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【世界初試乗】マツダCX-30には大ヒットの予感しかない!|SUVレビュー

  • 2019/07/15
  • MotorFan編集部
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CXシリーズとして、初めて車名が二桁数字となるCX-30に試乗する機会を得た。CX-3よりもひと回り大きく、CX-5よりもコンパクト。まさに日本の、そして世界の多くのカスタマーがどんぴしゃと感じるサイズだ。走りはどうかと言えば、新開発プラットフォームの採用で、SUV離れした俊敏性と快適性を披露。これは大ヒットの予感である。

REPORT●石井昌道(ISHII Masamichi)

CX-3とCX-5の間を埋めるジャストサイズ!

 Mazda3と同じく新規プラットフォームを採用した新しいクロスオーバーSUVのCX-30。BセグメントのデミオをベースとしたCX-3よりもひとクラス上のCセグメントとなるのが違いで、新たに数字が二桁になり、何やらポートフォリオがわかりづらくなった。

 いま思えばCX-3をCX-2にしておいて、このCX-30をCX-3として売り出せば収まりが良かったのだろう。ちなみにCX-4は中国市場向けモデルですでに使われている。

 ともあれ、サイズのギャップが大きかったCX-3とCX-5の間を埋める都市部でも使いやすいクロスオーバーSUVが生まれてきたことを歓迎する人は多いはずだ。

 ボディサイズは全長4395×全幅1795×全高1540mmでホイールベースは2655mm。Mazda3よりも全長を65mm、ホイールベースを70mm短くして取り回しを良くするとともに、全幅は扱いやすさの目安となる1800mm以下、全高は立体駐車場対応の1550mm以下と、都市生活者に理想的なスペックとなっている。それでいて居住性はCX-3を上回り、大人4名が無理なく過ごせる空間になっている。

 前席のカップルディスタンスはCX-5並みに確保され、後席のニールームやヘッドルームも、デザインコンシャスなエクステリアから想像するよりもずっと広い。深化した魂動デザインによる美しさとパッケージングをチェックしただけで「これは売れるな!!」と確信せざるを得ない。

 ドライバーズシートに乗り込んでみると、まず視界がいい。デザインと視界は相反する要素とも言われるが、Aピラーの角度や細さ、ドアミラーとの間隔などがよく考えられていて、街中の交差点などで気になる斜め前方視界をしっかり確保。ほどよく高めのアイポイントで見晴らしもいい。これだけ流麗なクーペ風ルックなのに斜め後方も案外と視認しやすいのだから立派だ。

 シートはMazda3と同様に、骨盤を立てたポジションとなるもの。ドライバーが無意識にバランスが取りやすくなり、より人馬一体感が増すという新しい考え方だ。Mazda3に比べるとアップライト気味になるため、少し感じ方が違うというか、運転中にだらけてお尻が前方にずれていくと骨盤立てのご利益が薄れ、座面も短く感じてしまうので、少々意識的にお尻と背中をピタリとシートバックに当てて座る必要はあるように感じた。

 走り始めてからもヒットの予感は続く。Mazda3からの新世代車両構造技術であるスカイアクティブ・ヴィークル・アーキテクチャーは、滑らかな動きとNVH(ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス)が極めて低く抑えられ、並外れた上質感がもたらされるのが特徴だが、CX-30でもそれは大いなる武器になっていた。

 走り始めて交差点を2つ3つクリアしただけでも、そのスムーズなタイヤの転がり感、サスペンションのしなやかさ、耳に優しいノイズ性能などで「これはいいクルマだ」と実感させるのだ。

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