Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • Motor-Fan[モーターファン]
  • モーターファンテック
  1. TOP
  2. バイク
  3. ニューモデル

走行テストと議論を繰り返し、最終的に行き着いたこだわりの幅広ハンドル! 開発陣は「換えてほしくない」とキッパリ!! 耕耘機ハンドルなんてもう言わせない! 新型カタナのアップハンドル採用には理由があった。/スズキ

このエントリーをはてなブックマークに追加

余裕ある走りを生むための電子制御

 新型カタナには、モード1、2、3、そしてOFFが選べるトラクションコントロールシステムが搭載されていますが、大城さんはこれにより、「カタナとライダーとの距離が一気に縮まった感覚を感じていただけ、心に余裕ができることでライディングを楽しむ時間が増えると思います」と、言います。

「走行テスト中は、制御の自然な介入と一般道でも使えるトラクションコントロールシステムを目標に開発しました。もし制御が介入することで車体の挙動が乱れたら、ライダーのイメージから外れる動きをすると、バイクを信用できなくなってしまいます。それがツーリングの場合であれば、1日を楽しめませんよね」

 さらに、大城さんは続けます。

「雨天でも制御してくれるようセッティングしましたので、これ(トラクションコントロールシステム)は重宝していただける装備だと思います。エンジンと車体が素直であるからこそ、トラクションコントロールシステムと調和がとれました」

 新型カタナのアップハンドルは、操る楽しさを感じてもらうため。そして、トラクションコントロールシステムの装備は、心に余裕をもたらすためであることが、大城さんの話しでわかりました。

スズキ株式会社 二輪カンパニー 二輪管理部 技術品質評価グループ、大城光さん(写真右)。写真左は新型カタナのチーフエンジニア 寺田覚さん。

「新型カタナ」がストリートでエキサイティングなワケは、GSX-R1000(K5)エンジンにヒミツが隠されていた!!

新型スズキ・カタナにも採用されているローRPMアシストって何?〈GSX-R1000Rにも、SV650にも〉

【車体設計担当者に聞いた”新型カタナのコト”】 「フロントタイヤを潰してコーナリングするスポーティさが魅力なんです」/スズキ

【ズバリ140万円】遂に! 新型KATANA(カタナ)、価格とスペックが明らかに!/スズキ

レポーター:青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。最新バイク情報をビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説し、休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持されている。現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアにて執筆中、バイク関連著書もある。

おすすめのバックナンバー

バイク|令和元年(2019年)のトピックおさらい!

バイク|令和元年(2019年)のトピックおさらい! 一覧へ

解決します! 交通ルールの素朴なギモン

解決します! 交通ルールの素朴なギモン 一覧へ

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説 一覧へ