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グローバルモデルの日本への最適化 トヨタ・カローラのメカニズムをピンポイント解説!

  • 2019/12/13
  • ニューモデル速報
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新プラットフォームの採用で強化された骨格

プリウスやC-HRで実績のあるGA-Cプラットフォームをベースに構築された新型カローラのボディ。骨格構造の合理化に加え、結合部の形状進化や構造用接着剤の導入などで、従来型に対して捩り剛性は約67%高くなっている。

国内仕様のために外板のほとんどを専用設計

全幅の縮小には、ドアパネルや前後バンパーを縮小して対応。図では重なっていて見にくいが、フロントフェンダーも日本専用品だ。全長も短くなったため、ルーフパネルも変更になった。ボンネットはハッチバックがアルミ合金であるのに対し、セダンとワゴンは鋼板製だ。

生産技術と生産工場の協力で狭くなった全幅に対応

グローバルモデルに対して全幅を片側22 ㎜狭めた結果、工場でドアガラスを取り付ける際の作業性悪化が予想されたが、生産技術や工場部門と早い段階から検討を実施。内部構造も日本専用とすることで解決を図った。

室内のトリム類も国内向けの専用設計

フロントドアを従来型と同じ幅まで開けた際、乗降スペースも同等が確保できるよう、ドアトリムも日本専用に設計。腰の動線と重なるアームレスト後端部を16㎜追い込み、従来型同等のスペ ースを確保した。

高強度部材を効果的に配置

床まわりの骨格構造は、GA-Cプラットフォーム共通。前面衝突荷重はトーボードに配置されたホットスタンプ材(1500MPa級)の骨格を通じてサイドメンバーやサイドシルへと分散。サイドシルと後席足元のクロスメンバーには、超高張力鋼板が使用されている。

ドアミラーさえもつくり変え日本の環境にアジャスト

実質的な最外側となるドアミラー間の幅も、グローバルモデルより縮小。取り付け位置を16㎜高くし、ミラーハウジングも新設計(専用の金型が必要になる)。ミラー格納時の全幅は、グローバルモデルより34㎜狭くなった。

薄型レンジの鉄対策にも工夫がこらされる

セダンはリヤコンビネーションランプも専用設計。全長の縮小とトランク容量を両立させるため、グローバルモデル比で18㎜の薄型化を行なっている。バルブとレンズ面が近付くことによる熱対策には、上に放熱空間を確保して対策された。

各部の吸遮音対策により静粛性が高められた

ダッシュパネルには、エンジンルーム側にもキャビン側にも吸遮音材を配置。エンジンルーム下もアンダーカバーで覆い、放射音を抑えている。リヤフェンダーライナーは、吸音効果を持たせた不織布製だ。

グリルシャッターの採用でバイブリッドの性能を向上

頻繁にエンジンを停止するハイブリッドモデルには、フロントグリルに電動開閉式のシャッター機構を装備する。暖機の促進及び、エンジン停止時に水温低下を防ぐことと、空力性能を向上させるのが目的だ。

車体下面にも徹底した空力対策が施される

ハイブリッドモデルは床下のほぼ全面を空力カバーで覆っている。「a」で示されているのが、軸方向の渦を発生させ、ボルテックス・ジェネレーター効果で直進安定性を高める「エアロスタビライジングフィン」。

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