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リッタークラスでわずか178kg、それだけでも価値がある。|ドゥカティ・ハイパーモタード950試乗

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カテゴリーとしてすっかり定着したモタード系モデル。もともとはモトクロッサーに小径オンロードタイヤを履かせたのが始まり。オン・オフ複合コースで各ジャンルの強豪ライダー達が競い合ったスーパーバイカーズがアメリカで人気を呼び、その後欧州にも飛び火し、専用マシン開発へと発展。立役者のひとつがこのハイパーモタードである。

REPORT⚫️近田 茂(CHIKATA Shigeru)
PHOTO⚫️山田俊輔(YAMADA Shunsuke)

ドゥカティ・レッド

◼️ドゥカティ・ハイパーモタード950.......1,699,000円

左は戦闘力が高められたスペシャルカラーのハイパーモタード950 SP.......2,190,000円
くちばしをイメージさせるアップフェンダーをマッチしたフロント・マスクデザインがユニーク
全体の雰囲気が巧みに表現されたデザインスケッチ

 見るからにヤンチャな雰囲気が漂うモタード系だが、舗装路で速さを競い、時にドリフトを決めてコーナーを抜ける様は、それはもう見るものを魅了する迫力がある。
 そんな走りを披露するには、どんな場面でも俊敏に走る十分な動力性能と思いのままに扱える軽快な操縦性が必要。もちろん強力なエンジンパワーには、意のままになるパワーコントロールのしやすさも重要である。
 排気量の大きなエンジンをスリムで軽量な車体に搭載。その意味でドゥカティのLツインは好都合である。幅の広いハンドルで腕の立つライダーがアグレッシブにマシンを走らせると向かうところ敵なしのハイパフォーマンスを発揮。サーキットでの高速走行等を除けば、ストリート最強の走りが期待でき、そのポテンシャルに何とも凄味が感じられる。
 
 外観デザインもくちばしを思わせるフロントフェンダーが特徴的。タンクシート、フレーム、そしてエンジンがおりなす塊を中央に集中させたフォルムが、精悍な雰囲気をかもしだしている。アルミニウム製部品の多用等で前モデルより4kgの軽量化を達成。1Lクラスで乾燥重量178kgは立派である。

 そして937ccのLツインエンジンは114ps/9000rpmの最高出力を発揮。最大トルクは9.8kgm/7250rpmを誇る。しかも最大トルクの80%は3000rpmも回せば発生してしまう幅広く柔軟な出力特性の発揮が見逃せない。
ボッシュ製6軸慣性測定ユニットを装備する最新の電子制御デバイス満載で、ヤンチャな走りもステディに制御されるから安心感も高いのである。 

ワイドバンドで高トルクを発揮しスロットルレスポンスに優れる出力特性を発揮する。

跨るだけでその気にさせるオーラがある

こんな芸当! 僕にはとうてい真似できないけど、バイクのキャラクターが良く伝わる写真である。
マシン(あえてそう呼びたくなる)に跨がると少し腰高で足つき性もいまいちだが、不思議と不安感を覚えないのは、1Lクラスのわりに車重がそれほど重くは無いこと。そしてもうひとつ決定的なのが、幅の広いハンドルが効いて、操舵感が実に軽い。ハンドル位置も高めなので、車体の引き起しもスイッと軽く扱えたのである。
 なるほど、この軽快さなら自由自在に扱える気分になってくる。実際、その操縦性は軽快でUターンも含めて思い通りになる。良い意味でミドルクラスに乗るような雰囲気。少し背筋が伸び、肘を張ってワイドなハンドルを握ると、何だかイケそうな気になる。なるほどアグレッシブなムードも満点だ。
 
 実際、アクセルをひと開けすると、怒濤の加速力を発揮でき、その俊敏な動力性能は誰にも負けない気分にさせてくれる。ストリートを走る時、筆者は自然とエコランに努める走り方をする癖が身についているのだが、右手の操作と後輪駆動力とのダイレクト感、その気持ちよさを覚えてしまうと、ついついワイドにかつ積極的に開けて豪快な加速力を楽しんでしまっていた。
 この排気量にしてこの強烈なパワー。本来ならちょっとビビってしまう程のパフォーマンスだが、最新の各種電子制御デバイス満載で、ライダーのやり過ぎを賢くカバーしトルク制御してくれるので、失敗しにくい安心感もハンパ無いのである。
 
 レーサーレプリカの一種であり、スポーツ道具としての仕上がりと総合性能の高さは一級のものがある。ライダーにテクニックさえあれば、写真の様な走りだって可能とするポテンシャルの高さには脱帽。
 
 もちろんそこまで上達しなくても、交差点をヒョイと曲がってちょっと強めに立ち上がるだけでも気持ちよい。ブレーキコントロールも極めて、峠道をアグレッシブに走る楽しみも侮れないのである。 
 市街地から郊外を散策するだけでも、いつもと違う心拍数の高さに気付く。若さが爆発する感じか、そんなエキサイティングな乗り味が正直、魅力的に感じられた。

⚫️足つき性チェック(ライダー身長168cm)

跨るとかなり腰高な印象。シート高は870mm(950SPは890mm)。ご覧の通り両足はつま先立ちとなる。

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