Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • モーターファンテック
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. カタログ
  3. トヨタ|TOYOTA
  4. RAV4

本格性能を実現する独創技術の投入 トヨタRAV4のメカニズムを徹底解説!|SUVレビュー

このエントリーをはてなブックマークに追加

3種類の4WDシステムをラインナップ

4WDシステムは3種類。E-FourはHV専用で、後輪を独立したモーターで駆動。ガソリンエンジン車は、一般的な電子制御トルクスプリット方式の「ダイナミックトルクコントロール4WD」と、左右のリヤドライブシャフトに設けた多板クラッチで左右のトルク配分比も制御する「ダイナミックトルクベクタリングAWD」の2種類から選べる。

各部の統合制御を行なうAIM(AWD Intergrated Management)

運動性能の制御には、ブレーキやパワートレーン、電動パワーステアリングも統合制御するAIMを導入。オンロード用に「ECO」「NORMAL」「SPORT」の3モードが用意され、ドライバーの意図や走行シーンに応じて、スロットル応答やシフトスケジュール、操舵力やディスコネクトトルクベクタリング機能などが最適制御される。

個々の4WDシステムに適した制御モードを搭載

ダイナミックトルクコントロール4WDとダイナミックトルクベクタリングAWDには、オフロード用にふたつのモードを選択できる「マルチテレインセレクト」機能を装備。「ROCK&DIRT」は岩場などの荒れた道で使用するモードで、車輪の空転を素早く抑える方向でブレーキを制御。「MUD&SAND」モードは、車輪の空転を適度に許容してトラクション性能を確保し、大きな走行抵抗に打ち勝つ制御が行なわれる。E-Four の悪路用制御は「TRAIL」の1種類で、マルチテレインセレクトの「ROCK&DIRT」に近い制御になるそうだ。

プロペラシャフトの回転を断続するディスコネクト

ディスコネクト機構解説モデル
ボールペンのノック機構からヒントを得たというラチェット式のディスコネクト機構。リングギヤの内部で完結するコンパクトな構造だ。左図はシンクロ機構が付かないトランスファー側のもので、上半分がスリーブが抜けたディスコネクト状態、下半分がスリーブとリングギヤが噛み合ったコネクト状態を示している。

ドグクラッチ断続比較

真ん中に見えるのがドグクラッチ。このギザギザが、リングギヤの内側と噛み合う。左右で位置が異なるのがわかるだろうか。その左に見えているのがラチェット機構。ボールカムはラチェット機構のスリーブに隠れていて見えない。

新開発トルクベクタリング&ディスコネクト機構

リヤ駆動軸の左右に設けた湿式多板式のカップリングでトルクベクタリング機能を発生させ、トランスファーとリヤデフに設けたディスコネクト機構で低燃費も実現するのが、ダイナミックトルクベクタリングAWDだ。

左右独立の電子カップリングでヨーモーメントを発生

ダイナミックトルクベクタリングAWDには、ブレーキによるトルクベクタリングも統合したAIM(AWD Integrated Management)を採用。ブレーキ制御で旋回開始時のアンダーステアを抑え、コーナー脱出時にはカップリング制御でヨーモーメントを発生。常にニュートラルステアが維持されるよう制御が行なわれる。

引きずり抵抗の排除で高い燃費効果を発揮

トランスファーをドグクラッチで切り離せるツインカップリングAWDは他社にもあるが、カップリングを解放しただけでは、引きずり抵抗は避けられない。そこでリヤ駆動軸もドグクラッチで切り離し、ハイポイドギヤの回転を完全に止めて2WD走行時の損失を極限まで低減したのが、ダイナミックトルクベクタリングAWDの特徴だ。

モーターファン別冊・ニューモデル速報 ニューモデル速報 Vol.583 新型RAV4のすべて

初のトルクベクタリングAWDを含め3種の4WDを用意する本格SUV

ドライビングインプレッション
ライバル車比較試乗
開発ストーリー
メカニズム詳密解説
デザインインタビュー
使い勝手徹底チェック
バイヤーズガイド
縮刷カタログ

おすすめのバックナンバー

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ

Motor-Fanオリジナル自動車カタログ

自動車カタログTOPへ

Motor-Fan厳選中古車物件情報

中古車TOPへ