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いつの時代もトヨタRAV4とホンダCR-Vは、互いに切磋琢磨しながら成長してきた! トヨタ新型RAV4が5月の月販登録台数6817台で総合7位の快挙! ライバルの新型CR-Vに6.6倍の差を付けた要因は?

  • 2019/06/19
  • ニューモデル速報 森本 太郎
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2.ボディサイズ

新型RAV4
新型CR−V

 新型RAV4の3サイズ(全長×全幅×全高)は4610×1865×1690mm(Adventure)。対するCR−Vは4605×1855×1690mm(4WD)。スタイリングの印象はまったく似ていないが、数値を見ると驚くほどディメンションが近いのだ。全長も全幅も全高もすべて、0mm〜10mmしか違わない。

 先にデビューしたのはCR-Vで、初見での印象からすでに、フロントから見たときのボリューム感が際立っていた。実際のボディサイズから想像する以上に、CR-Vは堂々と、立派な体格に見えるのだ。これは、SUVとしては重要な要素だ。もうひとつ美点を挙げると、CR-Vは、4605mmの全長が信じられないほど、とくに後席に座ったときの広々感が格別だ。3列目仕様の実現にも、この絶対的な空間の広さが奏功している。

 RAV4のスタイリングのアプローチはCR-Vとまったく異なる。のだが、それでも共通するのは、こちらも寸法以上に大きく堂々と立派に見えること。とくに、フロントまわりは、北米向けタコマやタンドラにも共通する骨太で力強い意匠が採用されており、“強い顔”をはじめとする存在感の高さは競合車の中でも際立っている。

3.キャラクター

CR-Vは、2グレードのうち上級グレードでは本革シートも標準装備。木目パネルも相まって室内は上級サルーンのような雰囲気に包まれる。ハイブリッド車はシフトノブがなく、シフト操作はスイッチで行なう。
一方のRAV4は、CR-Vと比べカジュアルな印象のインテリアデザインを採用。シフトノブの横には、4WDモードのセレクトスイッチも。

 この点では、両車でまったく正反対のアプローチを採っているのが興味深い。CR-Vは徹底的に都会志向だ。もともとホンダのSUVはオフロード色が薄いが、新型CR-Vもそれに倣って都会的洗練を目指す。これは室内も同様で、上品に木目パネルを貼ったインパネや、明るいブラウンの内装色を一部に設定することからも、CR-Vは泥汚れを連想させない。同クラスの競合ライバルSUVの中で、オフロード指向向けのグレードや仕様をまったく用意しないのは、このCR-VとマツダCX-5くらいだろう。

 一方のRAV4は、CR-Vとは正反対に分かりやすいオフロードテイストやラギッド感を強調してきた。直線基調で無骨さも表現したエクステリアからも、3種類も用意された四輪駆動システムからも、四駆のスバルや三菱のお株まで奪うのか、というほどオフロード色を印象付ける。これには、CH-Rやハリアーの間に挟まれ、RAV4自体にも明確な個性が必須との思いもあっただろう。それ以上に印象的なのは、チーフエンジニアの言葉だ。年間世界販売台数83万台(2018年)と、SUV販売台数ナンバーワンの地位にありながら、「SUVらしくないSUVがこれ以上増えてしまったら、SUVそのものの魅力や寿命すら縮める」と、相当な危機感を感じていたことを否定しないのだ。

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