Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • Motor-Fan[モーターファン]
  • モーターファンテック
  1. TOP
  2. バイク
  3. ニューモデル

スズキは隠れ名車を数多く輩出してきたが、現行車ではその筆頭にあるのかもしれない……!? ”軽い”&”パワフル”&”高速も乗れる” スズキ・ジクサーの欠点を見つけてみようとしたが……

このエントリーをはてなブックマークに追加

これぞライトウェイトスポーツ!!

 走りもキビキビし、予想を上回るスポーティさです。正立式フロントフォークはインナーチューブ径が41mmとしっかり太く、ハードブレーキを掛けても踏ん張りが効きますし、衝撃吸収性も上々。リアサスペンションも7段階のプリロード調節が可能なモノショックが採用され、段差に乗り上げて大きな衝撃を受けても持ちこたえ、過酷な使用環境で鍛え上げられた足まわりと車体であることがわかります。

 ライトウェイトスポーツらしい軽快なハンドリングで、エンジンパワーを使い切ってのスポーツライディングはエキサイティング。シフトチェンジを駆使して走らせるのが、もう楽しくて仕方ありません。細身のタイヤでヒラヒラと身のこなしが軽く、そのうえトラクションも前後輪から感じられます。

 エンジンはボア56.0mm ×ストローク62.9mmのロングストローク設計で、低中回転域で力強いトルク型。ワイドレンジで街乗りしやすく、加速も怠くありません。上り勾配でも元気にのぼっていくし、高回転域も粘り強くパワーを絞り出していきます。

 重量的にはかなり不利となるセンタースタンドを備え、実用性も重視。きらびやかなところはないかもしれませんが、質実剛健とはこれを言うのでしょう。かなり“お得”で、かなり“使える”というスズキらしいモデルといえるのではないでしょうか。非の打ち所がありません、高く評価されるべきだと思います。

おすすめのバックナンバー

バイク|令和元年(2019年)のトピックおさらい!

バイク|令和元年(2019年)のトピックおさらい! 一覧へ

解決します! 交通ルールの素朴なギモン

解決します! 交通ルールの素朴なギモン 一覧へ

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説 一覧へ