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なぜゆえに“200”なのかバーグマン…!? その理由をさぐってみた これは中途半端! ……ではなく絶妙サイズ。 250でも125でもないバーグマン200/スズキ

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バーグマン200ディテール解説

独立2灯式のマルチリフレクターヘッドライトとボディにビルドインしたウインカーが、スポーティなフロントマスクを演出。ロービームでは片側のみ点灯し、両方が点灯するのはハイビーム時のみです。

13インチホイールに、溝が多く排水性に優れるIRC製のバイアスタイヤを履きます。ブレーキキャリパーは片押し2ポット式です。ABSや前後連動機能は備わっていません。

ロングタイプのウインドスクリーンは人間工学に基づき設計され、風洞実験から得た滑らかな曲面形状によって高い整流効果を発揮。スクリーン下部の通気ダクトは風の巻き込みを軽減します。また、ハンドルには樹脂製のカバーが与えられ、ラグジュアリーなムードとなっています。

アナログ式のスピードメーターを左に、タコメーターが右に配置されたインストルメントパネル。中央のマルチファンクション液晶に時計、オド/トリップ、燃料計、燃費計などの情報を機能ごとにわけて表示しています。

フロントパネルには2つのグローブボックスがあり、下段は広く容量6L、最大積載許容重量1.5kg。スマートフォンの充電などに重宝するアクセサリーソケット(DC12V)も左側に備わります。

右上のミニボックスは容量1L、最大積載許容重量0.5kg。ボタンを押すとリッドが開き、反時計まわりに約90度回転させると開口部が大きく開き、モノを出し入れしやすくなります。

スイッチボックスは標準的な装いで、何も戸惑いはありません。ハンドル右にはハザードスイッチが備わっています。

250ccスクーターに近い座面の広いシート。股下が絞り込まれ、足着き性を考慮した形状です。またパッセンジャーのためのグラブバーが大きく、2人乗りでのコンフォート性も追求していることがわかります。

シート下のトランクスペースは、容量41L、最大積載許容重量3kgで、ヘルメット2個を収納できるキャパシティを確保しています。広く浅い形状で、ヘルメット2個を入れる場合は写真のように1つを横向きにするといいでしょう。

シートが開くと同時に照明が点灯し、夜間の使用にも便利です。シートを閉じれば、自動的に消灯します。

片押し1ポットキャリパーを用いたディスク式ブレーキをリアにも採用し、安定した制動力とコントロール性を実現。右側に大きなサイレンサーを配置し、迫力あるリヤまわりを演出しています。

250ccビッグスクーターを彷彿とさせるボリューム感のあるテールエンド。フロントまわりはコンパクトで、狭いところも行ける走行フィールですが、リヤビューはどっしりとしていて堂々としています。

■バーグマン200 主要諸元
型式 2BK-CH41A
全長 / 全幅 / 全高 2,055mm / 740mm / 1,355mm
軸間距離 / 最低地上高 1,465mm / 130mm
シート高 735mm
装備重量 ※1 163kg
燃料消費率 ※2
 国土交通省届出値:定地燃費値 ※3 36.0km/L(60km/h) 2名乗車時
 WMTCモード値 ※4 30.3km/L(クラス2、サブクラス2-2) 1名乗車時
最小回転半径 2.5 m
エンジン型式 / 弁方式 H405 ・ 水冷 ・ 4サイクル ・ 単気筒 / SOHC ・ 4バルブ
総排気量 199cm3
内径×行程 / 圧縮比 69.0mm × 53.4mm / 11.0
最高出力 ※5 13kW〈18PS〉 / 8,000rpm
最大トルク ※5 16N・m〈1.6kgf・m〉 / 6,000rpm
燃料供給装置 フューエルインジェクションシステム
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式
潤滑方式 圧送式
潤滑油容量 1.5L
燃料タンク容量 10L
クラッチ形式 自動遠心式
変速機形式 Vベルト無段変速
変速比 2.419 〜 0.787
減速比(1次 / 2次) 2.750 / 2.923
フレーム形式 パイプアンダーボーン
キャスター / トレール 27゜00' / 93mm
ブレーキ形式(前 / 後) 油圧式シングルディスク / 油圧式シングルディスク
タイヤサイズ(前 / 後) 110/90-13M/C 55P / 130/70-12 56L
舵取り角左右 40°
乗車定員 2名
排出ガス基準 平成28 年国内排出ガス規制に対応

※1 装備重量は、燃料・潤滑油・バッテリー液を含む総重量となります。 ※2 燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。 ※3 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。 ※4 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。 ※5 エンジン出力表示は「PS/rpm」から「kW/rpm」へ、トルク表示は、「kgf・m/rpm」から「N・m/rpm」へ切り替わりました。〈 〉内は、旧単位での参考値です。■車体色はモニター表示のため、実物とは異なる場合があります。■仕様および装備は、予告なく変更する場合があります。

テスター:青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。最新バイク情報をビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説し、休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持されている。現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアにて執筆中、バイク関連著書もある。

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