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オーナー目線で勝手にインプレッション 連載第13回『よろしく! スズキ・ジムニーシエラ』燃料残量警告灯を考えるⅡ ~バカ実験・旧シエラ、C11ティーダ、Z34フェアレディZの3車比較~

  • 2019/07/02
  • MotorFanアーカイブ編集部 山口 尚志
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前回の第12回掲載が5月末だったので、この第13回が2年目突入最初の記事である。今度こそリコールの話をしようと思ったのでありますが……。

TEXT/PHOTO●山口尚志(HISASHI Yamaguchi)

 ……ありますが!

 例によって突如として湧きあがった計画遂行で、本の売れない時代だというのにまた刊行作業に勤しんでいたのであります。

 歴代シリーズ最新刊「歴代フェアレディZのすべて」、本日2019年7月2日発売です。


●歴代フェアレディZのすべて(2019年7月2日(火)発売)

●全6世代のフェアレディZ を撮り下ろしました。
●2015年に刊行した「初代フェアレディZのすべて」から約4年ぶりにもう一度!
●現行Z34に乗った!
●Z34 NISMOにも乗った!
●2019年にもなって、いまさら2008年型のナビゲーションを検証!

 よろしかったらお近くの書店、弊社販売サイト、およびアマゾンなどでお求めください。

 前作「歴代いすゞセダン&クーペのすべて」の前の「新型/歴代ジムニーすべて」で、新型ジムニー&シエラの走行テストを行っているが、読者のみなさまに好評だったことに味をしめ、今回もわれわれ調子に乗って現行フェアレディZを借り出してテストを行ったので、気が向きましたらご一読願います。

 毎度毎度、製作作業は早めに取り掛かりたいのだが、例によって話が急浮上になっての着手になるものだから、結局は時間がない中の作業になってしまい、いつも辟易する。


 裏話をすると、本は私たちだけの作業だけで出来上がるのではない。

 記事原稿ならライター氏(書き手)の都合を聞いたうえで依頼しなければならない。

 書き手への原稿依頼は割合にすんなり進むのだが、なかなか難儀なのが撮影日程である。

 今回の「歴代フェアレディZ 」では、いま発売中の現行モデルを含む全6世代を撮影した。

 各車両の表紙用撮影、各ページへの掲載、ことに車両内外の詳細を解説する「使い勝手」ページ(この「使い勝手徹底チェック」という名称がなーんかおたくっぽいのが嫌で、タイトルを変えたいのだが)用の撮影は過去写真の流用ではなく、「この本のために撮影しました」といえるために新規で撮影することを常としているので、絶対に6台撮影しなければならない。

 今回はこの6台を3回(=3日間)に分けて行った。

 過去5世代のうち、初代S30、3代目Z31、4代目Z32、5代目Z33は日産の座間記念庫、2代目S130だけは横浜の日産グローバルギャラリーに特別展示中、そして現行6代目は都内の某公園・・・われわれが起用しているカメラマンはいつも同じ人だが、記念庫の4台撮影は、1台あたりの撮影点数からしてカメラマンと私の1チームでは不可能だ。

 私にとってはこれだけでややこしいが、整理するとこうなる。

  ・記念庫撮影だけ、カメラマンをひとり増やさなければならない。カメラマン2名、編集部立ち会い者2名の2チーム体制で、1日4台を撮る。
  ・モデルさんも全ページで同じ人を起用。
  ・まずは座間記念庫、日産ギャラリー側の都合を聞く。
  ・そして現行フェアレディZ Z34型の広報車両とその撮影場所である公園の確保。

 などなど。

 つまり、常連カメラマンとモデルさん、座間記念庫、日産ギャラリー、公園、Z34広報車を撮影日程に充てている3日間に、そして増員カメラマンを撮影1日目に、それぞれ拘束しなければならないのである。

 これらがひとつでも欠けるともうアウトだ。

 カメラマンは代わりがいるでしょうとなりがちだが、都合が悪いときだけ頼むようなことは、できることならしたくない。


 結論からいうと、みなさんの都合を聞くことからすべてを決めて固定させるまでを、ものの2日間で仕上げた。

 元来私の性格には合わないことなので、よくもまあ2日間でカタをつけたと思うが、編集業界にいるひとなら日常茶飯事のことで、私などはまだ楽をしているほうだろう。

 本の性格しだいではもっとたいへんな思いをしているひともいると思う。

 テレビなど放送業界のひとなど、何倍もの苦労だと思う。

 ドラマなんて想像を絶する。

 ある俳優さん(といっても、たまたま常連しているコンビニエンスストアの喫煙所で私に話かけてきたひとが役者さんだった)から聞いた話だが、やはり狙った撮影日に出演者を集合させるのは大変なことらしく、人が揃っている間にできる限りのシーンを撮りだめするそうな。

 ドラマは当然台本どおりになっていればいいわけで、撮影は台本の流れに準じていないという。

 そりゃそうだ。

 次に撮りたいときに刑事や犯人役のひとがいるとは限らない。

 役者陣がいるうちに撮ってしまうほうが賢明だ。

 台本どおりになどやっていられない。

 だから、サスペンスドラマなど、そのドラマの撮影第1回目がいきなり犯人を暴いて罪状を述べるシーンなどということもあるという。

 最初の撮影集合場所がどこかの崖っぷちで、その次が第2の殺人、その後第1の殺人シーンということもありそうだ。

 話に聞いてはいたが、これはなかなかたいへんなことである。

 考えてみたらわれわれも同じで、「歴代フェアレディZ」だって、掲載は初代、2代目、3代目・・・の順だが、撮影は初代、3代目、4代目、5代目、2代目、6代目の順だ。

 とまあ、裏話が長くなったが、雑誌製作に限らず、どの分野の仕事でもめんどうな作業というのはつきものである。

 自動車の設計や整備士、販売、ガソリンスタンド、クルマを離れてデパート、ホームセンター、料理人、大学の教授に小中高の先生、飲食業、魚屋、八百屋、肉屋、ふとん屋、スーパーマーケット・・・表からは見えないその裏がわに、人知れずの苦労やめんどうくさいことがそれぞれの分野で存在しているであろうことは想像に難くない。

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