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北米で欧州で、期待のマツダ3は売れているか? 欧州でSKYACTIV-X搭載グレードはどうなのか?

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マツダの新世代商品群の第一弾、MAZDA3

北米でのマツダの最新販売データが発表された。2019年10月のデータである。マツダの北米部門であるMNAO(マツダ・ノースアメリカ・オペレーションズ)によると、2019年10月の販売台数は、前年同月比4.5%プラスの1万9520台だった。

台数は前年マイナスだが、AWDモデルの投入で上級価格帯のカバレッジが拡大

 マツダの北米でのセールスは、まだ好調とは言い難い。とはいえ、CX-3、CX-5、CX-9のクロスオーバー系の販売は好調だ。この3モデルの販売台数は、昨年同月比でプラス18.7%である。とくにCX-5は、1万970台というセールスを記録している。
 販売台数ベースで見ると、不調なのは、マツダ3、マツダ6、MX-5 Miata(ロードスター)の3モデルだ。新型マツダ3は、現在のところ2.5ℓのガソリンエンジン仕様のみが販売されているが、まだ前モデルの実績を超えていない。価格が前型より上がったことが販売台数に影響を与えていると推測できる。これについては、後述する。

モデル別の10月の販売台数
マツダ3:3481台(前年同月比マイナス15.0%)
マツダ6:1095台(同マイナス41.0%)
MX-5ミアータ(ロードスター):494台(同マイナス10.7%)
CX-3:1386台(同プラス31.7%)
CX-5:1万970台(同プラス18.3%)
CX-9:2094台(同プラス13.3台)

 1-10月の販売実績は、22万7687台で昨年同期比マイナス10.3%となっている。1-10月の販売実績で昨年を超えているモデルはない。

北米でのマツダ3の販売状況。より高価格のAWDモデルの投入が奏功しているのがわかる。台数的には量販価格帯で苦戦している

 とはいえ、マツダが11月1日に行なった「2020年3月期第2四半期決算発表」の資料によると、販売台数は対前年でマイナスとなっているが、インセンティブ抑制を継続し、台当たりの収益は改善しているという。

 マツダ3は、ハイグレードモデルの販売が好調で、前型がFFのみであったのに対してAWDモデル(より高価格)が売れることで想定通りの上級価格帯のカバレッジ拡大に成功している。苦戦しているのは、量販価格帯モデル(エントリー価格に近い価格帯)で、これについては2020年MY(モデルイヤー)から対策(試乗機会の早出)を実施しているという。

期待のSKYACTIV-Xエンジン。欧州では初期受注の6割がXだという。日本でも10月30日に正式に認可が下りた。街を走り始めるのはもうすぐだ

 マツダ3がすでに販売されている欧州では、日本に先行してSKYACTIV-Xエンジンを選ぶことができるが、初期受注ではなんと約6割がSKYACTIV-Xだったという。初期受注だから、いわゆるアーリーアダプター(新しもの好き)がオーダーしていると推測できるが、それにしても想定以上の割合だろう。

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