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  街中ビュンビュンの機動力に惚れた! CRF250M試乗レポート/ホンダ

  • 2019/07/06
  • 佐藤恭央
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CRF250Lをベースに17インチ化したCRF250Mは、実質的にXR250モタードの後継機と言える。アップライトなポジションと軽量な車体で街中をビュンビュン駆け回る、スーパーモタード独自の機動力は侮るべからず!

REPORT⚫️川越 憲(KAWAGOE Ken)
PHOTO&EDIT⚫️佐藤恭央(SATO Yasuo)

ホンダ・CRF250M……538,920円

カラーはエクストリームレッドのみ。ホンダのモトクロッサー、CRF-Rを彷彿とさせる外観がスタイリッシュ!

目線が高く、先を読んだ走りができる!

 2012年5月に発売されたオフロードモデルCRF250Lをベースに、その翌年発売されたモタード仕様。実車を初めて見た時に、思わずカッコいい、と唸ってしまったモデルだ。
 ベースとなったCRF250Lとの外観の違いは、カラーリングの他は、ほぼタイヤのみ。それと、フロントの大径シングルディスクくらいだ。前後17インチのオンロードタイヤを装備するほか、フロントブレーキにΦ296mm大径シングルディスクが採用されている。外観からは分からないが、フロントサスペンションの倒立フォーク、リヤのモノサスペンション共にセッティングを変更し、オンロードの性能が強化されている。

 CRF250Lには、2017年の仕様変更前の先代モデルを試乗したことがある。その車両から比べると、ポジション等は変わらないが、乗り味が劇的に違う。タイヤを換えるだけで大きく変わる見本のようだ。また、サスペンションのセッティングやフロントブレーキの違いも大きい。CRF250Mは、フロントにしっかり荷重をかけ、制動力もフロントブレーキを積極的に使う、ロードスポーツになっていた。
 試乗したCRF250Mは2017年2月に熟成が図られた2代目。より扱いやすいエンジン特製とするためにスロットルボディの大径化、コネクティングチューブを100mm延長。さらに、エキゾーストパイプの管径を拡大することで高回転域の出力もアップさせた。また、マフラー構造の変更で、歯切れの良いサウンドの演出や軽量化も図られている。装備面ではメーターに、速度計、回転計、燃料計、時計、各種コーションランプを表示するフルデジタルメーターも装備されていた。

街中からダートまで、許容範囲は広い!

 オフロード用のタイヤから17インチのオンロードタイヤへの換装は、スーパーモタードが流行り出した頃、カスタマイズされた車両が街中を走っているのを見たことがあったが、正直、見た目にもバランスが悪くて、乗るのは大変だろうなぁと思ったものだ。その点、このバイクは市販車だけあってバランスも良く、なにより安心だ。モトクロスの市販レーサー「CRF450R」を彷彿させるカラーリングもカッコいい。
 エンジンをかけると、ドルルッと意外に勇ましい排気サウンドが発生。エンジンはCBR250Rの水冷単気筒がリファインされている、と聞いていたが、CBR250Rの少し朴とつなトットットッという排気サウンドからすると、同じエンジンとは思えない。2017年2月のマイナーチェンジで、よりスポーツを強調する味付けに変わったと思われる。
 シート高は855mmと高めてシートも硬めだが、サスペンションの沈み込みが大きく、シートがスリムで足を真っ直ぐ降ろしやすいため、足つき性は悪くない。

 走り出してまず感じたのが、前後サスペンションの初期摺動性の良さ。スプリングが柔らかめでふわふわとした乗り心地だが、ハードブレーキングでは奥で踏ん張る特性が実感できた。街中で走るなら3速5000rpm前後で60km/hが心地よい。4000rpm~7000rpmが最もトルクの出るゾーンだ。8000rpmからレッドゾーンの105000rpmまで、単気筒とは思えないほど軽く回るが、9000rpm以上は排気サウンドの唸りに比べてトルク感は薄くなる印象だった。ちなみに3速60kmで5000rpm、6速100kmで6000rpmと、一般道、高速道路ともに、扱いやすいギア比と回転域でトルクが出やすい設定となっている。

 試乗していて最も魅力に感じたのは、市街地の渋滞でもストレスなく走ることができること。アップライトのポジションは目線が高い位置になり、先を読んだ走行ができる。あまりジェントルとは言えないが、軽量&スリムなので渋滞にも強い。あらゆるカテゴリーのバイクで街中を、よーいドン競争をすると、タイム的にも疲れにくさもトップクラスに位置するのではないかと思う。安全性の面を考えると、街中を走るにはフロントにABSが欲しいかなと、と思うくらいだ。まあ、コンセプトがスーパーモタードなので、そこは必須ではないだろう。
 スポーティな走りも試してみたが、足回りのグレードが高く、フレームの剛性がエンジンパワーに勝っているので、少々ラフな走行をしても破綻することが無い。ダート走行に不慣れなライダーでも(もちろん無理は禁物だが)不整地を楽しめる走りはすぐにできるようになる、と思われる。普段は通勤・通学に使用し、休日はしっかりとした装備でフラットダートで汗を流す。そんなふり幅の広さが楽しめるバイクだ。

●足つきチェック(ライダー身長182cm)

シート高は855mmと数値だけ見ると手ごわそうだが、前後サスペンションの沈み込みが大きいことと、シートの形状がスリムなので、標準的な体型のライダーなら両足が接地して、不安を感じることはない。足つき性は身長や足の長さより体重に大きく左右される。

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