウォッシャー噴出で、OFFから下にまわしてワイパー連動のないウォッシャー液噴霧、ONのときにさらに上にまわすとウォッシャーが噴霧する。

 ただし、普通車INT付車は、OFFから下のウォッシャー作動時にワイパーも連動する(バレーノだけは説明書を見てもよくわからなかった)。


 スズキの取扱説明書で奇妙なのは、「……ONの上にあるウォッシャーマークまでまわしてあわせるとウォッシャー液が噴射し、同時にリヤワイパーも連動して動きます。ツマミから手を離すとONにもどります。」とある点だ。

 ツマミをウォッシャーマークにあわせた時点でいったんONを通過しているのだからこの表記はおかしいだろ。

 リヤワイパー作動中にウォッシャー液噴霧が加わるというべきだ。


 ……ワイパーごときで話が長くなりましてすみません。

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