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メルセデス・ベンツ初のEV「EQC」が日本上陸! 名騎手、武豊とともに初披露

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メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長とともに登壇した世界的騎手の武 豊(右)さん。

メルセデス・ベンツ初の電気自動車、EQCがいよいよ日本に上陸した。CHAdeMO(チャデモ)に対応するほか、バッテリーや充電に関係するさまざまな保証やサポートを用意。車両価格は1080万円(10%消費税込み)で、デリバリーは10月からとなる見込みだ。同時に、発表記念特別仕様車「EQC Edition 1986」が55台限定で販売されることもアナウンスされた。

前後アクスルにそれぞれひとつずつモーターを配置

 すでに欧州では発売されていたメルセデス・ベンツEQCが、日本でも正式に発表された。

 まずは車両概要をおさらいしよう、前後アクスルにそれぞれモーターが搭載され、ふたつのモーターの総合最高出力は408ps、最大トルクは765Nmとなる。低中負荷領域ではフロントのモーターのみで走行し、必要に応じてリヤのモーターを稼働させる。0-100km/h加速は5.1秒で、最高速度は180km/h。WLTCモードによる航続距離は400kmとされている。普通充電での充電時間は約13時間、急速充電では約80分だ。

万全のサポート体制を構築

 EVを購入する上で気になるのは、バッテリーや充電など、内燃機関モデルと異なる部分についてだろう。

 メルセデス・ベンツ日本では、下記のようなプログラムを用意している。

●5年間、10万kmまでの一般保証と無償のメンテナンスプログラム「EQケア」を全車に標準設定。
●高電圧バッテリーは8年または16万km以内で、サービス工場の診断機により残容量が70%に満たないと診断された場合の保証を付帯。
●家庭用の6.0kW(30A)対応の交流普通充電器本体を無償提供するほか、設置に懸かる費用負担を軽減するために10万円のサポートを実施する。

 グレード構成および価格は下記の通り。

●EQC400 4MATIC:1080万円
●EQC Edition 1886:1200万円

 EQCは2019年10月以降の登録&デリバリーを予定しているため、上記価格には10%の消費税が含まれている。

 なおEdition 1886はカール・ベンツとゴットリープ・ダイムラーがそれぞれ内燃機関による自動車を発明した1886年に由来し、特別な内外装を与えられた55台の限定モデルだ。

メルセデス・ベンツのブランドアンバサダーに就任した武 豊さん(右)。「武さんがクルマに求めるものは?」との質問に「走り、曲がり、止まる、がしっかりしていること。少しでもおかしな所があると気になってしまうんです」との答え。さすが一流ジョッキー!

 今回のローンチに合わせ、EQC開発責任者のミヒャエル・ケルツ氏も来日した。氏のインタビューは7月5日(金)に公開予定。

 EVに相応しい先進的なデザインながら、メルセデスならではの上質さも湛えたインテリア。10.25インチのディスプレイをふたつ並べ、一枚のガラスカバー覆った大型パネルが特徴的だ。

 奇をてらったところはなく、ほかのメルセデスから乗り換えてもすぐに馴染める運転環境に仕立てられている。

 ラゲッジスペースは約500Lとアナウンスされている。

WQCのリチウムイオンバッテリーはザクセン州カメンツにあるダイムラーの100%子会社である「ドイチェ・アキュモーティブ社」によって生産される。モーターを含む駆動モジュールはハンブルク工場、そして車両組み立てはブレーメン工場で行われる。

メルセデス・ベンツ EQC400 4MATIC
全長×全幅×全高:4761×1884×1623mm ホイールベース:2873mm 駆動方式:2モーターAWD バッテリー:リチウムイオン(80kWh) 車両重量:2495kg 最高出力:300kW(408ps) 最大トルク:760Nm WLTCモード航続距離:400km NEDC航続距離:445-471km 0-100km/h加速:5.1秒 最高速度:180km/h(リミッター作動)

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

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